患者

夢精映我(善意舗装会社2次下請)

言葉の普通の意味で、これは詩ではない。これは罵倒であり、讒謗であり、陽性症状であり、人格の毀損だ。そうだ、これは引きのばされた侮辱、「ゲイジュツ」の面に吐きかけた唾のかたまり、神、人間、運命、時間、愛、美、創作……何でもいい、とにかくそういったものを蹴とばし拒絶する出鱈目だ。

My Very Exciting Magic Carpet Just Sailed Under Nine Palace Elephant

Ya que se lleve el diablo, que sea en coche.

月は半分に分割されるが人は信じないだろう
奇術で出来た太陽を着て
浅い月を産み12の星をかぶる世界と
自分自身を破壊するために生き残った人間達
彼等は相変わらず悪霊、金、銀、銅、石の偶像を
拝んでいる
けれどまた人類と酒は復活する
そして彼らは裸で罪深く割礼を受けれないし
その誰もが墓の横を歩いてそこに
とどまることができないと願っていない
素面の頭の中にあるものは
酔っぱらいの舌の上にあるように
良い人は死んでしまい悪い人だけが生きる
渇いた後に笑うには丁度いい神聖な皮と肉
それが私の血と魂に響く
そして兵士は眠るが兵役は続く
盲人の間では一つ目の男が王になり
オレはまた欠伸するだけ
眠っている者が魚を捕らえられないのは
目を開けられないからではなく
夢を観てしまっているからだろう

彼女は僕を眠らせたい
その時間には互いに退屈して
手持ち無沙汰な金曜日しかないから
もう少し君が秘密主義だったら
今すぐ迎えに行っていたのに
けれど愛もまた眠りの中正確には夢の内
だから嘘だともまともだとも言える
ただ居るだけ 祈るだけ
たったそれだけで今夜君を待たなくてもいいなら
俺は多分死んだのも忘れて
生きている様に振る舞えたかもしれなかった
そう思うとそれに手を伸ばし続けるこれは
イオンモールを駆けてゆく
七歳児を見てるみたいで追いかけるのも忘れる
もうどうでもいいことは
とっくに水鉄砲で撃ち抜かれてる
オレがまだ20年前と同じネタと曲で飛んでるように
それを見つけた嘘や領収書よりはるかに安い
真水の中で見つけた奇蹟めいた泥の橋へ溶ける縄
それでも人生を渡っていくだけなら余り問題はない
少なくとも俺はネズミより幸せな終わりのない終わり
昨日からずっと恋をしているから
俺は簡単にヤってリラックスしていたいだけ
でもそしたら二歩進んで三歩下がっている
本当に人生は歌詞の通りの階段
まだコインランドリーからは出られない
貨幣制度とハッブル球と終のリミット
アキレスとアキレスに呆れて
凡夫の限界も君をあきれさせるのには丁度いい
けれどもし君の歓声が聞こえてきたら
私はきっと自分よりもう少しだけ青く
イってしまう前にそっち側で全部の歌詞を破く
めちゃくちゃにそして出鱈目に
また逆様にしてイカサマも咥えて
ランカシャーまで穴を開けるかも知れない
少なくとも日の短い人生の或る一日には最適だろう

オレは君や自分がまるで欲しいかのように唄う
ほとんど何も見えなくて戦うしかなかったとしても
愚か者の降伏は便箋にして少し濁る
でも君も私もオレも彼も彼女達も
世界の果てまで行けばきっと眠くもなくなる
その前には死ねるだろうから
柵も檻もフットボールみたいに蹴り飛ばして
次の日には新しいポルシェで火星までイきたい
でも君はオレをがっかりさせるのを諦める
少なくともオレはそれは諦めている
TVは君をがっかりさせないように
如何にも世界のように回る
けれどそれは僕等が酔っ払っているから観たい夢
ブスの二の腕なんて孤独死するしかないし
前のあるゲイの後ろはやっぱりぞっとする
そしてまたオレはこのチェスが橋の下で耳を塞いで
それを躓かせる嘘に吐き気がしてる
死ぬまで裸になれないのは君の乳首が夜より暗いから
全くピンクではないサロン
だからオレは僕ではない私になろうとしている
全て手作業で摘まれた嘘でも
制服の窮屈さがボタンを外す喜びを作って笑われて
きっとオレが何処に行きたいのかも知っている
でも俺が今何もわからないのに
駅に居るのはハイになっているからで
歳を取ってしまったことを忘れてるから
どうしようもない終わりはどうしようもない荒屋へ
笑うには遅過ぎてイくには速すぎる
だれがヤったのか知るには
余りにも巨大なその無時間の幾つかの重なり
気づいたフリに気づいて何歳か尋ねるのを忘れ命乞いこれでまた皆んなのフリをしてたら敗けた
そして誰にも勝てないって分かったら
そろそろ忙しそうに
追いかけてみたりするのも君に任せたいと目を閉じた
けれど負け犬もまた負け犬を作らないと
オレはオレを妬むわりに手錠が好きらしい
そしてある時間は失っていく君に向かう
そしてその輪郭を記憶は雨の音の中に
でも太陽を見たら全て焼かれて影になった
だから記憶もまたそこへ
けれどオレはここからそれを見たくないから俯く
ネクラなんだろう

