これまでのこと・7(転職活動)

しばらくのんびりしていたい、というのととてもそんな精神的余裕はなかったということで、辞める前に転職活動はしなかった。
母は「一年はお父さんから庇ってあげるから!」と言っていたけど三か月ほどで私が何もしていないのが不安になったらしい。ハローワークに行くことになった。というか、多分専業主婦の母は、昼間に成人した娘がずっと家にいるのが苦痛だったのではないかと思っている。父が退職した時もストレスだったみたいだし。

次に何をやりたいか、ということで、正直もうSEはごめんだと思っていた。あと、客先常駐でなく勤め先で働ける場所がよかった。そんな感じで一年くらい、転職サイトにも登録していろんな業界を受けてみた。
あと、またも父の厳命『正社員で転職すること』
まあでもそんなトントンとうまくいくことなく、本当に一年くらい書類選考落ち・面接落ちを繰り返した。
正直、就職してから転職活動中も実家に生活費は毎月三万円入れていたけど、実家があってよかったなあとつくづく思った。

一度、SEの会社で自宅近くというのがあったので受けてみたところ、これはトントンと受かった。ただ、募集要項と違って客先常駐というのが面接時にわかった。嫌な予感しかしなかったので辞退した。

もう一つ、新しく仕事をするなら、「人と直接話ができる仕事」がいいかと思っていた。前の仕事は、下手すると一日サーバ室で誰とも口を利かない日もしょっちゅうだったので。
そんな中で興味を持ったのは、「大学職員」という仕事だった。今思うと、そんな狭き門とは思わずに「これいいかも!」くらいのノリで受け始めたが、まあ、そんなに簡単にことが進むはずがない。
おそらくそんな私の転職活動の様子を見て、ハローワークの職員さんが紹介してくれたのが某大学の短期嘱託職員だった。書類を送って面接して、なんとあっという間に採用された。人手不足だったらしい。
ちなみに、両親には正規雇用でないのでだいぶ渋い顔をされた。ので、「せっかく受かったのにハローワークの人しか喜んでくれない!!」とキレたらなんか言い訳してたけど。

まあとりあえず、転職活動は引き続きしつつ、新しいお仕事を始めることになった。

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