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ワンから学ぶ

私はたまに「犬の世界」へ降りる。しようとする事なく自然と。

ゴロンと横たわると犬たちの目線になれる。何も起きていないのに、普段と全く異なる目線は非常に楽しく、それだけでニッコニコ(*^^*)

この子たちはここから見てるのか、そりゃみんな大きいわなぁ…。「何」と物を特定する事なく、「景色・風景」として記憶する環境。

ゴロンとしている私に寄ってきて、ワチャワチャ戯れてると、ホントに楽しい。ムツゴロウさんはいつもがこんな気持ちだったんだろうな、そう度々思う。

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我が家の5ヒキのワン達を見ていると色んなことを学ぶ機会になる。

上から順に、バズくん・ライトくん・ミルクちゃん・ニコルくん・ピースくん。これは集団になっている。でもね、仲が良い訳ではないのよ。

まず、バズ・ライト/ミルク・ニコル・ピースと言う感じに分かれる。下3ビキはいつもくっついている訳じゃないけど、「なんだかんだ仲良いなぁ」と感じる雰囲気がある。私の行動をかなりチェックしている子たち(*^^*)


対して、上2ヒキは大分落ち着いていて、自分のペースで過ごす時間が多い。ご飯や散歩など私を頼らないといけない時だけ当てにするという表現でいいのかな(笑)


初めて飼った犬、バズ。パピーの頃の躾は初心者の私には大変だった。それでもやっぱり可愛くて、1年後に白いトイプー、ライトに惚れた。

今の「貴族的な子」になったのは虚勢をしてから。ミルクに出会うまではバズ・ライトの虚勢をする予定もなかったのだけど、メスが来るとなれば急いで処置をした。


バズ・ライトは毎日のように激しい絡み合いをして、その頃は毎日のように、何度も主人と二人して止めた。その激しさがケガに繋がるのがイヤだったから。そんな元気なライトは虚勢後、全く大人しい子になってしまった。好きだから良いんだけど(笑)


その後は立て続けに月齢の進んだ子、ミルク、ニコルとお世話がしたくて受け入れていった。みんな可愛いんだけど、実際に頭数が増えれば、個にかける時間は減る。この家に慣れるまでは、色々様子も見るし、既に慣れている子、バズ・ライトは気にかけなくても大丈夫、となる訳で・・・。


最近そのバズ・ライトがサンルームでくっついているのをしばしば見かける。ライトは元々窓辺でずっと外を見ている子。1人でいたい子で他の子とも一緒にいない。

バズも自分の落ち着く場所でマイペースに過ごす子。この2ヒキの接触って成長すればするほど、あまり見てなかったのに。


「仲が良い」という表現じゃない空気。静かに背中合わせにくっついている姿を見ると、信頼関係というのか、とても濃い繋がりなんだな、と心がジワッと来る。

ライトは気位が高く、他の子が近寄ったりすると唸り、接触する事はまずない。その子が唯一許せる、安心できる子がバズと言う存在で、ワン達のリーダーで。


下3ビキと絡まないのは2ヒキの精神年齢が高くなっているからとも見えるし、末っ子ピースの面倒はミルクがしっかりやっているから、とも言える。ピースにとって、すぐ上のお兄ちゃんはニコルで、ニコルは殆どの事に動じないとても頼もしい子。


そのニコルの胸を借りるようにやんちゃなピースはちょっかいを出したり、吹っ掛けて行く。終いに怒られ押さえつけられて、「お兄ちゃんには敵わない…」をきっと実感しているんだろう( *´艸`)


去勢しても性格は殆ど変わらなかったピースは、最近バズにも挑む。バズはニコルと違って遊ばせてはくれない。ワン!ワン!と吠えて近づく事を許していないし、ピースの「やるか~!来いよ!」と前脚を鳴らす挑発にも乗らない。末っ子の挑む姿がとてもカワイイ♡


普段全然周りと絡む事なくホヘ~っとしているリーダー、バズ。それでもこの子たちの関係性を見ていると、みんながリーダーと認めているのがよく分かる。バズの存在、それがこの集団をまとめている。


みなが個性のままに自由にしている。それでも集団にはなっていていがみ合う事もなく。下の子を教育するように単独行動をすると、首元を鼻先でチョンッと突いたり。

ひとつの群れとしてあるからそういう行動をするんだろうな、と思っている。仲が良い訳ではない、悪い訳でもない。付かず離れず…この距離の取り方が非常にうまいなぁ、とワン達を見て思う。


追)バズはリーダーだけども、しばしばミルクにチョンッ!ってされている。オトコの子よりオナゴの方がしっかりしているのだろうかね(*^^*) 「メスはオトコの世界とは別」とも見える。みなと別個のポジションにミルクはある、とも思えます。

「うみのみかをサポートしたい」と行動させてしまう様なクリエイターです(*^^*)。私も同じように読まれた方のサポートになる事を意識しています。 自覚を保ちしっかりと進んでいきます!