BBTAG2.0のキャラを軽く紹介(UNI・RWBY・その他編)

前編はこちら。
注意書きなどは前編に書いておりますのでよければご覧ください。

キャラの画像はBBTAG公式HPのものを使用させていただいております。©ARC SYSTEM WORKS

UNI

ハイド

UNIの主人公であるハイドはサポート寄りのスタンダードキャラです。似た役割のジンとの違いは、出の速いアシストが多いことです。相手の弾をかき消しながら進む飛び道具を放つ6P、突進からの斬り上げで横も上もカバーする5Pは立ち回りでバラ撒くのに便利です。4Pも、一瞬で発生保障が付くという珍しい特徴があり、チェンジ表裏などで面白い使い方ができます。
ハイド独自の性能として、「一部の技の削り性能が高い」というものがあり、これはアシストにも適用されるので相手に攻撃をガードさせ続けるだけでも馬鹿にならないダメージを与えることができます。
ハイド前の時はゲーム中でも随一の性能を誇る対空技の2Bが特徴的で、飛ばせて落とす戦法が取りやすくなっています。Ver2.0になって追加された”EX歪曲サレシ空隙(ベンドシニスター)”は、弾無敵が付いた突進技で、ヒット時コンボに行ける性能をしています。飛び道具から展開を作ってくる相手に対して対抗手段があることは、他のスタンダードキャラには無い特徴となっています。
欠点としては、単体での立ち回りや崩しに乏しいことです。相手の動きに合わせて対応する手段は豊富ですが、自ら攻めようと思うと苦労を強いられがちです。ジンと違ってレゾナンス時の性能もそこまで高くはなく、崩しもあまり無いため投げと投げ釣りでダメージを取っていく必要があるでしょう。
優秀なアシストキャラが欲しい・格ゲー力には自信があるという方にはオススメのキャラです。

リンネ

リンネは地上戦が強めのスピードキャラです。遠距離戦は苦手なものの、中距離~近距離ではリーチ・判定・発生が優秀な刀を使った攻撃で相手を圧倒できます。特に強力な技は、硬直が少なくヒット時コンボに移行しやすい空中飛び道具"空牙"、対空としても使えるリーチの長い5B、踏み込みながら攻撃する下段技2Bなどがあります。またリンネ独自の仕様として「ジャンプは低めなものの3段ジャンプできる」というものがあり、3段ジャンプで相手の地上技やアシストをやり過ごしつつ、急降下技のJC+アシストで逆に強襲するという戦い方も強いです。
崩しについてもVer2.0で強化され、新たに追加された前転技の"風輪"からの派生技"天楔"は、見えない裏択を行ってからヒット確認でアシストを繋いでコンボに行ける超性能をしており非常に便利です。また、中段技"飛燕"にも派生技の下段択が追加されて崩しの圧はかなり高くなっています。
リンネの欠点は、火力が低めなこととアシストの性能が低いことです。特にアシストの性能は全キャラワーストレベルなので相方の負担が大きくなりがちです。リンネ前の時の豊富な手数で相手を翻弄し続けられるかが重要になってきます。
スタンダード寄りのスピードキャラが使いたいという方にはオススメです。

ワレンシュタイン

ワレンシュタインは爪によるリーチの長い攻撃が行えるパワータイプのキャラです。地上/空中のコマンド投げや超必コマ投を所持しているいわゆる「投げキャラ」ですが、実態としては「コマ投げを持った画面制圧キャラ」が近いと思われます。画面半分ほどを殴る対空技の2Bや、画面8割ほどが攻撃範囲である必殺技"アイゼンネーゲル"など、普通のキャラでは避けることが難しい攻撃を多く持っています。ダッシュこそステップタイプなものの、2段ジャンプも空中ダッシュもあるので機動力も十分です。空中ダッシュJAかなり鋭い飛び込みになっており、対空するのが難しいです。
コマンド投げは、他の投げキャラに比べると起き攻めに行きにくいなどの欠点があるものの十分実用性能です。突進超必投げの"シュトルムアングリフラージェ"は弾抜けを行いつつヒット時に相手を画面端に連行するので、遠距離キャラにもワンチャンスを掴める性能をしています。
欠点としては、コンボ火力がそこまで高くないことと短時間でダメージを取れるコンボが少ないことです。ワレンは投げ演出を挟むパーツを含むコンボをすることが多いためコンボ時間が長くなりがちです。この特徴は長所として働くこともありますが、相手のバーストが帰ってきて攻めが途切れがちという短所の方が大きいように思われます。豊富な体力を活かした持久戦に取り組んでいくことが必要になってきます。
投げキャラを使いたいけど窮屈さは感じたくないという方にオススメのキャラです。

