僕を誰だと思っているんだい!!
今週の朝ドラ「ブギウギ」では、ヒロイン、スズ子が、「タナケン」こと棚橋健一と喜劇に初めて挑戦します。
(ちなみにスズ子のモデルは戦後「ブギの女王」となる笠木シズ子、タナケンは昭和の喜劇王榎本健一です)
しかし、演技に関してタナケンは一切スズ子に助言をせす、
さらに舞台稽古でも、
他の役者とのうまく間合いが取れず、スズ子は苦労します。
そんな葛藤の中、ある日舞台稽古で、これまでのセリフにあった東京弁から、大阪弁に変えたことで、これまでの葛藤から脱します。
その変更に、タナケンは、「面白いね。もう一度やってみて。僕も出来そうだから」と言います。
稽古後、スズ子は、
「ほんなら舞台本番もこのままでいきまっけど、ほんまに大丈夫でっか?」と問いかけたところ、タナケンは、
「僕を誰だと思っているんだい。喜劇王タナケンだよ。幕が上がりゃ、舞台は役者のものだ。玄人も素人も関係ない。好きにやりゃかいい。何をやっても、僕が全部、受けて上げるよ」
と述べました。
この週のお話で、タナケンの「プロ意識」を感じました!!
これを教師に置き換えれば、
「僕を誰だと思っているんだい。教師○○だよ。教室の中では、君たちのものだ。あなたがやりたいことを好きにやればいい。何をやっても、僕が全部、受けて上げるよ」
と一緒かな! !と考えます。
これを詳細に鑑みれば、
〇一つは、タナケンはスズ子の特性を見い出しながら、答えを自分で見つけさせようとしました。
(舞台本番後、「答えは自分で探し出すものです。何事も道のりは険しい。だからこそ面白い」と述べています。同じプロフェッショナル同士だからこそ、敢えて助言をせずに、答えを見つけ出させようとしいたのですね)
〇もう一つは、答えを見つけたスズ子に対して、どんな状況でも、自分が対応しますよ!!
というタナケンの対応力です
このタナケンの行動、これはプロ教師に通じるものがあります!!
先ず、自分の方にはめず、本人が一番発揮できる方法を引きださせる「仕掛け」をもったこと。
そして、個に応じて柔軟に対応できる凄さ。
タナケンのように、子供を客観的に見取る「眼力」もちたいですね!!