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就労移行支援事業の概要

そもそも就労移行支援って何やるの

利用者様にもご家族の方にも

地域の方にも聞かれる

そんな訳の分からないところへ

子どもを行かせるわけにはいかない ケッ

そんなことを言われることも無きにしも非ず

今回はそんな些細な疑問を紐解くよ


まず

就労移行支援事業所の申請ができるのは

株式会社、合同会社、社会福祉法人

またはNPO法人などの法人格を有する場合のみ

個人では申請できません。あしからず。


職員人員の配置基準は

利用者さんの人数によって決まっています

〇 管理者

健全な事業運営に伴う施設管理

各職種の指揮命令管理等をします。

→1名

〇 サービス管理責任者

就労支援事業における福祉支援提供の責任者

障がい者個別に作成される

「個別支援計画」の管理

障がい者に対する福祉支援を提供する責任者

を担っています。

→利用者60人以下で1人以上配置

(※1名以上は常勤)管理者と兼務も可

〇 職業指導員・生活支援員

・職業指導員

障がい者に対する職業技能に関する支援

障がい者の就労技能・業種適正などの判断

障がい者の就労スキルを把握し維持・向上

を目指して適切な目標設定を行う支援等を

行います。

前年度の平均利用人数が20人の場合

20人÷6=3.33

・生活支援員

障がい者に対する就労生活に関する助言等の支援

就労に関して日常生活上の課題等を把握し

日中活動における目標設定等を支援

生活水準の把握と維持・向上に向けた支援

を行います。

→常勤換算で利用者数を6で除した人数以上

〇 就労支援員

障がい者の職場実習や就職活動に関する支援

障がい者の一般就職後に

職場定着を実現するための支援

を行います。

資格要件はありません。

→常勤換算で利用者数を15で除した人数以上

前年度の平均利用人数が20人の場合

20人÷15=1.33

→常勤換算で1.3人 

※小数点第2以下切り捨て

(※職業指導員・生活指導員

いずれかの内、1名以上は常勤でないと

いけません。)


利用する利用者定員は6名以上

6名以上は最低でも受け入れなさいよ

ということですね

設備基準の要件もあります

・訓練、作業室

・相談室

・多目的室

・洗面所、便所

それぞれがなくてはいけません。

一応それぞれの大きさなどは

決まっていたりいなかったり

一応ルールは定められてます。

設備に関する事業所の運営を

安定化・継続化させることを目的に、

利用定員は原則として最低定員20名以上

と記載あります。

WAO!トリック!

つまりは最低定員20名以上からスタート

となりますね。


新設の事業所の場合…

各職種の必要配置人数

前年度の平均利用人数から算出されますが

新規開設の場合は例外。

指定申請直後の6か月は、

施設の定員人数を90%

みなしの平均利用者人数と定義されます。

例)定員20人の場合

→前年度のみなし利用者人数18人

配置基準は

管理者:1.0名

サービス管理責任者:1.0名

就労支援員:1.2名

生活支援員・職業指導員:3名

となります。

※都道府県によって違う場合あり


さぁでは就労移行支援とは何ぞや

簡単に言えば

病気や障害のある方の

就職を援助する福祉サービスです。

対象とする利用者さんは

①原則18歳から65歳未満

②一般企業への就職または

仕事での独立を希望している

③精神障害、発達障害、身体障害、

知的障害や難病を抱えている

この全てを満たしている方が対象です。


さ。何をしているか。

●基本スキルの習得:

→基本的なPCスキル、

職場でのコミュニケーション方法など

●専門スキルの学習:

会計、英語、プログラミングなど

●体調管理やメンタル面の相談:

個別支援計画に合わせた面談

●就職活動のサポート:

雇用枠の検討、面接対策など

●インターン先や就職先の紹介:

利用者様に合った職場探しの手伝い

●職場定着支援:就職後の定期面談など)

以上を行っております。

いわば、

障がいのある方に向けた職業訓練校ですね。

利用期間はMAX2年間

一生のうちで2年間しか使えません。

大事な大事な2年間

1分たりとも無駄には出来ません。

事業所の活動時間は

それぞれの事業所で設定可能です。

例えば…

うちの場合は

10:00 活動スタート

1時間を1コマとし、午前2コマ

12:00 昼食休憩

12:45 休憩終了、消毒、準備

1時間を1コマとし、午前2コマ

15:00 活動終了

活動自体は4時間のみ。

施設外就労といって、

契約を結んだ企業へ職員と共に

実際働かせて頂く場合は

9:00 ~ 16:00(うち1時間休憩)の6時間

が活動時間となります。

重要視しているのは、

積極性(何事も自分からチャレンジ)

協力協調(助け合い支え合い)

全て楽しく(嫌なことも逃げない)

学ばせてもらう心

(スポンジのような吸収力

及び探求心と好奇心)

これは職員がまず意識をしています。


障がい者雇用ってそもそも少ない…

これを言い始めると、

ふまた同じことを書いてしまう。

うちで教えるパソコン技術のレクチャー導入を

置いておきます。


「働く」って

別に働くMAX9時間のことが

出来てればいい訳じゃない。

別に働くだけで収入は得れるんだけどさ。

働く上では他人との協力協調、連携が必要だし。

会社のルールや社会一般の常識なんかも必要。

暮らすとなると地域のルールもあるよね。

健康管理や金銭管理もあるし

付き合ったり、結婚したり

守るものが増えれば増えるほど

人間関係は複雑になっていく。

ただただ

働くスキルを高めればいいって訳じゃない。

支援されて当たり前なんて

そんな恵まれた考え方は脱却して

自分の状況や自分の状態を把握して

ヒトに伝えるというスキルも必要だし

ヒトにヘルプを出すにも

いつ何時、どういう伝え方で言うべきか。

相手への配慮はどのように表現するべきか。

考えれば考えるほど

物事は繋がっていく。

何かあれば救う措置はあり

健康で文化的な生活水準を維持することができるのは

国民の権利の一つなんだけどさ

それは国の保証する最低限度の生活なんだ。

その後は自分でどうにかしなければいけない。

その上では「働く」って

ものすごく重要。

収入だけではなくて、

立場や役割にも

関わってくる。

意識やモチベーションにもね。


今日はここまで。

さ。行ってきます。

サポートがなんなのかすら理解できていませんが、少しでも誰かのためになる記事を綴り続けられるよう、今後ともコツコツと頑張ります!