カーマイン

カーマインは、高性能の技を繰り出して戦うオールラウンダーキャラです。一部の通常技と必殺技で自身の体力を消費(赤体力化)して強力な攻撃を行うことが特徴で、この赤体力は他キャラ同様後ろに下げて時間経過で回復させられる他、A連4段目や投げを当てることでも一定割合回復させることができます。対戦中に体力消費→回復を繰り返して戦うキャラですが、全体の使用感としては他のキャラよりも若干柔らかく感じる程度に収まることが多いです。
戦闘スタイルは高性能なスタンダードキャラといったイメージで、判定・発生・リーチに優れた5A・2C・JAや、端端まで届く飛び道具でゲージを使えばコンボにも行ける5Bが便利です。持続の長い車輪を繰り出す必殺技の"まわれェ!"は、体力を失う攻撃を行った際に残る血痕"ディゾルブ"からも血を這う飛び道具が出現するため対処のしづらい技となっています。コンボ難易度は高めなものの、空対空JAノーマルヒットから引きずり降ろして地上コンボに移行できるなど、あらゆる状況から高火力コンボに行けるのも特徴の一つです。
レゾナンスブレイズ時は失った体力を自動で回復していくため、枷が無くなった状態になると言えます。そこから繰り出される"EXまわれェ!"はほとんどの通常攻撃から連続ガードになり相手を拘束して、削りダメージも大きいので非常に逆転力が高いです。
欠点としては、一時的とは言え自身の体力を減らすことになるので事故死が多くなりがちな点です。体力回復コンボを失敗してしまい、相手の攻撃が引っかかってそのままカーマインが倒されるというパターンはありがちです。画面の情報量が多いゲームなので、いかにリスクを下げて強みを押し付けられるかといった繊細さも求められるキャラになっています。
高性能な技で有利に格闘ゲームしていきたいという方にはオススメのキャラです。

オリエ

オリエは、対空技に秀でたバランスタイプのキャラです。地上対空の2B、空対空のJA、リバーサルアクションの"セイクリッドアロー"はどれも素晴らしい性能をしており、使い分けられれば落とせない飛びはほぼ無いと言えるでしょう。他にも"EXディバインスラスト"はほぼ端端で届いて有利フレームの取れる高速突進技という、他の格闘ゲームでは許されないような性能をしています。
本体の素直さとは裏腹にアシストは少し変わった性能をしており、4Pは範囲が狭いものの長時間残る球体を出すなど、固めや火力を支援する性能に優れています。立ち回りでは若干使いづらいものの、全体的には優秀な部類のアシストと言えるでしょう。
崩しも強めで、低空で出す"行きなさい(コマンドオーダー)"はリーチの長い高速中段として機能します。新技の"エアリアルリープ"を用いて相手を挟み込むなどの連携も可能です。
欠点としては、自分から攻めを仕掛けにいくのが苦手な点です。"EXディバインスラスト"は強いものの、BBTAGには他にも暴力的な技がたくさんあるため、どちらかというと理不尽を受けがちなキャラと言えます。相手の行動に対して対応する能力は十分あるので、連携の起点となる相手のジャンプをしっかり潰すなどの技量が求められるキャラとなっています。
相手の動きに対応して勝ちたいという方にはオススメのキャラです。

ゴルドー

コマンド投げを所持したリーチファイターがゴルドーです。Ver1.3までのBBTAGでは上位キャラの座にいた彼ですが、Ver1.5で大幅に弱体化されてしまい以前ほど好き勝手はできないようになってしまいました。特に大きいのが鎌による攻撃である"5B"と"グリムリーパー"の弱体で、上方向の判定が削減されたため対空気味に使いづらくなってしまいました。地上の相手にはまだ有効なので、優秀な空対空のJAやJBで相手を引きずり降ろして地上戦に持ち込む必要があるでしょう。
ゴルドーは希少な、ダッシュができて発生の速いコマンド投げを持っているキャラ(他には完二がいるが完二はダッシュが遅め)で、崩しの面でかなりのアドバンテージを持っていると言えます。コマ投げには本来、「避けられたら確定反撃をもらう」「当ててもコンボには行けない」という難点がありますが、コマ投げしつつのアクティブチェンジを行うことで、「避けられてもチェンジした後の相方で攻め継続できる」「当てた後相方でコンボに行ける」と弱点の少ない強力な崩しとなります。ゴルドーは地上コマ投げのみならず対空コマ投げも持っているので、一旦攻めてに回れれば回避不能な崩しを行うことができるでしょう。
欠点としては、上から来る相手への対処が難しい点です。上方向に強い技が軒並み弱体化されてしまったので、この部分を補えるアシストを搭載するなどしない限りは苦しい立ち回りとなってしまうでしょう。
コマ投げが好きだけど投げキャラはちょっと…という方にはオススメのキャラです。

