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裏浅草通信/あさひ/コロナに罹って味覚障害が②

「夏はやっぱしあさひのしやし!!」
 浅草見番の脇、『あさひ』のキャッチコピー。でもボクらにとっては、冬でもあさひのしやし。浅草の東京っ子の放言、[ひ]が[し]になっちゃう。浅草で、冬でも「しやし」が食べられるのは、たぶんここだけ。(美味しいところでは)
で、そのしやし、絶品なんです。
 相変わらず、コロナの後遺症で味覚のバランスが崩れてしまっていて、かよっていた美味しいお店の、定番を食べて、どの位ずれているかのチェックを重ねる日々。ボクは『あさひ』で、ラーメンと肉団子。ラーメンは昔風…あ、ラーメンじゃなくて中華そば。だけど昔風を強調していない…普通に昔流。美味しいですよー。
 カウンターの向こうにお父さん!今日は休み明けなので、二人体制なのかな…あー、お父さんの食べたいな。息子さんのも美味しいんだけど、ちょっとお父さん一日の長がある。左側にいるからなぁ、ちょっと手の込んだ麺かなぁ…。よし!はじめてなんだけど、「五目そば」。
 コロナ味覚のチェックに来たのに、はじめてのを頼んじゃった。わくわく…!コロナはだいぶ蔓延していて、周りの親しい方から順に三人程が罹ってしまった。自分で言えばまだまだ咳が抜けないし、それも一日に5回ほど、息ができずに肩が痛くなっちゃうような咳込みが続いている。65歳以上の高齢と、若い人とでは罹った衝撃や後がだいぶ違うみたいだけれど、65歳を越えているとかなりの衝撃になって、身体を襲う。まさに襲われる感じ。
 受けの体制はだいぶいいので…老人に優しい、まぁ何もしないでぱたぱた死なれちゃぁ困るからかもしれないけれど(責任的に)保健所の聞き取りは丁寧だし(65歳はコロナが判明すると保健所の監視下に置かれる)ボクは利用できなかったけど、食べ物も供給してくれそうだし、望めばホテル療養もできますと、向こうから云ってくれた。方法としては、発熱外来(多くなった)でも夜中の訪問治療でも、とにかく早めに処置したほうがよい。ボクは予約の関係で両方使ってしまったが、どちらも良かった。
 問題なのは、治療じゃなくて、対処療法だから…つまり解熱剤とか咳止め咽の痛いのを止めるとか…お医者さんも云っていたけれど[止める]という症状を緩和するための薬。治療薬はひとつもない。オミクロンの場合は、自力で治せということになる。で、解熱剤使わずに体温が規定以下になったら、解除になる。その間、一度も医者の触診は受けない。つまり自分で治らない限り、かなりアウトなところへなだれ込んでいくということになる。幸い自分は、後遺症が残っているくらい(でもかなり苦しい)だが、他の罹った高齢者を見ていると不安もある。
 死亡者は増大している。かなり。高齢者を中心に…。ウクライナの戦争は、かなりのデータがオープンになっているのに、そしてタイプの異る評論家や軍事分析家が、それを使って分析するので、だいたいは掴める感じがする。闇のような謎は、プーチンの頭の中と、ロシア軍の指揮系統くらいだ。もちろん前線で、どのくらいの非ウクライナ人が…つまりNATO軍やアメリカ軍の兵士が…戦闘で死んでいるか?というのは謎だが…。コロナは科学なんだからもう少し分かるようにして欲しい。(自分でやれってことか?)中国の死者もかなりにのぼっていそうだし、中国はまた強いコロナ株を世界に拡げようとしているんじゃないのか、自国で培養して…なんていう陰謀論を思ってしまう。陰謀論はだめ。科学で。

 おっ。五目そば。あ、美味しいなぁ。この味だと味覚障害作動しないというか、たぶん苦味要素がないから判定できない。…愉しんで食べよう。おっ卵が落としてあるのか。わ、わ。美味しい。以上、今日の味覚障害裏浅草レポートは、見番横との「あさひ」からでした。

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