子供達はいつも遠くへ行こうとしている
僕等がわからないくらい同じ場所へ行ったように
いや全部忘れるけどまた眠る
ここではそういうのが流行っている
歩くことさえ忘れてしまいそうな曲
痛みの無い病気が季節を変え
彼女達も愛しているフリを続ける
全部夢のように匂いも透明
ここへ落ち続ける理由は
僕らが青い血を持たなかったからかも知れない
そうこれは全部嫉妬めいた寝苦しい歌詞の真似
偽物の彼女と話して偽物の木を置いて
偽物の夢の中で本当に壊れていく
逆様になってしまった夕陽が
一度だけしかないことを忘れさせる
思い出に洗われて
漂白されたはずなのにオレはまだその台詞を
歩いて帰ろうと数えている
だから神父の未来はよくわからない
司祭は隔離病棟の中だし
兎に角僕らは君の置いていったそれに轢かれて
どうしたら何も考えずにすむか考えて
また同じ夢を観ている或いはやっぱ落ちている
多分それの輪郭の口実だろう
丁度「君」という曲が終わって「僕」しか居ない夜が
シャワーを浴びている
僕はそのモーテルでテレビを消したりつけたり
落ち着かないそぶりで時々思う最後を忘れる
誰も居ないし仕事も終わった
友達と恋人と酒のなくなった朝に全部捨てて
飛行機に乗って12匹の猿で世界を救うのも
ジャンキーと俳優に任せた
クラックをやってもまだ音程に亀裂はない
オレはノブナガでもノエルギャラガーでもないから

チャンスはいつも安いタクシーに似ているって
歌手の台詞をラリって眺めてたら
本当にわけが分からない場所に来てしまった残念な奴
笑いが止まらない幸せの上で欠伸をするのは
退屈しのぎには余りに淡い
何一つ祝福なんてないのに
馬鹿そうなリフが好きなのは
賢そうなフリに騙されているから
少なくとも俺の人生にはそっくりだった
正しいことは長くは続かない
俺や僕はその恋愛めいたものの
上澄みの遠吠えの残り香の模様替えの一つ
猿は真似しか出来ないからケージを家だと思ってる
そしてまさに私は今そこにいる
安いポルノと褪せた花に埋め尽くされた週末
そのまま遠くへと乞食が叫んでいる
ゲームはクリアしてもクリアしなくても
後悔しかしないらしい
今の「これ」は初恋のキーがよく童貞達の下半身を
固くするトリックを利用した
よくある詐欺にコントローラー投げつけてるそれ
数え切れない程の答え
冷たくて青い血が君の選択を通りへ干す
骨よりも甘そうな落ち方を拾いながら
けれど君は僕等が腰へ手を回すと
とても喧しい犬笛になった
そしてそれはまるで太陽の中で結婚して埋葬されて
毎日日曜日がつづいているみたいだった
彼女は敵だったけれど
一つになるには丁度いい温い血を持っていたのに
彼等みたいにもし60まで生きるなら
それまでずっと女の尻追いかけて
新しいドレスの洗い方に是非イラつきたい
そこにもしアルコールでも垂らしてやれば
ある程度は覚えてないから
後は名前を付けるだけで済む
上手くいっているのならそれは大体夢だし
上手くいってないならそれは嘘で
目を瞑れば君の愛している人が
オレの前で映画を観ている
それまでのオレのように
飢えも渇きも通勤定期みたいな錯覚だ
日曜日はいつの間にか月曜日になってて
空き瓶と頭痛がコマーシャルみたいに繰り返す
君らの言ってることはオレの言ってたことより眠たい必要なものほど欲しいことを忘れてて
必要ないものほど欲しいと思い込んでいるから
そんな煙草のコマーシャルは本当に必要ではない
少なくともオレはそんな世間話をして
女の子の名前を忘れたりはしない
そうオレの正気は少し煙たいし
ケツを縫っているからよく鳴らない

完成は永遠に始まりのその終わり
後は待つか食うか寝るかやるかラリってるか
閑散としたパークライフ
永遠は太陽に溶ける海で
しかも僕等はその半分で寝てるだけなら
オレがどれだけつまらない嘘吐きでも
おかしくて仕方ない
そうだからつまらない
いや普通につまらない
つまらないからつまらないけどつまらない
ここへ一つでも面白いことでもあれば
バスキアの絵でも観ながら
全てが半分だけになってもいいような気さえしている
そうオレはまだ眠ってるだけ
オレもきみならそうするだろう
君がおれでもこうなるように
私やオレはあのTLを埋めるためだけに居る緩衝材
例のプチプチ
そんな奴が普通のフリをして君の帰りを覗くけれど
見えているものが違うから僕等は
永遠にヤれないだろう
つまり墓や祈りには僕等であった場所を
その遅延を証明しないといけない
義務があるのかも知れない
君や彼は歩けばいいって言うかも知れない
まあだからオレは今逃げながらこうして唄ってる
上手くやり過ごせた雨を思い出して
お月様まで漕いでいくよ
僕も君もきっと埋め尽くされたいだけ
マジでどうでもいいんだよ
棒を穴に入れてまた出して何回か繰り返して
髪を梳かしてイラつかれるのにも飽きた
笑えるけど馬鹿にはそれくらいしかない
面白くはない冗談
ラリったオッさんが誰も居ないのに
配信して独り言呟いている
死ぬにはいい日はきっと続くモルドルフも言ってた
その波打ち際に自分を置いて
子供のフリをして散弾銃でBuddhhaのアタマを
撃ち抜いて皆んなゲイだよって謝って
月の裏に着いたらナチの残党と
地獄で鬼の髭でも探してみる
資本主義より高価な嫉妬が欲しいから
皆んな違う時計に同じ名前
もしこれらが全部一つだったら
やっぱり僕等は売れ残りのインディバンドの
歌詞の中に呼吸を繋いで眠っている
目覚めたいと言う僕等は皮肉にも
未だカポを探している途中
ゲームの中のゲームのやりがいに犯されながら
昨日も明日も勿論今も知らないフリを続けて
夢に似ているけれどこれはただの屑かごで
オレはそれをひっくり返しただけ
何が起こっても怒らなくても踊っているつもり
中指の角度を代名詞にして