メルカヴァ

メルカヴァは、特殊な空中軌道を使って戦うキャラです。見た目が変わっていてトリッキーなように見えますが、どちらかというとスタンダードに相手に近づいて殴ることを得意としたわかりやすく使いやすい性能をしています。一番の強みは空中ダッシュ入力で発生する"我、空を翔る(通称:滑空)"で、攻撃判定をもったこの技で相手に触りに行くことがメルカヴァの立ち回りの目標であると言えます。滑空は通常攻撃でキャンセルすることもでき、「滑空で近づくと見せかけてJAでキャンセルして長いリーチの先端部分で牽制する」「滑空キャンセルJBで着地してすかし下段or様子見を行う」など、滑空を起点にメルカヴァ有利の読み合いを行うことができます。Ver2.0でジャンプの高度が下げられてしまい、以前ほどの画面制圧力は無くなってしまったものの、特にリーチの短いキャラにとっては以前脅威と言えるでしょう。その他の技で使いやすいものは、攻め込む前の牽制に使える空中飛び道具"我、息吹く"や、中距離の地上戦で使える5Bなどがあります。
崩しの強さもメルカヴァの特徴で、昇りJBが全キャラ対応の高速中段になっているためアシストを絡めた起き攻めで使いやすいです。また昇りJCも中段技で、こちらは1ゲージ技の"EX我、息吹く"を入れ込むことでヒット時単体でコンボに行けるので非常に優秀です。原作にある虫を使った起き攻めこそ存在しないものの、崩しの圧は他のキャラに比べても大きいと言えるでしょう。
弱点として挙げられるのが、最大火力の低さと、受けに回った時の難しさです。メルカヴァは平均火力はそこそこあるものの、ダメージの出るコンボパーツが少なく最大火力が伸び悩みがちです。また体格が大きめでジャンプが低く、ジャンプ以降フレームも他キャラより遅いです。そのためやや相手の自由な攻めを許してしまいがちです。優秀な無敵技にゲージを回すなど、攻守面共にリターン負けしないよう工夫していく必要があるでしょう。



バティスタ

バティスタはシューティング寄りのバランスタイプのキャラです。原作では溜めやホールドコマンドが必須の高難易度キャラでしたが、BBTAGでは操作簡略化されたことで、むしろ難易度が低めで使いやすいキャラになっています。遠距離戦では、球体を放つ"ルーメンステラ"とレーザーを放つ"ミコルセオ"を使い分けた牽制で相手の動きを制限できます。通常技のリーチも優秀で、下段技の2A、2Cや空対空に使えるJAなど使いやすい技が揃っています。崩しとして使える技には昇りJCの中段攻撃があります。発生がやや遅めでガードされた時が気まずいのでそこまで積極的に使う技ではないですが、本体で崩すのが難しいこのゲームではここぞという時に役に立つでしょう。
他にバティスタの強みと言えるのがパートナー技の性能で、4Pは斜め上に射程無限のレーザーを放つ唯一無二の性能をしており、空中戦主体の相手への抑止力となります。5Pも牽制や固めに優れており、ヒットした後打ち上げる攻撃に派生するのでヒット確認もしやすいです。
バティスタの欠点は、火力が低めなことと地上対空技がリバーサルアクションしかないことです。リバーサルアクション自体は判定が大きく空中ガード不能なので使いやすい部類ですが、硬直を殴られるとバーストできないという特大リスクが存在しているためいつでも気軽に振っていい技ではありません。地対空しなくてはいけない場面を作らないようにうまく試合をコントロールしていく必要があります。
飛び道具が優秀で使いやすいキャラを求めている方にはオススメです。

