夜想『少女』特集『少女的?拡がる痛みの心性』 2
プロローグの続きが、
夜想『少女』特集『少女的?拡がる痛みの心性』になる。
大糾弾大会のあとに、その人形作家の友人の映像作家が、教えてくれた「あの人は境界性人格障害だと思うよ」と。調べて行くうちに、10年分くらいの衝撃が自分を襲った。引退勧告されなくても、仕事できないくらいのショックだった。それで大阪まで精神治療に行くことになった。
夜想に載せたのはその時の、ドキュメントだ。
ぜひ、読んでいただきたいと思う。
そして、大阪に治療を受けに行く前にもう一つ事件が起きた。
パラボリカ・ビスの現場チーフをしていた、Nが失踪したのだ。イベントの前日に。イベントの当日、会場が開いてないですよと、観客の人から連絡があって、そのことに気がついた。始めは、寝坊でもしたのかと思って、連絡を入れたが、電話には出なかった。心配で実家にも連絡したが、様子は知れなかった。ビスの鍵と金庫の鍵をもったままの失踪だった。