密林の中で20年前と同じラインを引いて
新しい夕陽の中で全く同じ物語の全く違う結末を観る
七時半のデトロイトのプレス工場の前の一台のデルタ
あの時間にオレは全部無くしてたらしい
四つの色をしたマリリンモンローにも似てる
何にもありはしない
しかもそいつはやっぱり少し雨のように青い
そして僕が振り返って観るそれは
とても短い足をしているつまり夢ではなかったみたい
限りがある限り僕等は自由であれるけれど
15分しかないからか僕はとても眠い
知らない女に覚えのない浮気を理由に
頬をビンタされたような感触にそれは似ている
現実の中にある夢に気付いて
また間違えてそれを忘れる為また間違える
裏切りや歌詞のカジノに隠れた自惚れは
とても温くて居心地もいい
そんな小ぢんまりした夕陽が暮れていく様子をTinderで会った女と呪術廻戦でも観ながら繰り返す
競争の狂騒の今日とか蝋
オレは今からそれを躓かせて
こういう透明な嘘を並べる
なるべく出鱈目に
なるほどつまらないねって
言ってほしいから
だって僕は君をいらつかせたいだけなんだ

また雨が降っている
ずっと前の雨がまだ降っている
眠たいけどそれを揺らして
彼女をいかせてあげないといけない
飛ぶ方法を学ぶ前に先ずは
飛びたいと思わないといけない
それがオレや私の傍に在ったら
僕だったかも知れない
サングラスを奪ったら皆んなで17歳に戻って
君のイニシャルの彫ってある
相合傘の机を探すのも悪くない
どんな形でも魂は蒸発してpicture showsへ
その後は知らないけれど
やけに静かな夢だったと思うんだろう
月もボンヤリまどろんでイル
俺は底に落ちて沈黙を聴いて
偶に愛が必要な逆行も君の居た瞬間が
若いフリをするのは眠たかった
だってそれは夢とかやっぱ嘘に似ているから

真球の太陽と飲む拘束衣も蝉の夢を見ている
僕等のように勿論何のことかさっぱりわからない
でも犬のフリをした蛇に騙された人の真似をする猿は
可哀想だから檻に入れてやろう
笑われる代わりに飯には困らないだろうから
その中で猿もきっと笑っているけれど
それはきっと真似ではないはず
少なくともオレはそういうスクロールをされたら
消えちまうような浅い嘘に溺れる
オレの足もまた短いからね
買春めいた落書きにその落書きの中で売春
全部捨ててみたらいつの間にか
大きな箱の裏のゴミ箱の中で
明日の日付もわからなくなっていた
寝て、出して、入れて、忘れて
クルド人が公園と自転車を愛するように
オレは約束の地の残飯を漁ろう
叫ぶ声も死んで今日がいつかもわからない
訛って愛は濾過されてこの波を打ち消す
半分の永遠の中死にながら生きてみよう
最期の日に俺だと叫ぶのは一体誰だろう
それだけでその鼻糞みたいなコーラスに一生を費やす
満員電車に乗ってみたり梅雨の人に諂ってみたり
忘れてみたり思い出したり
数限り無く在る限り有る鼓動をせめて僕は
弾いたつもりで笑っていたい
余りにも道も未知も真っ直ぐだ
なら俺はもう飛べなくてもいいから
4000年くらい歩いて、或いは泳いで底へ
焼き尽くされて眠りたい
退屈は多分時間とだけ仲がいい
私もそんな風に君を観ることができたなら
今小銭を数えてアルコールを
睨んでもいなかったのだろうか
わからないことばかり雨のように止まっている
漫画や失敗といったハリボテのなくなったそれに
僕等は未だ嘘をつこうとしている
沈む夕陽が世界で一番別嬪だ

空以外の美しさへ烏が夜に飛んでくる
嗚呼ひねもすのたりのたりかな
君等のゲームってルール多いし
正直よく分からないから
俺は馬鹿だし全部捨てるよ
これがそれ
それは違うって言われるんだろうけど
これがそれ
最低でも最高
尽くすんだ
酔っ払った帰り道地下鉄を待ってる間
燻んだロマンスをチンパケして鼻をかむ
でもそのままジョーカーにはなれないだろうな
眼鏡似合わないし
それにあのちょっとテカテカしたドレスは
ドン・キホーテのハリボテだろ?
ままごとは俺も大好きなんだけどそいつを
写真に残すのは最悪の幸運に似ていて
君の言ってた彼の大好きな悪夢みたいだよ
そうこれら全ては剽窃の借用のかりそめの猿真似
突然生き始める今がまたそれを走らせただけの欠伸
退屈の重力、空費、徒労、虚無よりも
もっと向こうの
何もかもあることに少し窮屈になるあれかそれ
多分誰でも少し苦笑いしてしまう泥の真理
悪魔は公正でないことに誠実に笑う
天使は盲目の断層線に紛れてやはり沈黙
だから逃げてしまいたいんだよ
何をしていいか何をしたいのかわからない幕間
一つの魂を救済するための費用は
一つのその時間を全てそれに割いても足りないらしい
オレがオレを知覚出来るのはこの凍った一瞬だけ
だからどうでもいいのかも知れない
ノルウェイの森か何処かでハイティーンみたいに
ずっと逃げて居るのが一番楽なのは確かだろう
少なくとも分からない言葉や分からない感覚や
分からない本当や分からない嘘が敷き詰められた
葬式は鼻を塞がれていても耐えられる
諸行が無常じゃなくてもやっぱ欠伸は止まらない

恐らくオレにある罰は浅い夢
残りは全て思い出したやりたかった事の出涸らし
残念賞が欲しかったんだエコノミーサイズの一つを
馬鹿についていく馬鹿は永遠に生きるだろうけど
オレはどっちかって言うとただルールを
蹴り飛ばす理由だけあれば良かった
神も、鍔も、恋も、友も、家も
全部否定したらオレはオレがわかんのかと思ってた
時間があまりにゆっくりだったから
死ぬなんて考えてなかったし
オレが全部欲しがるものだから
お前はビビっちまった
お前らは全部自分のものだと思ってたから
もし重力に意志が在れば138億年間
嘘をついているのかもしれない


