見出し画像

消えた2020年と残り2年

2020年って、なかった。
そんな気がする1年でした。

毎年この季節になると、振り返ろうとするんですが、
今年はあまりに味気ない、刺激に欠ける1年でした。
トピック的に振り返ることはあまりないです。
体調もさして優れず、最低限をこなす日々でした。

この1年は全ての人が何かしらの影響を受けましたよね。
ウイルスによる様々な変化がある中で、この時代をどう生きるか。
そこには大きな個人差があって、結構真面目がバカを見る1年だったなと。

Turns blueとしては、沈黙の1年となりました。
ライブはわずか3回。リリースは、過去作をデジタル版に焼き増した1作のみ。学生時代の焦燥感や爆発力、世間に対する違和感がだんだんとなくなっているのを感じます。音楽が好きだという気持ち以上に、別の何かに突き動かされて音楽をやっていたからこそ、原動力迷子になっています。

多分、自分が社会に出て当事者になってしまったから、昔みたいに相対化して冷ややかに見ることができなくなってしまったのだと思います。
どんなにおかしいと思っても、自分だってその一人だしな。
何よりも社会というものは思ったより大変で、神経ガスみたいなもんで、気づいたら毒されている感じがします。この一年で創作意欲と柔軟な頭がだいぶ削ぎ落とされたような。何よりまずい兆候。

中にいるからこそ伝えられることは何だろう。
そんなことを考える日々です。

同時に自分の賞味期限も感じます。
ライブハウスから飛び出して行けるのは、あと2年くらいが限度かなと。
そうなると、2021年は色々考えなくてはいけない。
あと2年で抜け出す方法か、一生音楽を楽しめる方法か。
25才は、一つの区切りかもしれない。

御託を並べるのだけが得意になってはダサいままです。
そろそろなにかを残さなければならない。
正直相当しんどいですが、ここが踏ん張りどころだと思い、
2021年に向かいます。



この文章が気に入っていただければ、ぜひ。 創作活動(執筆・音楽)のために、使わせていただき、それをまたみなさまにお披露目できればと思っています。