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フリーペーパー・オブ・ザ・イヤー

ここまで、はっちの『成り立ち』と『1年目、2年目の活動』を紹介させていただいた。ここからは現在進行中の、あるいは計画中の企画について紹介させていただいて、ひとまずの終わりとさせていただく。

まずは現在進行中の『フリーペーパー・オブ・ザ・イヤー』という2017年9月現在、初開催に向けて準備を進めているフリーペーパーだけの約3ヶ月間の合同巡回展、そして期間中の来場者投票により”その年でもっとも支持されたフリーペーパーを決定する”プロジェクトだ。https://freepaper-of-the-year.jimdo.com/

こちらは、僕たちがフリーペーパーを紹介していく中で”もっと発行者さんのお力になるにはどうしたらいいだろうか?”と考えていた時に浮かんだ企画で、今回協力していただいている図書館、ギャラリー、アートスペースなどでの展示自体も新たな発表機会になると考えているが『来場者の人気投票』という仕掛けを入れた事でただ一方的に媒体を受け取るだけでなく読者の反応もフィードバックし、期間限定ではあるが『発行者』『読者』の双方向の新たな交流が生まれる事を期待している。

また『フリーペーパー・オブ・ザ・イヤー』と少々大げさな名前を今回つけたのは、このプロジェクト以外にも既に長年開催されている有名な『フリーペーパー大賞』他の発行者を表彰して応援する企画が多々ある中で、僕たちだからこそできるインディペンデントな企画を別に新たに創るという企画者としての密かな意気込み、そして単純に今回の企画で受賞された発行者さんが”周囲に自慢できる名称にしたい”そんな気持ちが込められている。

まだエントリー募集期間中で、本当に全てこれからなので不安はあるが、はっちの運営仲間たち、そして準備段階でお会いした方々から意見交換し、何度も何度も企画書や内容自体のブラッシュアップが図れた事、また”はじめまして””ひさしぶり”の方々と展示スペースの相談をさせていただく中でもらった有形、無形の応援が僕を支えてくれている。(おかげさまで参加費無料を今回実現できています。あらためて皆様に感謝を)

来月から始まる展示1番目の奈良県立図書情報館での展示も始まっていない段階で次回以降の事を語るのはどうかと思うが、無理のない範囲で引き続きこの『フリーペーパー・オブ・ザ・イヤー』の企画を次年度以降も続けるために、まずはこの初開催となる今回が良い形で終われるように準備を進めていきたい。

そして、最終的には続けていく事で、これまでフリーペーパーが展示される事が多い本屋やギャラリー、雑貨屋さん以外にも、町中のあちこちでフリーペーパーという発行者の想いや声が届く環境づくりに少しでも貢献できたらいいなあ。そんな風にちょっぴり思っている。

場づくりメモ:合同プロジェクトを確実に開催し、場所同士のネットワークを構築する

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