美人は自惚れの中
醜女はひねくれブサイクはこじらせ
社不は逃げ続け株主達だけずっと笑ってる
オレと同じ程度のあの馬鹿は金だけはあったから
まだまだきっとディズニーに住んでる
彼等はそれは泣き言だとそれは嫉みだとまた笑う
アイツらはオレからしたらキマリ過ぎだよ
何のスカンク食ったんだよ
臭すぎんだよお前らの寝言は
橋とトンネルで擦り切れた奴等は
更に地獄に落ちて愚痴と神様をリポストしてた
オレと同じで訳もわからずに
全部有ったら何も無いのと同じように
中途半端な時間は長くて勘違いするには丁度いいが
結局墓だけ掘らされてるって思ったら
スコップは水に溶かしてスコッチでもあおりたい
オレの考えつかなかった最悪の夢まさにそれの真最中
養分でも何でもいいからさ
せめて初恋の中で殺して欲しい
負けたのは分かったお前の価値も分かったつもり
だからせめてオレで居させて欲しい
勿論永遠なんて望んで無いよ
リアムギャラガーじゃないしな
だからこれは完全に遠吠え
だって何て言ってるかさえよく分からないだろう?

僥倖に躓こうと海岸は波を探している
諦めたフリの上手い悪夢は悪夢だったことを忘れて
たったオレしか居ない何処でもない底へ
また借りた時間の利息を蘇生させ
眠らせても兵役を貸し続ける
22で捕まったまんまなんだからなんて言い訳は
勿論降りる許可にはマスクを買わない
美人とやりたいなら
いい仕事で楽したいなら
最高の友達が欲しいなら
素晴らしいガキがご所望であれば
やっぱりエゴみたいなこの薄い水色の音を
盗んで売っぱらって酔っ払いになるしかない
紙は辛抱強いが神は待たない
最先端の地獄では無知を詩れるのも金がかかる


私の涙の中に在る牢は題名を教えてくれる
全て過ぎ去った後の歌詞へ
幾重にもに捻られた矛盾が私
誰も弾けない海岸線に忘れられたピアノに
彫られた楽譜 僕はそれを繰り返しオレがまた消す
波打ち際の白昼夢は落ちていくことさえ
記憶できない
君は僕で僕は彼で彼は彼女で皆んな一緒だって
覚えているのはそんな死んだ言葉だけ
呼吸からも秩序は失せて
もうすぐこれは夢か嘘になる
その間 その瞬間にも満たない瞬間に
永遠より長い夜を観る

遠い塵はやっぱり夢に見える
羅紗張の灰と目的も価値も勝ちも舵も無い航路の果て
無いもの以外見つけるつてはない
魂が気体でも液体でも固体でもないように
何もかもある
だからこんなに欠伸と日曜が続いてる
とりあえず穴の中で穴に入れられたらそれでいい
どん詰まりでもなんでも中指立てて掻き回してやるよ
イッちまうまで
そうしたら少なくとも今日が今日じゃないって
思えるだろうから
mまでしか知らないならcmの世界は見えないし
どうでもいいとすら思わないように
cmまでしか分からないオレに
マイクロナノメートルの世界なんて無いのと同じ
多重世界がCMでお手頃な浮気相手を斡旋する未来
こいつをやり続けられたら資産も名声も
奇蹟も救済も捨ててしがみつくだろう
その死ぬ前の爺さんが掴んだブスの看護師の二の腕
またそいつがアニメーションなのも
フィクションなんだけどノンフィクションだったから
狼藉なんて映画にもならないくらい
退屈で尋問も意味を為さない
いや見てもいないオレも君も
ただちょっと懐かしくて泣いている
リポストし忘れたのを思い出したんだ
夜なんてニュースと一緒に忘れてたのに
イントネーションが違うと
パンツの値段も違うかも知れない
けれどこれ多分忘れるまで忘れるだろうな
瞬間も空間も凡ての内包と外延のその外にあるもの
名前はきっと分かちあう何かだと
鍵が急かした光束にあったのは観た
爪先の先の先に出来た血豆の血塗れの歌手
歌詞は勿論錆びついている
世界史に載らない配信事故のオチに
よくつかわれた義手は
自らがでまかせだと言った天使について落ちていく
素粒子の後ろにいる神様に縛られて
素人もののアダルトビデオの類い
あるいは粗悪品を掴まされた嘘の
観たい夢の憧れの糞の塗装の迷走
小さい声で言ったら聞こえないって煽られて
大きい声でいったら聞こえてるよって返される
漫画の一コマにもみたないこれこそが私であり
君であり僕等であり奴等であり
奴等を着た彼女だったと思ったら
あと20年くらいは夢と現のこの間を
フラフラしていたい
無くしていくことにさえ嫉妬しなくなって
知覚は解け意味を失くし
矛盾を超えて成立するその中に行く迄
切符を買ったか拾っていらないのかは忘れたが
汽車は舳先を月の裏にむけている
つまりよく知らないシンガーソングライターが
ビートルズの歌ったステージで
歌ったあの曲の胸騒ぎめいた動機に似た欠伸
戦慄というよりは唖然が先に頬杖をついてる
連続を連続だと感じられない
アニメーション作家さんから
一本見送る器めいたツイートを見てこいつは死ぬ
満月を知らないままに
中指を立てて入れて掻き回してめちゃくちゃにして
満足して辞めてたいんだろう
だから諸君等のコウショウな浮気相手の役には
なれやしない
だって君は今君を使ってこいつを笑っているから
君等は数字がとくいだから
とても幾何学的で気体でも液体でも
固体でも勿論答えでもないんだけれど
その「蜃気楼」をオレも観てるだけ
いやもうどっちがそうだったかも分からない
でももし半歩だけでも重力が
日曜日を貸すなら潜水服は心太の夢を観るだろう
多分ヴォーグの表紙でお楽しみを待つ犬みたいに
尻尾も無いのに振ったつもりで
だからつまらない動画で人生を埋めよう
おなって寝て食ったらまた眠ろう
時々こうして真似をしてもいい
それ程に倦んだ銀河は隣室でショートしてる
マーチングバンドは過ぎて子供達は目を閉じてる
明日太陽がなくなるなんて勿論思っていないんだ
夕陽の待った時間が固着した間違い探しの反対へ
そんな殆ど白い朝ばかり食べていたら
オレは聞いたことのない名前になって
何を忘れているのかも忘れていたことを忘れてる
未来は昨日の夜にアニメで観た
つまり間違うためにやってるだけの今日
でももし明日なんてあったらもう少し急いで
欲しいフリをしてポストカードに月でも描いてみる
静かにしてたら大体タダで手に入るから
そして褪せた弦を撫でて盲目になる
耳も聞こえなくなるかも知れない
ネズミよりは幸せなんだろう
けれどそれはそれで同じくらいの青さだろうから
月に囚われた男みたいに繰り返し愛して夢を観る
まだ君の囁きを覚えているし
これはその入り口だったし
だから後は黙ってそれを聞く
どうでもいいコインに表も裏もなくても