セト

セトは設置技を活かして有利に試合を進めるスピードタイプのキャラです。必殺技の"縫縛のセグメント(通称:セグメント)"は一定時間後に飛び道具を放つ球体を設置する技で、セトの第2のアシストとして活躍してくれます。飛び道具発射前の球体は攻撃で消される・セト本体が殴られると球体も飛び道具も消えると言った弱点はありますが、「アシストを出す>その間にセグメントを設置する>セト本体で攻め込む」という一連の流れはかなり強い動きとなっています。
1ゲージ技が非常に強いのもセトの特徴で、ほぼ端端まで一瞬で到達する高速突進技"EX双鈎のヴェンジェンス"は、遠距離での相手の動きを抑止できます。特にレゾナンスブレイズ発動時はこの技からスーパーキャンセルで超必殺技に繋げることができるためリターンも伴っており非常に強力です。「EX双鈎のヴェンジェンス>連鎖のネファリウス」のダメージである「8448」はある程度BBTAGをプレイしている人なら暗記してしまうぐらいよく見る数字で、それほどこの技を喰らってしまうということでもあります。もう1つの1ゲージ技である"EX縫縛のセグメント"も便利で、先ほどの通常版セグメントと共存可能かつ3つの飛び道具を放つ球体を設置するので画面の制圧力が非常に高いです。
セトの弱点としては、セグメントを絡めたアドリブコンボが難しいことが挙げられます。前述のようにセグメントは飛び道具発射までに時間がかかるので、その時間まで考慮したコンボを行う必要があります。セグメントを使わないコンボも存在するものの、ダメージ量が雲泥の差となってしまうのでセト使いならばセグメントを使ったコンボを習得すべきと言えます。投げなどからは一定のコンボレシピが存在するので、まずはそこから練習していくといいでしょう。
設置技とスピードでスタイリッシュに戦うっていきたい方にはオススメです。

ユズリハ

ユズリハは、長リーチの居合技と高速ワープを活かして相手を寄せ付けずに戦うキャラです。画面の8割ほどのリーチを誇る"双月一刀流抜刀術弐之型:咲(通称:咲)”が代表技で、この技を相手に当てると相手の前後にワープして抜刀する派生技を行うことができるので表裏択で攪乱することができます。
ユズリハは"威気静心之構"という構え状態が存在するキャラであることも特徴で、特定の技の後にボタンを押しっぱなしにすることでこの状態に移行できます。構え状態では咲を含む技の発生が非常に速くなるため一気に立ち回りが強化されます。Ver2.0ではこの構え状態に移行できる技が増えたので今までとは違った立ち回りをすることができるようになりました。特にワープ技の"こっちだよー!"からも構え状態に移行できるようになったのは大きな変更で、「こっちだよー!で構え状態に移行→構えによって高速化したこっちだよー!を使って強力な立ち回りや表裏択を行いつつ再度構え状態に移行」という動きが可能になりました。一度攻めが始まれば、他キャラにできない理不尽な連携を行うことができます。
欠点としては、構える前に相手に攻められると苦しいことです。近距離技のフレームはあまり良くなく、空対空もそこまで強くはないので寄られた際に相手を追い払うのが難しいです。アシストの力を借りるなどして何とか構え状態に持っていかないとキャラパワーを発揮しづらいでしょう。
居合キャラや構えキャラが好きという方にはオススメのキャラです。

ヒルダ

画面制圧力の高さが特徴的なシューティングキャラがヒルダです。リーチの長い技が多く、端端まで届くビーム技である5Bからの遠距離中下択など他キャラに無い強みを多く持っています。1ゲージ技の"フォールンペイン"と"レバナンスピラー"はそれぞれ相手をサーチする中段技と下段技で、特に前者は空中の相手に引っ掛けて地上に引きずり降ろせるので空中から展開を作る相手に対しても強いです。
密着の状況はさすがに苦手なものの、そこから少し離れた距離では殴り合いも強めになっています。判定に優れた5Aは、先端の間合いでとりあえずブンブンするだけで困るキャラが多いでしょう。JAも判定が非常に強いため、後ろに下がりながらJAを出すことでバリアを張るようなイメージで相手を追い払うことができます。
アシストの性能もピカイチで、特に4Pは持続・威力・攻撃範囲が優秀なので全キャラ中でも屈指の強さを誇ります。
欠点としては、BBTAGのシステム理解度が求められることが挙げられます。単純に殴り合ったりシューティングしたりするだけでも強いことは強いのですが、火力が低く近距離戦が苦手なためジリ貧になりやすいです。豊富なチェンジ技や挟み込みからの強力な崩しを活かすためのシステム活用が必要になってくるでしょう。
広範囲攻撃で相手を圧倒したいという方にはオススメのキャラです。

