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戦争を読む。

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何が戦争を起したのか?どうして止まらないのか?どうして止められないのか。 戦争が始まって以来、ずっとBSニュースにかじりついているが、戦況がほぼリアルに分かっても、世界がずるずる… もっと読む
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記事一覧

燐光群・『わが友、第五福竜丸』

 『第五福竜丸』は、1954年3月に太平洋のビキニ環礁でアメリカの水爆実験による被害を受けた…

pkonno
4か月前
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戦争を読む/『孤宴』葛原妙子

戦争を読む。  終戦の日、戦争の日々を、詩人や歌人たちはどう書いていたのか。ふと思い立ち…

pkonno
11か月前
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戦争を読む/『西瓜とゲートル』○桑原茂夫

 浅草橋算数塾で久しぶりのイベント、パリペキンレコードの虹釜太郎さんが、お茶でDJをする—…

pkonno
1年前
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日々是徒然20230224 戦争を読む

  露西亜が鳥克蘭(ウクライナ)に侵攻して1年、television放送はいくつかの番組で開戦当時…

pkonno
1年前
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日々是徒然/『ロシアのなかのソ連』さびしい大国、人と暮らしと戦争と/馬場明子

 馬場明子は、ブレジネフの時代のモスクワに留学し、1970年から六年間ソ連に暮らした、その後…

pkonno
1年前
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戦争を読む②/「帝国」ロシアの地政学○小泉悠

 鳥の鳴声のようにぎぃぎぃと低い音をたてる階段を三階まであがり、広くて昏い廊下にでて、左…

pkonno
1年前
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戦争を読む①/『ウクライナ戦争の200日』小泉悠/

 小泉悠は『ウクライナ戦争の200日』で対談した砂川文次(『小隊』で芥川賞。ロシア軍が北海道に侵略してきたという設定で書いた小説。面白い。)との会話で、ドストエフスキーをラノベだと言っている。そして『地下室の手記』をギャグ小説だと云っている。文春のネット放送でも、砂川文次との対談で、同じことを繰り返している。  ボクの脳は、反射神経的に「そうかなぁ…」と反応する。でも「そうかなぁ…」を事実だてる知識も体験ももっていないので、そのまま感想をペンディングの状態で抱えている。  劇