オレが犠牲にした砂浜は安いアパートの室外機の中
音だけ残して透明になっている
夢が溶けていく過程に似てはいるが
溜息は思ったより多い世界は変わらない
それが喜ばしい時も逆の時も
温もりはどうだろう?
忘れてたオレ猫舌だったんだ

オレはレベルEでいい
Fの門番さえ倒せたら
金粉少女と単観映画っぽい婚姻生活を独占するから
罠と間違うくらい安いエコノミーサイズの幸せに
三日間に七種類の喜びはないんだろうけど
全ての総量は変わらないって
キマッて死んだ友達が言ってたから
神様のbotに誓ってオレもそれを卸すだけ
謂わばフォロワーのフリをして
税務署の籠手で掠め取る忠義めいた暇
ヴィラン的純粋至上主義に殉じ
右手にピストルと左手に花束を吊らし
揺れながら鹿紫雲の術式に縋る
顧みるものなんてないから
だから帰ることも出来ないんだけれど
仕方ないことは価値の無い忠告に
永遠に借りを作るのと似ているから
ハッブル球のように追いつけない
或いはそれは過去なのかも知れない
どうでもいいから道を変えよう
そうだなだから
心臓も脳も健も神経もバラバラになって
オレが粉雪のように散り散りになっても
彼が牢獄で見た
あの小説家の好きな夢の世界に
オレはまた居るって錯覚
ロバを見つけて発狂して死んでしまう前に
鏡を観て自分も驢馬だって気付いて
今は可笑しくて仕方ないだけだろうけど

つねられて思い出すコレが夢だって気付く錯覚
メンヘラのセフレに乗っ取られる世界
墓地の横を歩く人もそこに留まることが出来ないことを思ってもいないし、願ってもいない
空中ブランコから落ちても
電気代が無くても
証言は不確かでも散財でも破滅でも終わりでも
夢ならつまり嘘ならつまり塵ならつまりこの世界なら
何でもいい
宇宙が在ろうと無かろうと
問題はまるでない
続けるのか、やめるのか
ただそれだけがやっぱり問題だ
つまり名言集のように生きられたのなら
少なくとも健康的には見えるってこと
だって三位一体なら俯く必要もない
精霊なら爆弾だって取り除ける
爆弾を纏って神様の名前を叫びながら走る殉教者のように
君にとって醜いのであれば
私は美しくなりたい
これはフーダニットのコールドケース
よくある未解決の自己犠牲
王は民に紛れて更に勘違いするんだろう
猿に糞投げられたら怒るよね
ブスと演った後に話すことなんてなかったし
価値の分かってる女はもっとキツい
つまりギターを弾き出して蝶々はきっと道化師より
月が好きだわって主に抗い死を以て言い訳を奉る
術式対象の範囲の拡張と反転と順転とその領域と結界
俺には縛りも何もない

オレは必ずその少し斜め上をいく
地球その男に、二度襲われる
ホームボタンもタップし続ければ宇宙にだってなるかも知れない一興性の疫病
ペストの救済に与れなかった一人として
オレは宇宙を観るまではこれから遠くへ
支配者の祝福や統治者の恩寵ではない
パンもサーカスもニュースも病気も報酬もある
時間を壊すにも時間がかかる
無時間の中にこそ僕の主人公は生きているのに
凡ゆる瞬間にうつ伏せになった小窓を
僕は今日もパリだと言い張る
姓も鏡にして人をたらして
女の子と食い物と音楽にだけ残すところ
望むものだけ欲しい
要らないものはやっぱり要らない
反粒子も要らない
純粋な希望だけ永遠に頬を伝ってたら
メンヘラのセフレくらいなら何とかなるから
やっぱり今日を今日だと思いたくないんだろうか
時間の中で無時間を過ごす
未完成のマンションに住んで
こんなに痛いのは守られているかららしい


