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パヴレンカ「ヴェルダーでとても幸せ」


ヴェルダーの守護神パヴレンカは、WESER-KURIER(以下WKとする)との電話インタビューに応えてくれた。今シーズンのヴェルダー、コロナ禍のホームシック、ラシツァへのアドバイス、ピサーロの存在について語った。


WK「このインタビューはドイツ語で行っていますが言語に問題はありませんか?」

パヴレンカ「言語に問題はないと言いたいところだが、私のドイツ語はまだ完璧ではない。 しかし、私はすべてを理解しており、たとえば息子と一緒に病院にいるときなど、日常生活の中でも言語を学んでいる。今このインタビューを受けているように、努力をし続けているよ。」


WK「今年の夏にビッグクラブへの移籍話がありましたが、この計画はコロナが広まる前から存在していましたか? それがうまくいかなかった事にどれだけがっかりしていますか?」

パヴレンカ「ブレーメンに来た頃から毎夏この話題が絶えない。だが、これからもヴェルダーでプレーできることを嬉しく思っている。 今は今シーズンの戦いに集中しているし、これから何が起こるかは誰にも分からないさ。」

WK「他のクラブでヨーロッパを目指すという考えは頭にありますか?」

パヴレンカ「ヴェルダーでとても幸せだし、家族もそうだ。なぜここでCLやELを目指してはいけないのか? 私たちはELやCLに参加することだってできるさ。もちろん今ではない、それは明らかだ。このクラブには偉大な伝統があり、長年CLでプレーし、大成功を収めた。この時代がまた来ることを信じている。」

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写真:味方に繋がらないキックを見せるパヴレンカ

WK「ブレーメンでの契約は2022年までだ。あなたが契約を延長することが出来るように思われるがどうでしょう?」

パヴレンカ
「そうかもしれない 。私の契約はまだ2シーズン有効で、サッカーにおいては長い期間だ。」


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写真:クラーセン(左)とパヴレンカ(右)

WK「クラーセンは故郷に帰りたがっていた。 このコロナ禍で、あなたはチェコに帰りたいという気持ちになることはありましたか?」


パヴレンカ「もちろん、私にもその気持ちはあったよ。 チェコにいる家族と一緒にいたいと思っていたが、それは難しかった。誰もチェコからドイツに来れないのが残念だよ。」


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写真:カピーノ(左)とパヴレンカ(右)

WK「同じGKであるカピーノは、正GKになりたいと思っていたので移籍を考えていたがうまくいかなかった。 彼のことを理解して、今の状況をどう対処している?」


パヴレンカ「私は彼のことを完全に理解しているよ。 ゴールキーパーなら誰でもNo.1になりたいし、サッカー選手なら誰でもプレーしたいと思っている。 彼はヴェルダーの選手であり、以前と同じように一緒に競いあっているよ。」


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写真:パヴレンカ(左)とラシツァ(中央)

WK「あなたはヴェルダーで経験豊富な選手の一人だ。 レヴァークーゼンへの移籍が失敗し落ち込むラシツァとは話した?」


パヴレンカ「彼が次のステップに進めず不満を持つ事は理解できる。だが、彼はまだ若い。 最近は怪我で調子を崩していた。 私は彼がヴェルダーにとってどれだけ重要な存在かをもう一度見せてくれると信じている。 そうすれば、彼は次のステップに進むことができるさ。」


WK「ヴェルダーには非常に明るい話題がある。最近、若いマヌエル・ムボムがレギュラーになった。1年後に3部のUerdingenから戻ってきた彼には驚いた?」

パヴレンカ「マヌは本当によくやっている。彼は常に100%の力を発揮してくれる。 3部リーグでの1年間は彼の成長に大きく貢献した。 このような素晴らしい才能を持った若い選手がいることは、ヴェルダーにとっても良いことだよ。」  


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写真:オウンゴールをするモイサンデル

WK「ヴェルダーの守備についてお話ししましょう。今シーズンは守備陣が昨シーズンと変わった。それでもGKとしては良いシーズンを過ごしていますね。 誰がディフェンスにいるかは、あなたとって重要ではないですか?」

パヴレンカ「誰がプレーしているかは私にとって重要だが、我々のCBは今のところ全員調子がいいんだ。 ホッフェンハイム戦でもプレーしたキャプテンのモイサンデルは、ドレッシングルームだけでなくピッチ上でも、我々にとって本当に重要な存在だ。 マルコ・フリードルは、ミロシュ・ヴェリコビッチと同じように大きな可能性を秘めている。 エメル・トプラクは素晴らしい選手だ。 トップレベルのCBが4人もいることは、我々にとって良いことだよ。 もちろん、監督にとってはもっと難しいことだが(笑)」


WK「昨シーズンはヴェルダーにとって非常に悪いシーズンでしたが、5月6月は非常に良い試合をしていたと思われる。そのことが、降格が危ぶまれたにもかかわらず、自信を持って新シーズンに臨むための原動力になったのでしょうか?」

パヴレンカ「何よりも残留が出来たから、ポジティブな気持ちになれた。あの後、3週間の休みが取れたのはとても嬉しかったね。それで頭をスッキリさせることができたよ。」

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写真:パヴレンカ(左)とラングカンプ(中央)とピサーロ(右)

WK「多くのベテランプレーヤーがいなくなった。ヴェルダーのレジェンド、クラウディオ・ピサーロ。彼についてはどうですか?」


パヴレンカ「もちろん、クラウディオはピッチだけでなくドレッシングルームでも素晴らしい男で本物のプロフェッショナルだった。 だが、彼だけではなくバルクフレーデ、ラングカンプ、バルテルス、シャヒンら経験豊富な選手たちがたくさんいた。41歳になってもプロとして活躍していたことを多くの選手が実感できたのは良かったよ。」


・元記事(一部翻訳)