ヒルダの強みについてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、よければご覧ください。

ミカ

語尾の「んゆ」が特徴的なミカは、空中機動とスピードで相手を翻弄する近接キャラです。相手を貫通する突進技の"ミカちゃんミサイル"は一度だけ任意の方向に再度突進できるので、「突っ込むと見せかけてやめる」「相手を通りすぎた瞬間に派生して表裏択を迫る」など応用範囲が広いです。EX版に至っては3回派生が可能で出始めから弾無敵がついているため相手の弾幕の中を突き進むことすら可能と非常に便利です。またVer2.0で追加された溜めJBは、真下に攻撃判定の塊を出して攻撃するので対空しづらく強力です。この技やミカちゃんミサイルを組み合わせて空中を駆け回り、自分の有利なタイミングで攻め込んでいきましょう。
崩しは単体では心もとないものの、アシストと組み合わせることで強力な攻めを行えます。高速中段のJCや、移動コマ投げの"ミカちゃんキャノン"で圧を与えていきましょう。
ミカ自身のパートナースキルも便利で、4Pは見た目よりも上方向に判定があり対空に使いやすく、5Pは相手にガードさせると挟み込み状況が作れて崩しに重宝します。
ミカの弱点は、最大火力が低めなことと空対空が強めなキャラに対して立ち回りが制限されやすいことです。空中から地上の相手に攻め込むのは得意なものの、空中戦が得意な相手に対しては空対空で負けてしまいがちです。ダッシュの速さを活かして潜りこんで地対空を狙っていくなど工夫が必要になってくるでしょう。
スピードを活かして勢いよく攻めたい方にはオススメのキャラです。

RWBY

ルビー

RWBYの主人公であるルビーは、空中からの展開を作りやすいオールラウンダーキャラです。主人公キャラだけあって、技の性能がシンプルで動かしやすいキャラとなっています。特に空中からの飛び込みが強力なキャラで、素早い空中ダッシュからJBは予想していないと対空するのが難しいです。空中で使える移動技"ガンブラスト"も便利で前後に最大3回移動できるので、相手の攻撃をやり過ごして上から攻めるといった使い方ができます。
またルビーはシステムと噛み合った技を多く持っていることも特徴です。立ち回りでアシストを出してとりあえず"バズソーブラスト"でチェンジして相手に触りに行く・挟んだ後とりあえず"サイポッドショット"でチェンジするなどの行動が単純で強いため、操作に慣れていない時には心強いでしょう。
アシストもシンプルながら高性能で、特に対空アシストの4Pは全キャラ中でも屈指の性能を誇っています。このゲームの代表的な強行動である"ジャンプガードしながら4P"を行うとその強さが実感できるでしょう。弾アシストである6Pも動作の隙が小さく便利なので、誰と組ませても必ず活躍するアシストと言えるでしょう。
弱点が少ないオールラウンダーキャラですが、鳴上悠と同じくそれぞれの分野のエキスパートのキャラほどの突出した強みを持っていないことが欠点と言えます。「全てできる」という特徴を生かして相手に合わせて動きを変えていくことが必要になってくるでしょう。
とりあえずBBTAGに慣れたい方にはまずオススメできるキャラです。

ワイス

ワイスは、主に地上の中距離で戦うことが得意なスタンダードタイプのキャラです。一番の特徴は地上技の5Aで、素晴らしいリーチと発生を誇っており牽制や差し込みの要となります。開幕で使った場合に最強クラスの技でもあるので、ワイス先鋒で相手に先に触ってそのまま押し切るという作戦は強力です。小技が弱いということはなく、3回刻める下段技の2A、空対空で使いやすいJAなどは便利です。
色々なタイプの技を持っていることもワイスの特徴です。魔法陣から相手をサーチする飛び道具の氷柱を発射する"アイスシャード"は上空の相手の動きを制限しやすいです。また"アイスシャード"は溜め入力で飛び道具を発射せずに黒い魔法陣を設置します。この魔法陣に向かって突進技の"グリフダッシュストライク"を行うと、追加入力で派生技に移行することができます。派生技で、当たればコンボに行けてガードされても有利フレームの取れる裏かつ中段攻撃を行うことができるので、魔法陣さえ設置できれば崩しの圧がぐっと高まります。"グリフダッシュストライク"自体も長距離を進む突進技のため、近接キャラにしては相手のリジェクトガードのケアを行いやすいです。また、このゲームでは珍しい当身技の"プレシジョンパリー"や、疑似的に画面端を作れる"アイスピラー"などの様々な技で、力押しだけではない動きをすることが可能です。
ワイスの欠点と言えるのが、パートナーとの連携に使いやすい技が少ないことです。本人のアシストは、劣悪とまでは言えないものの発生が遅かったり攻撃範囲が狭かったりと使いづらい部類で、アクティブチェンジを活用した連携に使って強い技も少なめです。ルビーが連携重視で戦っていくキャラだとしたら、ワイスは単体性能の突出した部分を押し付けていく必要があるキャラと言えるでしょう。
横押しの強いキャラで華麗に戦っていきたい方にはオススメです。