5:55分ではないかも知れない
5:55分が幾つか在るように
オレではない私に似た僕のフリをした
自分(時間ではないことを祈るもの)めいた何かが
この夢を
つまりこの一連の空港的な嘘を運航している
オレはそこで修理方法は知らないが
整備の仕事にありついた
タクシードライバーから借りた電話帳で
掛ける相手なら信用しても忘れてもいいように
あいつ等は人間じゃないフリが上手いらしい
乳離れ出来ないアンドロイドの方が
書き換えやすいのは確かだけど
オレはあとどのくらい繰り返すんだろう
全くスリーポイントなんて出来なかった奴は
百発百中になってもまだってやるんだろうけれど
そういうことではなくて
血もボールもルールもゴールもシューズもなかったら酔っ払っていい父親を夢観る以外
救いなんてあるのだろうか
十代のあの凍てついたような星雲か何かのような
ボンヤリとしたけれど
今オレが一番必要としているそいつは
苛ついてる時にしか晴れないから
軽い自己嫌悪をこうして発露し続けている
休日のバスルームで自作のポエムを
録音する男の映画の科白にもあったオレの好きな嘘
自分しか知らない秘密は王様のブランチくらいに
退屈で温いまさに結婚して
埋められたずっと続く日曜日的な太陽だ
つまり溶けた海の半分眠る魚に
見える世界は賃走中でそれは
重力やら食欲やらの所為で
イクには良いが少なくとも
新鮮な信仰には似てはいない
だから英語の渾名は「ランプシェード」の方がいい
懐かしいバンドが砕いた後なら尚更
だから毎日僕が蛇の目にかけるのも
偶然とは考えにくい
土砂降りな訳だし
でも君も僕等も踏切の中に居るのは覚えておこう
夢らしい其れが1928年製のデルタに未だノッてる
7:30じゃなくて19:30だったとしても
やっぱりあの顔するだろう
あれ程巨大ではないにせよ
しかしやはり僕は餌食にはなれやしない
また腹も空くばかり
想像妊娠的空笑に依るばかりの祭り囃子
話爛れてここで打ち出し見出し
やっぱり観ちゃう王様のブランチ笑

黒死病とその繋がりも麾下に置いた人形
その周りを回るばかりの人間や時間
あーでもオレはもう余り書けそうにはない
精々このフリの真似を真似することに
疲れていることを忘れるくらいしか出来ない
日曜日の草野球にうな垂れて
月曜日の阿りに備え
火曜日の沈黙やら木曜日の夢日記も忘れて
ただいまだけ
今だけを残すと信じて
私は帰ろうとする私は
家も故郷も勿論呼吸も無いけれど
帰ろうとする私は
アタマを全てクリーニングに出す為に
キレイにキマリたいんだ
罠やら草やら女の子やら服やら何やら
ただ雑音無く綺麗にキマリたいだけなんだ
モテないブスはやっぱりメンヘラ気質なように
「仕方がない」って何処かのスナックで酔い潰れたオッサンが話した器に私は完全に僕を全う出来る
つまり幸福になれるけれどオレはそこには居られない
敵か味方か分からないことさえ
わからなくなり始める中
泳ぐ水槽の温度はどうも一定ではなさそうだった
海外のポルノを観てフリーセックスを信じてる
ワンルームのモルモットが酎ハイで
ほざいてた寝言つまりオレ
キレイ?無礼?暗い?つまらない?
あゝやっぱり俺
ただ浴槽にお湯を張りながら煙草吸ってただけ
プライベートを辞めて
有給使えたらもうちょいマシな「ぽえむ」めいた塵がかけたんだろうけど
生憎70年代は過ぎて鏡もない
超現実もサイケデリックもパラノイアも精神分裂病も
全部程良く褪せている
懐かしいバンドを思い出して
懐かしい煙草を吸って懐かしい椅子に座って
懐かしい本を読んで懐かしい人々を忘れて
懐かしいことを忘れて
それも忘れて
辿り着くというか漂着するんだろうか
ショットガンが吹き飛ばしたロックスターの脳漿に
どうでもいいけれど無時間こそ救済
あれやこれやと矛盾も何もない
ユニークスキルで血継限界を越えられても
領域からは出られないし能力からは離れられない
漫画は芸術からはみ出させないし
芸術は文化からは逃げられない
運命的な力で私も僕にオレを遣らされてる
幻視爆弾の灰に正答もクソもないだろう
蓄積の足りない練習は酔っ払いの勲章
愚か者の幸福は神聖にして確かに犯すべからず
そのくらいは手放しで手を叩いて手を繋ぐか
いや言葉の通り不可能
多分もっと退屈だからそのまま笑ってていいや
ラファエルの喇叭は鳴っても
誰も暴政の前にある美徳の下にある吹き出物に
春に似た名前の初恋の未発表曲で
上と下はないって飢えと舌に書いてある
何故規律はムルシエラゴに乗って抗わせることに
忠実なんだろう
態々振り返るのも怠いけど予測変換でしか書けない
言葉に唾を吐くのはそんなに差別的なのか
白いシミのもし表面が曇っているなら
皆んな月に行ってしまうかもしれない
あーめちゃくちゃそれは書けないやーつ

感情がみんな客室の輪郭から揮発して
好きな女を作るのと同時に其奴とどうやって
別れるのかゆっくり別れるまで考えている
理解されるはずがないものを子供部屋に置いておくのは当たり前だった

ぼくが僕等が興醒めする為に書いた曲で
踊ってる馬鹿を褒めて金が貰えたなら
海賊のフリをして死にそうな子供と遊んだりして
離婚してフランスの貴族の役を飼うだろう
2ちゃんのスケールでそんな質量の何かに当たったら
死んじまう方が先に来るだろうか
一境性のボーダーラインで曖昧に
握手か何かをしようとしている誰か
そいつがいつも正解を森の中に隠してしまうから
オレは迷うことを忘れて迷っている
或いは忘れることを迷って忘れている
いずれにしても良い曲が書きたいなら
一番に飼うのはペンじゃなくてフカフカのソファ
刀を持たないことが最強らしい
誰がオズワルドを売ったのかなんて
ディズニーに矢鱈叛意剥き出しのチャブの言い訳
だから暗殺向きな信仰法なんだろうけど
やっぱり早寝早起きに勝てる麻薬は少ない
漂白されることさえ終わる前は誰も気にしなかったことがかえって気になってしまう

