内外でのバランス

朝ね、気温の上がらないうちにワン達を散歩に連れていき、動きは比較的早い時間に集中する。

ワン達のご飯、その後に私もご飯を食べて、主人が出勤すればワン達はゆったりと休む時間に突入する…、大体はそんな流れが多いのだけど。

一階は点けっぱなしのエアコンの部屋でずっと過ごしているので、ワン達の負担になっているとは思わない、のだけど。やっぱりちゃんとその差とか、涼しいとそこまでは感じないだけど熱くないその部屋に居ることは、身体に結構きちんと刺激を与えているのだろうと思う。

ケージに入れるまでの午前中と、夕方から夜ご飯までのいつもの時間などで、ワン達の寝姿は爆睡・解放状態を確認。本当によく眠る姿に「暑さから来る負担が身体にかかるんだろう…」と想像する。

見えている所からでは、まったくそんな様子はない。元気がなくなるとか食欲が落ちるとか何も変化しない、だけど寝姿はぐで～んとしたその様子を見るとそう感じる。

機能はちゃんとその中で働いてくれるんだよね。

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「あっちに行きたいのかな…ねぇ、この暑いのに日向にいるよあいつ(^-^;」

エアコンの効く部屋とサンルームの差は約１０度ある。夏時期は普段のカーテンだけでなく、上からの日よけのためにサンシェードを付けて対応するも、今年はそれでも４０度いっていると感じている。

窓を閉めているため、自由にサンルームに行けなくて、その窓の前でそちらをジッと見ているライトくんを見て主人が言った。

少しだけ開けておいてあげると、静かにそちらへ移動。しかも日の当たっているその場所を選んでそこに腹を付けた。

「うわ～、わざわざあんな所に行った（笑）」

私は普段ずっと一緒にいるからこの子の動きが大体分かるのだけど、サンルームというその暑さの中、そして寒く感じないこのエアコンの部屋にずっといる事との両方のことを、私自身の感覚から理解しやすいことだと思っていた。

目で見る室温は２９度前後。ここにいる状態は暑くも寒くもない、快適とも感じるわけでもない…なんというのか「何も考えずに過ごせる空間」、と取りあえず書く。

今年の夏場は、入浴はゆっくりとした時間を取ることを目的に、週に一度は入るようにし、他はすべてシャワーで済ませている。

主人は殆ど水にしてシャワーすると言っていたが、私は夜の入る頃には、身体が、特に足首が冷えているのを毎日実感するため、温度も切り替えて４０度のシャワーで足を温めることから始まる。

部屋の温度は体感的に涼しいと感じるような状態になっていないけども、”身体”にはしっかりとその日の蓄積というのか、状態を知らせるそれが溜まっている様に感じている…、だからライトのその様子が何となく理解できていた。

この部屋から出ると、よくあるモアっとした暑さがあって、昔はそれが気持ちいいと感じていたこともある。冷えてしまうとそんな風に感じるもの。今でもそう感じることはたまにある。きっとライトは温かい心地良さを欲してサンルームに行きたかったんだよな…と思ったものだった。

温度が高めのままで、今年は一日を通して（時間帯で）風量だけで調節をしている。風向きも今までの習慣で”スイング”にしていたものから、”自動”でお任せした。だから目で見る室温が高めでも昔のエアコンのように暑さは感じないし、それでも十分に部屋が冷えている状態に保たれているのだと思う。

実はこのエアコンの使用はすでに２年以上は経っているのだけども、数か月前に主人がスマホでの操作設定をし、それを少し使いながら使用するようになったのはその頃からだった。

機能的には至ってシンプルなエアコンで、以前使用のものより容量は上げたものになっている。シンプルなだけあって、高性能でもないから特にあまり触ることも考える事もなく、今まで通りの使い方をそれまではしていた。

考えてみれば、エアコンなんて自動だったり、希望のボタンを押せばその動作をしてくれるわけで、何も考える事も特になかったのだけど、またシンプル機能だから”何も期待していない”状態がそこにあったわけだけども、「設定しておくとどうやらもう少し便利に使えそうだ」と初めて知ったわけだった。

だから今年は色々と、いつもと違うことを重ねていったんだよね。「いやいや、こんな機能があるならやった方が良いよねぇ…（笑）」設定をしておくことでクラウドで学習してくれる…、私が今までの習慣でやるよりよほどスマートじゃないか、そう思った。

エコ運転、目で見る室温はけっこう高め。以前のエアコンの方が断然に高性能だったけども、今のこの室温の時には、ワン達はパンティングして私も十分に暑さを感じる状態だったことは憶えている。

『何が良いかって分かんないな…』

率直な感想。

触るところはシンプルに、設定だけ確認して任せておけばそちらできちんと学習、活かしてくれる―――。

任せられる所はしっかり任せてしまった方が、私が触るよりよっぽど賢いのだと教えてもらっている。

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身体の表面が冷たい、”寒い”と感じたり、それだけでなく少し奥の方も冷えていると感じたりして集中的に熱めのシャワーで温めたり。

これだけ気温の差が外と中で生まれている状態で、その中で過ごす人間の身体に負担がないはずもなく…、一日一日の単位でできる限り負担の解消を心がけ、あまり蓄積しないようにする事は大切かな、と思っている。

これから「８月」だからね。