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香りの記憶

ちょうど先日、「香り」の事を主人が話してきたので、ツラツラと書いていきます。


「オレ、どこか、白檀(ビャクダン)の匂いする所ないよね?」

身に付けているものに、何ひとつ触れた記憶がないのに、付けていないのに”白檀”が、休憩中にいきなり「あーー…」という香りで押し寄せた、と。

その時の会話は、それに答えるだけで私は「うん、何もないよ(*^^*)」と話した。

お財布には浄化用に、白檀の塗香を小袋に入れてしまってあるのだけども、主人が仕事で持ち歩く財布には入れおらず、身近な所にもない状態だった。

ただ、主人はお金(お札)を使って意識に取り入れている(?)事があり、毎晩お札を香っている。その時は白檀の香りの付いたお金を使っていた。(私は協力するだけなので、詳しくは知らない(笑))


そんな事から、私は個人的に、「何か”お金の事”を無意識に考えた(過った)かな?」と思っていた。

他人のアタマの中は入れないので、私の経験からのものだけど、こちら側の意識で「そうしよう」と思っていなくても、何かからの”繋がり”で、関連するモノ=(今の主人で言えば)白檀の香り、が引き出されたと少し想像した。

そこから感じるのは、無意識側が動いてくると、こちら側の予想・想定外の事が普通に起きる事。

そしてそれは、例えば主人が、お金(お札)を自分に取り込むと同時に活動している場所、「香り」の場所が動いているから、ある意味の錯覚・誤作動もあるだろう、と。


そしてこの錯覚・誤作動という言葉は、「正規ならば」から見た表現であって、この錯覚を様々活かして脳を騙すというか、配線を変えてしまえばいいだろう、なんて思う。

(主人に事細かに『その時何考えてた?』とか聞く事はしない。その状態から”私が”想定したいだけだから)


私は「香り」が大好き。種類を多く知っている訳じゃなくて、それは確か、初めて買った白檀のお香を香って、子供の頃、母の持っていた”扇子の香り”、と思い出した経緯があり、余計に親しみを感じていたから。

試したいものが多くある訳じゃなく、基本的に花の香りより木の香りが好み。それでも”香袋”で実際の香りを嗅ぐと、玄関に漂う、ほんわり花の香りはとても心地よさを感じている。

香りはテスターがないと、ちょっと試しにくく、何でも香ってみたい、とは私は思えず、大好きな老山白檀をメインに、殿上伽羅、暹羅沈香を家には置いている。

好きな物の使用が多く、他のものは最初の印象のままに書くと、伽羅の印象は残り香が非常に甘く、後になって「うわ~、いい香り…」と、うっとりした。暹羅は説明にある様に、確かに”重め”の印象、地味な香りという印象だった。


香水と同じで、どこの部分を切り取るかで、”印象”は変わる様に思う。伽羅は、忘れた頃の残り香を嗅いで、初めて私は説明通りの”甘さ”を実感した。

もっと言うと・・・。

香りを選ぶ参考にする”表”によると、この3点の中で、”一番軽め”と思っている白檀が、「辛」に近いものとなっていて、”個人の感覚”というものは、ある時点でソレを基準にしてしまったのか、他との比較でその様に置き換えてしまうのか、よく分からないもの、と感じた。

いや、そうなんだろうね。

どんなコトでも、自分のソレは全体に対しての”基準”となるモノだから。これが各々が持つスタンダード・前提となっている。

そこから上・下、右・左、などが拡がっていく訳で、その自分という「点」は全体のどこに位置するかは同じでなくていい、同じじゃないはず。(必要ならば調整)


別目線を重ねると。。。

私は少し”重めの感じ”を、自分の心地良さの標準に置いている。この「心地よい」は、ふんわりするより、深く落ち着く感じ。氣が昇る様なイメージでなく、やっぱりそれに呼応する「あーー、」というような、しみじみした感じ。

それは私が「土」の性質だからかな?と、色々を交えた感想を書き放って終わります。

「うみのみかをサポートしたい」と行動させてしまう様なクリエイターです(*^^*)。私も同じように読まれた方のサポートになる事を意識しています。 自覚を保ちしっかりと進んでいきます!