聞いたことが悉く失敗で「これがそうなんだ」って思ってまた仕事に行って牛の糞を捏ねる
凡ゆる者に価値が在るのは素晴らしい
刹那的な空性でも有時間なんて取っ払って
兄弟を連れて彼女達のドラマでこう言う
「明日はきっと違う日になる」って
何処の国の愛してるだったのかは一先ず忘れて
オレの血は足掻く軽いトラウマめいた躁状態で
変化をsomaかイチジクの木に敗けた思い出より
広告らしく瞳の中へ隠す
彼の声や文字や絵や写真のように
落ちながら騙るのは酔っ払いには
ギリギリ飛べる程度には俯き
母親から盗んだ無垢を埋められる前の日までに
返そうか秘密にしようか忘れている間に
また朝になる
呼吸より呼吸のように
また夜になる
僕等が好きだった天国より奇妙な白昼夢のように
いい加減なことを過剰にやりたいのかもしれない
オレは真剣で遊ばされている
無駄にも出来ないらしい
スポーツのようにやったりやらなかっりは出来ない
何もかも吐き出すにはテーブルもひっくり返さないと
でも彼女は自首して腰から下を
永遠にフランス人の名前で呼ばれて笑ってた
イカれてない奴なんていないって忠告で
業やら法で棒は今日もコート
どうも全ては15分の投降或いは名誉或いは幻か夢か嘘
あえて言うなら説明するのは難しいってこと
バスに乗り遅れて次の電車に乗って
電話で聞く「オレはそんな風にはなりたくなかった」って
彼女は勿論彼も同じ気持ち
TVを観ているか忘れているのは自分で
それはYouTubeで思い出しただけ
ノスタルジアの致死量
20年前の好きなバンドの超簡単なリフに詰まってる
あの霞で何故かメシを喰おうと横着したら
Tinderでもキツい
言うことを止めるのはニューヨークの警官より
馬鹿だろうな
ドーナツとクラクションと橋とトンネル
それと其奴らを歌う歌手
全部向こう側で勝手にオレがやることだと思った
あーだこーだ言う奴って何処まで行っても居るし
その逆もまた然り
気にしなくていいことを気にしないと
いや気にした方が健康的なことが
オレには健康的ではない
ヴォイニッチ手稿を書いた奴も地獄で
笑うのにも飽きてそろそろ本気になろうとしてる
もう千回目以上のトリップ
七次元くらいまでなら行けるんだろうけれど
泡の安価では水槽からも出ていけやしない
メッセージは常に匿名を希望している

カフェで行われる主婦を過ぎた人達の噂は妙に
頷く回数が多い
燕や鳩に飯を喰わせてやると
髪を切った後みたいな顔する騒々しい脈か何かだ
そういう情報は普通ではないし
件の婦人方にもアダルトビデオに
あの頃見てもいいかしらって
その秋の雲が月は綺麗ですねとしか言わせない
女の強さの一つだろう
金持ちならトレッドミルからでも
散弾銃でトニーハンコックじゃない夢を見て
そいつを歌や鳩にして好きな穴に名前を付けて
永遠に死なないつもりで秘書はテキストを打ち続ける
もう死んだか自殺してしまった僕等の主人公へ
時間の癌がガンガディンをまた見て
未終了の我々の死と燗がよろめいている
生きたいばかりに
三つの瑕疵を免れていない昨日風情の真理
魂のないアラカンは離繋のプラモデル
理科ならキルビルで美香なら多分OL
制服のお姉さんと付き合えたら
きっとコスプレも吝かではないはず
天女の羽衣はまあまあ無理っぽいが
人魚のブラならギリいける
少なくとも西川口なら
今日もドン・キホーテの隣りの
非常階段に干された彼女達の毛布は湿っぽい
排気ガスとか色々と回ってると
日光で受ける恩恵よりそれは大きくないか
粉挽きは粉だけ挽いて資本家だけ肥えて
人魚は蝋燭だけ売ってれば
「良い」オレになるだろうか
産まれた数だけ老いが積み重なって
オレになろうとしているのか
偽物の反対の後の正面なのか
手探りで今日が1968年の形をしてないか
ポケットをまさぐる爪を立てて
オレが忘れられたいことを覚えていない君に
オレは忘れられたいと言ってるような空性の無時間


誰も知らないとこに誰も知らない内に漂着した岸に
太陽が薔薇を抱いてオレを待っていた
運命とか神様とかlet it beとか夜とか欲とか
費やしてた癌に気付いて議事録通りに進まない
つまりオレはあの野次めいたタクシーを待っている
親父がポマードで固めた運転手だったからか
イタリア人の強盗と間違えているのか
少なくともこの欲か輪は
定理的な観測に基づいていない
定規とコンパスによる作図
チューリングマシンでは測れないバグが
癌腫か救済か搦手絡まって空回りの末の逆再生
微かに楽しいのはヤリマンの元カノと観た
永遠の無垢とシドとナンシーとに過度の生理現象だけ
思い出したら全てあってもなくても良かった
つまりそれの澱の重なったこれに
ただひたすら酔っ払うしかない
最高の言い訳の為に費やされるだろう
パッセンジャーはニュートランキライザーか
シンセサイザーに記憶を売る
皆んな忘れたくて待つ夢が追いかけて
見た今日をより求めている
セキュリティレベル5で彼等は何故か寛ぎたがる
火星の王様にでもなった気分なんだろうか
少なくとも彼等の欲望は三交代で回ってる
火花は美しい確かにショートする程
でもオレは多分迷いたいだけなんだ
何もない48時間にカフェインを溶かして
アルコールのカスを抑えつけて
ピアノでも聴きながらイオンモールで5千円使う
マッチングアプリに課金した方が良かったのかしら
また迷ってまだ迷ってただ迷って
でもダンエレクトロみたいにおっぱいが三つあったら
真ん中の手は邪魔だ


母と私にしか分からない言葉があったが、それは母が出て行く日に私の頭を撫でながら千円札に包んで私へ返した。あとはなりたくないものと言いたくないことばかり。フランスパンの屑にイラついてる朝に同級生がモナコに漂着して王女様と結婚して新しいポルノを合法にして僕等の血の色が同じだからとか空は心みたいに青いとか色白の子が喜びそうな台詞に赤いラインをひいてる。そういう歌詞についての讒謗。

