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POPUP interview CREATIVIBES vol.2 Bambin サンプリングからオリジナルを生み出す

Today's guest

Bambin
商品のセレクトやウェブデザインも手がけるBambinさんは、意外にも「ゼロから生み出すことが苦手」だと言う。そこから生まれるデザインの思考、現在の活動に至るまでのストーリーや子ども服へのこだわりに迫る。

[話し手]

interviewer:PLACE COFFEE 店長・梅澤(ume
guest:Bambin(Bam
assistant:Yuka Sando


はじまりの場、NEWLAND

ume:活動を始めて何年目ですか?

Bam:2012年から始めて、今年で8年目になります。初出店は2013年のNEWLANDですね。

ume:最初にお会いしたのがNEWLANDで一緒に出た時ですよね。あれは活動を始めてすぐの頃?

Bam:すぐでしたね。テナントを探していた時期でもあったんだけど、縁あってNEWLANDでイベント出店できることを教えてもらって。それが初めての出店でした。NEWLANDがきっかけでいろんな人に出会って、桐生のSMILE MARKETに行ったり、そこからさらに紹介してもらってまた新たな場所で出店していました。

ume:出会った当時は今以上にイカツかったですよね(笑)。「あの人何屋さんだろう?」って見に行ったら子ども服売ってる、っていうギャップ!この見た目で子ども服売ってるなんて只者じゃないと思って声をかけに行ったの覚えてます(笑)。

Bam:当時屋外での出店だったからサングラスもかけてて、よりイカツかったね(笑)

ume:でもそれ以前からウェブでの販売は始まっていたんですよね?なぜイベントに?

Bam:最初はショップのウェブページを宣伝するつもりでイベントを始めたんです。その前までは飛び込みで色んなお店にショップカードを置いてもらったりしてたんだけど、これじゃダメだって感じて。商品をお客様に直に見てもらうことでページを広めたい、と思ってのイベント出店でした。


デザイナーとしての顔


ume:現在子ども服以外の仕事もしているとのことですが、これまではどんなお仕事を?

Bam:社会人になってからはウェブ広告の会社で営業マンをしていました。営業のあとは企画に配属されてホームページや広告のデザインをやって、IllustratorやPhotoshopを独学しましたね。その後は地元に帰ってきて、ウェブデザイナーとして勤めていました。

ume:服屋さんで働いていたことはないんですか?

Bam:服屋はやっていないですね。奥さんと子ども服やろうって始めるまではアパレル業界のこと全く知らなかったです。古着や洋服好きでお店にはよく行っていたけど、働いたことはなかったんですよね。

ume:ウェブデザイナーをやって、その後は?

Bam:ウェブデザインの仕事をしていたところを辞めて、現在は会計事務所で働いています。
今のメインは会計事務所のお仕事。副業としてホームページやロゴデザインの仕事も続けています。


子ども服へのこだわり


ume:そもそもなぜ子ども服を始めたんですか?

Bam:大人服よりは流行り廃りがないんじゃないかと思って始めたんです。ある程度在庫を抱えても回せるんじゃないかって思っていて。実際全然そんなことなかったんですけどね。どんどん回転するし、どんどん赤字になっていっちゃいました(笑)
雑貨もやってみたかったけど、子ども服以上に種類もあるし、どこで何を買い付けるとかも分からなくてやりませんでした。

ume:これからも子ども服だけでいくんですか?

Bam:最近は自分がいいなって思った大人服とか、お客様に刺さりそうだなっていう雑貨は買う数も増えましたね。うちが扱っているのが、子どもと大人が同じ型のものを揃えて着ることができる「リンクコーデ」にルーツがあるブランドで。そういうコレクションが増えてきているんです。お客様自身、子どもと一緒に着られるものを探していたりするので、大人服もだんだんと展開しています。

ume:子どもありきの大人服の展開なんですね。服の選定基準はあるんですか?


Bam:自分たちの中で定着しているブランドの中でかわいいものを選んでいます。娘に着せてみて、それが基準になっています。最近は本人の服の好みと合わないらしく来てくれませんけど(笑)

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Creative「こだわり・魅力・独創性」

サンプリングからオリジナルを生み出す

ume:Bambinさんのクリエイティブな部分はどこですか?

Bam:ホームページを作るときも、ロゴを作るときも、出店のディスプレイも、自分はゼロから作り出すのが苦手なんです。今はネットでたくさん情報を得られるから、「これいいな」って見たものを自分の中で一回砕いて、そこに何かを付け足したり色をつけたりする。カッコつけていうと「サンプリング」、それが自分の得意な部分です。一度いいものを取り入れて、そこからまたオリジナルを作る。そこが自分のデザインや考え方の根底にありますかね。

ume:そんな風には感じなかったです。ゼロスタートで作っているのかと。

Bam:そう見せるのがテーマなんです。自分の中ではDJと一緒だと思っていて。DJも曲自体は他の誰かが作ったものだけど、その組み合わせ次第でみんなが踊ってくれるかどうかっていうスキルじゃないですか。そんなふうに新しいものを作り出すのが自分のスタイルです。

Vibes「雰囲気・空気感・エネルギー・揺さぶる」

自分の「いいな」が受け止めてもらえる空気

ume:どんな空気感でやっていきたいとか、どんな人に来てほしいとかはありますか?Bambinがあることによってどんな街になりたいかとか、聞きたいです。

Bam:自分の知ってる街の中では桐生が理想的。お客さんの感度とか、自分がいいなって思ってセレクトしたものを100%受け止めてくれる人たちが揃っている。

ume:桐生、いいですよね。おすすめの場所とかあります?

Bam:st companyは最高!NEWLANDを作った方が作ったお店で、究極のセレクトショップだと思います。ぜひ桐生に“Vibes”を感じに行ってほしい。お店を出すなら桐生に出したいですね。

ume:いや~これからの出店も楽しみです!機会ができたらまたご一緒できたらいいですね!

bam:ほんとですね。プレイスのpopupでも、ぜひまたお願いします!


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出店者紹介

Bambin
世界中からセレクトした子ども服やベビー服のお店。
”こども服のBambin(バンバン)”
わたしたちは、子供が成長する過程のその瞬間々々にしかないかわいらしさを最大限に引き出せるアイテムをご提案できたらと考えています。
「今日何着る?」、「んーこれにする!」 . . .
そんなかけがえのない日常の会話を想像しながら、毎日のお洋服選びや生活が楽しくハッピーになるような子供服や雑貨を提案しています。


Creativibesとは

PLACE COFFEE店長・梅澤が、pop up出店者と対談。それぞれが持つ“creative”〈こだわり・魅力・独創性〉と“vibes”〈雰囲気・空気感・エネルギー〉に迫るインタビュー企画。

この記事は2020年10月のインタビューをもとに作成しています。