何度でも、終わりはないから
みなさん、こんにちは。(こんばんは。)
本日新プロジェクト、”nous”の始動が発表されました。
おそらく、“?”となっている人もいるのかな?と思いましたので、このプロジェクトのコンセプトをお話しつつ、私自身の一つの区切りとして簡単にご報告をしたいと思います。
(今日だけポリシー解除して、ですます調で)
まず、”nous”について。
"誰かの居場所になり、文化となる"、そのための音楽をつくるプロジェクトです。00年代邦楽ロックの下地はそのままに、私のもうひとつのルーツであるUKロックや、さまざまなジャンルの音楽を取り入れていきたいと思っています。音楽性の変化、コンセプトの変化を明確に起こしたいと思ったため、Turns blueの屋号は一度畳み、新たなプロジェクトとして再出発することとしました。
掲げるコンセプトは、あまりに普遍的で根源的なものです。
ともすれば、音楽や芸術は本来全てがそれに当てはまるような気もします。
でも今、全てのそれがそうかと言われると、そうではない気もします。
むしろ小さな灯火です。だからこそ、あえてこれをポリシーとしました。
もっと言うなれば、音を、言葉を深く味わいたい人たちや、生活や人生と懸命に向き合おうとする人たちにとっての、自由な居場所を作りたいのです。
そしてもうひとつは、メンバー構成について。
Turns blue活動終了から今日に至るまでに、大きな出来事がありました。
端的に話すと、nousはソロプロジェクトとなります。
つまり僕の大切な相方、マツバラユーヤはこのプロジェクトには参加しません。我々は今も友人です。音楽性や関係値に不和があったわけではなく、
準備期間の中で彼の個人的な展望、事情から申し入れがありました。
それが致し方のないことだったので、別々の道をゆくことになりました。
もしかしたら、また2人で音楽を鳴らすこともあるかもしれませんが、
少なくともしばらくはないのであろうと私自身も認識しています。
7/17にリリースするシングル「夏影」、そしてその次の作品まではユーヤさんが叩くドラムです。ユーヤさんファンの方は、心ゆくまでユーヤさんのドラミングをお楽しみください。
今回は、みなさまへユーヤさんからコメントを預かっていますので、
それをここに公開します。
率直な私の気持ち。寂しい。本当にそれにつきます。
兄のような存在で、男子校のような、部室の隅っこにいるような感覚でここまでやってきました。まさに青春の延長、そんな気持ちでした。
私は今度出すシングルとその後のEPが、間違いなく過去最高の音源になったと思っています。そういう作品をユーヤさんと作れてよかった。そうも思っています。音楽の相方としての歴史はここで一旦打ち止めですが、人間同士の付き合いはむしろここから先の方が長いはずです。そういう意味で、音楽が繋いだ縁に心から感謝しています。
ただここが最高到達地点ではいけない。
私には目指す世界、つくりたい居場所や文脈があります。これは私が見出した、人生のテーマでもある。そのために、私はこれからも音楽を作ります。
次なる音源は、出色の仕上がりです。
nousの音楽が自分の手を離れ届くべき人の場所に届き、誰かの居場所になる。そんな未来が想像できます。どうぞ期待して、楽しみに待っていてください。
2024.7.16
タカハシナオキ
この文章が気に入っていただければ、ぜひ。 創作活動(執筆・音楽)のために、使わせていただき、それをまたみなさまにお披露目できればと思っています。