空調の音がピアノの音を消し
ピアノの重さで床は軋み
俺の記憶や世界はハイレゾの礼砲が
隠すものを壊して回っている
清十郎の弟では沈黙の元になるような
星のようにテーブルを返せない
啓示を絶望の中に見た時の乾いた笑いの方が
真理には健康的なのか
或いは私がソ連から輸入したような
全体主義的な白昼夢めいた理想に
まだ酔っ払っているだけなら
落葉より大きく呼吸してコメディ映画でかかっているヘビメタでも聴きながら
バスケットケースの歌詞をなぞる
君には出来ないだろう
完全な無を二乗しないと其奴は生まれないし
君はそんなことに君を使ったりしない
新しい自転車のギアの方が余程気になっているだろう
つまり無はそもそも二つ在って
その一つの結果の亜種がきっと世界だ

俺も彼女たちくらい幸せだった
お化粧と男と服とズル休みの口実とあれば
もう二年も前のことが石みたいに
ウインクをして僕を愛してたと言っていたけど
私はまるで覚えていなかった
新手の詐欺の先の夢
色をよく変える夢で名前をいちいち覚えるのは
大変だったのは覚えている


四十八年のアントワープで天国より深いプールで書いた夢の続きを観ようとしている。知りたい以上に退屈なんだけろうけれど、今のところそういったフェイクファーや造花やプラモデルは重力より見にくい
オレは自分のロックスターが死んでいく過程に
ドレスを着せてニキビ面の悪戯を
鎖や離れていく眼帯に解く
声変わりの残滓を集めて模造した世界は
くたびれたティッシュとシケモクで
僕を駅に留まらせている
ストゼロとアヤワスカを混ぜて過去世を覗いた
少なくとも雨はまだ病んでないし大男も洞窟の中
読んでない本と読む気のない本当に釣られてる?
つまらないのはご愛嬌
もっともそれこそ君等を満たすんだろうけど

確かにオレにコークもメスも紙も草も
必要なかったら
俺も亦アニスに自分は如何に
退屈な人間か聞いてただろうか
あてもなく彷徨う為に冷凍のピザはある
少なくともマッツミケルセンが
誰かを調理する為ではない
ここにいると介助が必要だ
天気、気温、湿度、隣人、小言、
或いは詩人然とした詩人のために
救済はいつも理想の中に理想はいつも夢の中に
夢はいつも嘘の中に
勿論夢の中にある愛も内包している春は未だ青い
知らんロシアンがルーレットにシクってIRAと
全体主義でも洗濯したんだろう
きっと僕の知らない鎮魂歌が
僕の知れない旋律やリズムや音でここを通奏してる
ガキでいるより素晴らしいかも知れないけど
あそこが一番明るいのかも知れないと思う時もある
永遠に論文を書くことは出来ない
理由はなんでもいい
兎に角永遠に論文を書くことは出来ない
だってアフリカハシリバコキャプチャできる奴なんて
十年前に移されたんだから
繁殖が鏡か何かに踏絵を騙り
リアリティを演出して家から帰る
ピーナッツより小さな場繋ぎの科白より
薄い印刷の赤い本
頭の中に刻み込む刺青より楽だろう
俺に参考書でも買ってあげたいだろうけど
本当に買ってくれる人はただの皮肉屋だから
オレは好きだけど僕は嫌いだと思う

皆んな眠っている中僕は起きて
僕らの肌には悪行と無知と不運のみ作用する
裸足で賭けて行く重力より奇妙な天国に行く為に
新兵達がトランプで死体を洗って辿り着いたら
夜が溶けた後の綴りに台詞を待つ
丸味を帯びた眩暈が覆面を塗した
引力を繰り返している
玩具の煉獄或いは群衆を一枚剥いだその裏で
僕らの名前は蜃気楼の間少し縮む
ホテルの言い訳の為に仇名をつけられるから
でも翻訳されるくちづけ
それを媒介に雨が拡がってそんな風に夏が終わったら
あの人魚ももっと深く潜れたのか
知らないけれど僕は少なくともその夜の
溶ける前の綴りを知らない
百年前より時間がずっとバラバラになって
僕らのこの小さな単位が産まれたように
名前は区別と差別のために今日を割る

足りないことは分かっているけれど
足りないものはわからない
必要なのもわかるけど
そこまで息は続かない

退屈が退屈を喰ってまた退屈凌ぎ
生き急いでも無いのがその夢の嘘のカスの見返り
それでも分かったつもりで唄う鼻唄
だから多分これは九歳の瘡蓋
どうでもいい豚の唄
少なくとも乾いて笑うにも渇いて笑われるのにも
皆んな飽きた?
だからガムを噛みながらだ真っ直ぐに
歩くことすらままならないモデルが
豪邸で爪を磨いてんだ

人はパンと水さえあれば神様より幸せになれる
そこにサーカスまであるのに愚痴ってみたり
葡萄酒にならないか試してみたり
もういいだろう
たった今だけこの凍てついた今だけが
意識の輪郭を縁取る
跳ねた水滴が空を観てずっと青が続いていることに
夢のように気づいて起きるように忘れていく
俺も君も彼女もあいつもわざわざ分けなくていい
そんなことやってたら永遠に部屋から出られない
けれどどうだろう
その部屋の外にはその部屋を出ようとするより幸せなことが真っ直ぐ待ってるんだろうか
素直に言うとアホの子なんだけどその部屋も
亦僕なのだろうか

チャーミングな嘘達よ
せめてオレの糞の中で
無時間の天国で理由もなく足掻いていてくれ
どうでもいいって言ったそばから大切にして
しまいそうな夢を、つまり嘘を、
オレに落とさないで欲しい
失業保険を凶夢の中の或る一日から借りた
濁水に浮いた二元論に張り付いた矜持めいた
加齢臭をファブって北を目指しながら南へ歩く
重力と運命はきっと仲良しなんだろう
オレが居るのを忘れて乳繰り合っている
いや、これ全部ただの症状の一つだから
君には全部忘れてとりあえずセフレでも
探すのをオススメしたいw

やっぱり限界には何もない

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