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レッサーパンダ風太一家

"風太さんの『立った意味』すなわち存在意義を伝えるのが自分の使命だと考え(中略)本書では私の目で見てきた風太さんと風太一家の日常や事件をありのまま描きました"2022年発刊の本書は年間200日以上、千葉市動物公園に通う"研究家"による風太一家、5世代、15年間のほのぼの物語。

個人的には缶コーヒーのCMに登場するなど、一大ブームを巻き起こしたレッサーパンダの風太の今。に興味があって手にとりました。

さて、そんな本書は学生時代からレッサーパンダが好きで、2005年に【約10秒間後ろ足で見事に直立する】風太がブームになってからは、使命感にかられて『風太ァズ』グループ設立、『風太一家グッズ』の企画デザイン、講演会やツアー、メディア出演などの多数の活動を行ってきた著者が【四コマ漫画をベースに】写真や豆知識、妄想対談をはさみながら風太、そして風太一家、一族の面白さ、がんばる姿、人知れず社会貢献していることなどを伝えてくれているわけですが。

2022年現在、ブームから17年の19歳【人間なら85歳超】と高齢になってもファンから愛されている風太。その健在ぶりはもちろん、不勉強で知らなかった妻や息子、娘たちのこと。そしてレッサーパンダ自体の魅力について幅広く知ることが出来て楽しかった。

また、私自身は風太やレッサーパンダに限らず、熱烈な対象を好きになる"推し"は特にないのですが。観察のためとはいえ年間200日以上通う他、東京に自宅があるも、そのために【わざわざ千葉にマンションを借りる】著者の熱心さには感動すら覚えてしまった。(風太一家、一族は幸せです)

風太、レッサーパンダ好きな方へ。また"ほのぼの動物漫画"が好きな方にもオススメ。

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