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「なんちゃって制服委員会」”お金はないけどオシャレはしたい”

最初に存在を初めて知ったのは、確かTwitterのタイムラインを何とはなしに眺めていた時だと思う。

指定された制服を着る事で、記号化した存在とされ、自分らしさや青春を奪われる事への静かなる抵抗として”好きな制服を市販の服でコーディネートして「なんちゃって制服」としてinstagramに写真をアップする。”

その活動を「多くの人に知ってもらう」目的の為に福島の女子高生たちがお金のない中で制作したフリーペーパーであるこの冊子の存在を知った直後に、社会人としての時間の方が学生時代より既に長い私がどうしても感じてしまったのは自身と重ねわせた遠い昔の記憶としての「懐かしさ」。でも当事者達にとっては「大きく切実な活動である」事も同時に理解でき「何かしら応援したい」と素直に思ったのです。

その気持ちは、コンタクトの末に本誌が店舗に送られてきた時に冊子と共に添えられた「直筆の手紙」で、確信に変わった気がしました。正直な話、冊子単体では「情報量が少なすぎて」単体だと何となく手にとった人だと、目的がよく伝わらないのではないか?とお節介にも思ってしまっていたのですが。その手紙には自分たちが「どれだけの想いでこのプロジェクトを始めたか」その気持ちがキラキラと文章全面に溢れていたからです。

「うん。わかった。荒削りでも君らはどんどん進め。君たちの事は僕が僕なりに機会を見つけて、ちゃんと伝えてみせる」今も当事者たちには伝える事もせず、ただ店舗に「こっそり」あなた達からいただいた手紙をちゃんと展示しています。それが何かしら「コール&レスポンス」静かに自然にちゃんと繋がれば良いなと思うのです。

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