ブレイク

ブレイクは、リーチとスピードを兼ね備えた立ち回り重視のキャラです。鞭のような武器で攻撃を行う5B・2B・JBは圧倒的なリーチを誇るものの、中間や根元付近では威力が落ちてコンボに行きづらいという特徴があります。先端が当たる間合いで戦い続けることで強みを発揮しやすいでしょう。
豊富な空中行動ができるのもブレイクの強みです。214系統の空中技から22系統の設置技に派生ができるため、長時間空中に浮き続けることができます。"リボンダンス"からの"シャドウパウンス"という高速で斜め下に突進する技も持っているため、空中機動でチャンスを伺いつつ突進技で急襲する戦い方は対処しづらいムーブとなっています。
またアシストも便利な性能をしています。5Pは、ガードされた時に相手を貫通して挟み込み状態を作れるためその後のチェンジするorしないで相手に表裏択を迫ることができます。相手が画面端にいても貫通することのできる唯一のアシストのため、相方にいつでも使える崩しが増えたようなものであり非常に強力です。他のアシストも立ち回りの補助に使いやすいので、ブレイクがいるとチーム全体として立ち回りや崩しが強くなると言えます。
欠点として挙げられるのは、火力不足に陥りやすいことです。コンボ火力は
低い方で、さらにB系統の技を先端当てしないといけない都合上コンボ判断が難しめです。アシストの補正もそこまで良くなく、チーム全体として決定力が低くなりがちなので立ち回りを制して勝っていくことが求められるでしょう。
リーチ&スピードキャラという響きに魅力を感じる方にはオススメです。

ヤン

ヤンは、アーマー技を活かした近接戦が得意なキャラです。一部の通常技や必殺技に相手の攻撃を防ぐスーパーアーマーが付与されているため、近距離での殴り合いが強めになっています。いわゆる「斬空」技である"ボトルロケット"も便利で、遠距離で牽制して少しずつダメージを取ったり、弾と一緒に攻め込んだりといった立ち回りもできます。
また、ヤン独自の要素として"センブランス"というものがあります。体力が約3分の1以下になった状態で行動できるようになったタイミングで、自動で画面が暗転して強化状態に入ります。この暗転は、アンダーナイトインヴァースのチェインシフト発動時のように硬直が全くないので、相手が技を出しているのを確認して無敵技で割り込むといったいわゆるカンニングができます。体力が減った段階で自動発動するので、相手の技の削りダメージで発動して状況確認したり、相討ちで発動して確認から楽々コンボに行ったりと思わぬ得をする場面も多いです。またセンブランス発動の強化状態による恩恵はとても大きく、拳を使う技は先端から火花が発生してリーチと火力が飛躍的に伸びます。センブランス発動中の通常技は軒並み優秀な上に先述のスーパーアーマーが搭載されている技もあるため、近接戦で無類の強さを発揮できるでしょう。
ヤンの欠点として挙げられるのは、センブランスが発動していない時の技性能が若干心もとないことです。センブランスは一定体力以下になると発動するものの、ワンコンボで一気に体力を削られて倒されてしまった場合発動できずにダウンしてしまいます。わざと攻撃を被弾してセンブランスを発動させたり、無理せず後ろに下げて一旦体力を回復させたりといった的確な状況判断が求められるでしょう。
近接戦でゴリ押して戦うスタイルが好みという方にはオススメのキャラです。

ニオポリタン

ニオポリタンは、フィジカルの強さと特殊な移動を兼ね備えたトリッキーなキャラです。傘を武器として使う通常技は、一見頼りないように見えますが実はかなり判定が強く、特に下段技と2Aと空対空のJAはわかっていても引っかかってしまうほど優れた性能をしています。また、2ゲージのコマ投げ超必"サスペンションオブディスビリーフ"は暗転せず長距離を移動して相手を投げ、さらに追撃可能でリターンも高いので、安易な詐欺飛びや固めに対して逆襲することができます。
移動技が豊富なこともニオの特徴で、低姿勢で突進する"イリュージョリーストライク"、空中から急降下してガードした相手の裏に回る"スウーピングイリュージョン"などは連携を仕掛けるきっかけに役立ちます。発生は遅いものの相手の位置をサーチして急降下中段技を行う"ステルスブリッツ"は、アクティブチェンジを併用してニオを発射するように使うことで上空の相手への抑止力となります。他にも"EXパラソルディセント"で疑似的な3段ジャンプが行えたり、66入力のステップで画面端でも相手の裏に回れたりと動きの豊富さは全キャラでも屈指のものとなっています。相手の様々な動きに対して抜け道的な解答があるので、正面から攻めてこない相手へのアンチキャラとしての側面が注目されているキャラです。
ニオの欠点は、コンボの火力が低いこととアシストが使いづらいことです。特にアシストはどの技も攻撃範囲が狭く拘束時間も短いため、相方キャラへの負担となってしまいがちです。ニオのフィジカルと対応能力を活かして、相方キャラに出番が回る際には大勢が決しているような状態にしておくことが求められます。
豊富な動きができ、伸び代のあるキャラが使いたい方にはオススメです。

その他

はぁと

『アルカナハート』から参戦した愛乃はぁとは、特殊な空中移動を駆使して戦う攻めに特化したキャラです。空中でCボタンを押すことで行える"ホーミングダッシュ"は、相手をサーチして移動を行います。ホーミングの軌道にはかなりの自由度があり、どのタイミングで移動するか・どの速度で移動するかを自分で調節することができます。例えばJ5Cからの6入力で相手に高速で近づく・相手の真上でJ6Cからの左右入力することで表裏のわからない攻撃を行う、といったようにホーミング操作1つで様々な攻めを行うことができます。また、後ろ入力+Cで行えるホーミングは一定時間完全無敵になりその後の硬直も存在しないので、J7C+4P入力で無敵になりながら対空アシストで相手を攻撃するムーブがローリスクの強行動となっています。このように超性能を誇るホーミングを駆使して対処の難しい攻めを行えるのがはぁとの強みと言えます。
火力面でも優秀な部分があるキャラで、1ゲージを使って必殺技をホーミングでキャンセルできる"ホーミングキャンセル"を行うと何故かその後の攻撃の乗算補正が100になるという仕様があり、「通常技>必殺技>ホーミングキャンセル>通常技…」と繰り返すことではぁと単体でも驚くほどのダメージを出すことができます。超必殺技の"すっごいはーとふるパンチ"も他のキャラの技に比べて保障ダメージが高いので、火力による逆転性能も魅力的なキャラです。
はぁとの弱点と言えるのが、アシスト依存度の高さです。ホーミングで突っ込む際のリスクを抑えるための横に長いアシストや、J7C+4Pで使いやすい優秀な対空アシストなど、はぁとが欲しいアシストは非常に多いです。反面、はぁと自身のアシストはそこまで補助性能が高くないので、必然はぁとを中心としたチームを作る必要が出てきます。ホーミングの操作感も独特なので、他のチームとは違った技術が求められることでしょう。
アルカナハート経験者や、対処不能の攻めを行いたい方にはオススメのキャラです。

雪泉

『閃乱カグラ』から参戦した雪泉は、使いやすいパワー寄りのスタンダードキャラです。一番の特徴が通常技の5Aで、ほぼ最速の6F発生でありながらリーチが長く、ガードされてもその後の選択肢が豊富と、暴れや差し合いに適した性能をしています。扇子をブーメランのように投げる5Bもリーチの割りに発生が速く、近距離での技の振り合いは非常に強いキャラとなっています。
雪泉の強さを支えるもう1つの特徴が、特定の技から自動派生する必殺技"飛翔乱舞"のダメージと補正が非常に良いことです。"飛翔乱舞"をできるだけ早めに何度も入れるルートを選べば、相手キャラ1人を10割持っていくコンボすら容易に行うことができるでしょう。実戦ではそこまでのコンボは起こりづらいですが、前述の5Bや引っかかりやすい3段下段技の"雪舞い・武士流"からも十分高いコンボダメージを叩き出せるため、うまく技を引っ掛ければ一気に試合の流れを掴むことができます。
アシストは、5Pの拘束力が高く、6Pの弾は複数発射するため持続が長く使いやすいです。崩しは若干乏しいですが、急降下技のJCが昇りで出すとそこそこ見切りづらい中段技になり、画面端だとなぜかめくり(裏に入れないとガードできない)になるためJCオンリーでも案外崩せて特に気にならないかもしれません。
雪泉の欠点と言えるのが、荒らし気味に立ち回らないと持ち味を発揮しづらいことです。優秀な技は多いもののリジェクトガードなどで距離を離されると能動的に崩すのが難しいため、リターンを取るためには相手の攻撃にカウンターを合わせるようにボタンを押していく必要があります。堅実な立ち回りもできなくはないものの、リターン勝ちを狙っていくのも大切なキャラと言えます。
まず最初に触るキャラに困っている方や、チームにダメージを求めている方にはオススメのキャラです。

アカツキ

『アカツキ電光戦記』から参戦したアカツキは、やることのわかりやすいスタンダードキャラクターです。アカツキの代表的な技が"B徹甲脚(通称:フンフンチェスト)"です。最後が中段技の3段蹴りを行う技で、空中でも使えるので、立ち回りでアシストと同時に出して相手を奇襲するのに使いやすいです。また、最終段の中段攻撃を活かした「B徹甲脚チェンジ+チェンジした先の相方の下段攻撃」でガード不能を行う連携は単純ながら強力です。アカツキをリジェクトすることでガード不能を凌ぐことはできますが、その場合は投げが通るのでほぼ完全2択となっています。
また、アカツキと電光戦車のみが使えるリバーサルアクション"攻勢防禦"は非常に高性能な当身技になっています。相手の攻撃を取った場合はそのまま反撃を行う普通の当身技になりますが、相手の飛び道具やアシストの攻撃を当身で取った際に当身をキャンセルして通常攻撃を行うことができます。BBTAGでは飛び道具やアシストを重ねた攻めが非常に強力ですが、そこに対して当身>発生の速い小技とすることで逆にターンを握れる場面すらあります。中下・表裏・空中地上関係なく対応できるこの当身を上手く使えば高い防御性能を発揮できるでしょう。
アカツキの欠点は、攻めのバリエーションが少なめなことです。"徹甲脚"は使いやすいものの他の通常技で目を見張る性能のものは少ないため、それ一辺倒になりがちです。動かしやすいキャラである分、相手に対処されないように動きの幅を出せるかどうかはプレイヤーの腕にかかっていると言えます。
シンプルで覚えることが少なめのキャラを求めている方にはオススメです。

電光戦車

BBTAG屈指のイロモノキャラが電光戦車です。あまりにもデカい図体・全技大体同じの攻撃モーション・セリフは無く駆動音のみが鳴り響く、と尖りに尖ったキャラです。では性能の方もネタキャラなのかというと意外とそんなことはなく、弱点ははっきりしているものの強い部分も面白みも多数ある、ある意味良キャラと言える性能をしています。
立ち回りは遠距離戦での"地上/空中Cエレクトロアウゲ"が非常に優秀で、端端まで一瞬で届く発生の速いビームを放てるため相手は迂闊に動いたり飛んだりしづらいです。中距離では確反の無いアーマー突進技"アンシュトゥルム(66)"が活躍します。また、戦車の通常技にはほぼ全てアーマー(地上技には体/弾属性アーマー・空中技には頭属性アーマー)が付いているため、発生さえ間に合えば近距離でも強気に殴り合うことができます。このように意外とどの距離でも立ち回りが成立しやすいのは戦車の大きな強みです。崩しも、昇りJBが全キャラ対応の高速中段で、JCは地上にいる相手に対してガード不能攻撃を仕掛けるものとなっていて強力です。JCのガー不は、アシストをガードしている最中の相手にも当たるのでガー不連携を仕掛けることも可能です。他にも、リバーサルアクションの当身がアカツキと同じで高性能(しかもデカいので攻撃を当てない方が難しいおまけ付き)・超必殺技"ギャラルホルン"は無敵は無いものの端端まで6Fで届くため色々な技に確定が取れるなど、戦車独自の強みは数多くあります。
そんな戦車の弱点は、機動力の低さと体が大きすぎることです。ダッシュも2段ジャンプも無いため、相手のターンになった時に攻撃を避けることがほぼできません。崩しやコンボでも戦車相手限定のものが山ほどあるため苦戦は必至です。短期戦なら強みを押し付けて勝ちやすいキャラですが、安定して勝ち続けるとなるとかなりのキャラ対策や読み合いの強さが要求されるでしょう。
イロモノキャラが好き・大会で目立ちたいという方にオススメのキャラです。


BB・P4Uのキャラ紹介はこちらです。



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