見出し画像

重陽の節句

9月9日は陽の最大数が重なる日である。

《易经》中把“六”定为阴数,把“九”定为阳数,九月九日,日月并阳,两九相重,故曰重阳,也叫重九。重阳节早在战国时期就已经形成,自魏晋重阳气氛日渐浓郁,倍受历代文人墨客吟咏,到了唐代被正式定为民间的节日,此后历朝历代沿袭至今。

ピクニック(=登高)に行く日だ。3日連続で宴が開かれる。

重阳节(又称敬老节或踏秋节),农历九月初九,二九相重,故称“九九”、“重九”。重九亦叫“重阳”,相信是依据《易经》六阴九阳之说。民间在该日有登高的风俗,所以重阳节又称“登高节”。还有重九节、茱萸、菊花节(日语:菊の節句)等等。“九九”谐音“久久”,有长久之意,所以有重九祭祖,敬老崇孝之传统。重阳节与除夕、清明、盂兰三节也是中国传统节日里祭祖的四大节日。在港澳,重阳节是除清明节外,另一个登山扫墓、拜祭先人的日子,被视为另一个清明节。

茱萸とあるが、単なる茱萸でなく、吴茱萸で、漢方薬である。熱を下げる効果と胃に効果があるらしいのだが、この実を袋に入れてピクニックに行くらしい。邪気払いとのことだ。

通常分大花吴茱萸、中花吴茱萸和小花吴茱萸等几个品种。吴茱萸及其变种石虎或疏毛吴茱萸的接近成熟的果实为常用中药。其性热味苦,有散热止痛、降逆止呕之功,用于治疗肝胃虚寒、阴浊上逆所致的头痛或胃脘疼痛等症。

ダウンロード (3)

登高については、有名な杜甫の詩が残っている。

風 急 天 高 猿 嘯 哀
渚 清 沙 白 鳥 飛 廻
無 辺 落 木 蕭 蕭 下
不 尽 長 江 滾 滾 来
万 里 悲 秋 常 作 客
百 年 多 病 獨 登 台
艱 難 苦 恨 繁 霜 鬢
潦 倒 新 停 濁 酒 杯

蕭蕭はさびしい様子を表し
滾滾はさらさらという感じ
この対句がなんとも味わい深い

潦倒(liáodǎo)とは、

穷途潦倒((成語))=にっちもさっちもいかないで落ちぶれた生活をする,
失意のどん底で意気消沈する.

杜甫は
自分の身を憐れんでいたようであり
この感慨が知識人をくすぐるのかもしれない。
酒を止(や)めてしまったと杜甫はいうのだが、
これとは裏腹に、この日の慣習としては3日に渡って、宴をしたらしい。
李白の詩には、

<九日龍山飮>
九 日 龍 山 飮
黄 花 笑 逐 臣
醉 看 風 落 帽
舞 愛 月 留 人
<九月十日即事>
昨 日 登 高 罷
今 朝 更 擧 觴
菊 花 何 太 苦
遭 此 兩 重 陽

迎え酒にさすがに気をつかっているのか、2回めの重陽で菊もご苦労さんと嫌味なのか苦味なのかが出してくる。

ところで、この迎え酒を飲んでいる2日目・・・
本朝では

去年の今夜清涼に待(じ)す
秋思の詩篇独り断腸
恩賜の御衣今此(ここ)に在り
捧持して毎日余香を拝す

という詩は知識人の方なら知らない人はいないだろう
そう、菅原道真の詩である。

日本の朝廷でも重陽の節句の行事があった
(中国のを真似たのであろう)
その次の日に、菅原道真は秋思という詞を書いて醍醐天皇にささげた。
宮廷から疎外されたあと、そのことを思い出してやるせなさを重ねる。
秋思は”九日後朝同賦秋思應制”というのが原題、
秋思うのお題に応じたということだ。

杜甫と同様、どこか暗いのがお好みのようだ。
この日は祖先と長寿を祈る日である。

Ce lien avec les tombes ancestrales et le fait que le chiffre neuf (九, pinyin : jiǔ), homonyme de longtemps (久, pinyin : jiǔ), soit un symbole de longévité ont fait désigner officiellement la Fête du double neuf comme ≪ Journée de la personne âgée ≫.

「菊慈童」という能の演目があるらしい。その中に菊と重陽についても出てくる。太平記13巻を引用してみよう

此時慈童といひける童子を、穆王寵愛し給ふに依りて、恒に帝の傍に侍りけり、或時彼慈童、君の空位を過ぎけるが、誤りて帝の御枕の上をぞ越えける、群臣議して曰く、其例を考るに罪科浅きにあらず、雖然事誤より出でたれば、死罪一等を宥めて遠流に処せらるべしとぞ奏しける、群議止むことを得ずして、慈童を酈県といふ深山へぞ流されける、彼酈県といふ処は、帝城を去る事三百里、山深くして鳥だにも鳴かず、雲瞑くして虎狼充満せり、されば仮にも此山へ入る人の生きて帰るといふことなし、穆王猶慈童を哀み思召しければ、彼八句の内を分たれて普門品にある二句の偈を潜に慈童に授けさせ給ひて毎朝に十方を一礼して此文を唱ふべしと仰せられける、慈童遂に酈県に流され、深山幽谷の底に棄てられけり、爰に慈童君の恩命に任せて、毎朝一反此文を唱へけるが、若し忘れもやせんずらんと思ひければ、側なる菊の下葉に此文を書きつけたり、其より此菊の葉における下露、僅に落ちて流るゝ谷の水に滴りけるが、其水皆天の霊薬となる、慈童渇に臨みて是を飲むに、水の味天の甘露の如くにして、恰も百味の珍に勝れり、加之天人花を捧げて来り、鬼神手を束ねて奉仕しける間、敢へて虎狼悪獣の恐なくして、却りて撫骨羽化の仙人となる、是のみならず此谷の流の末を汲みて飲みける民三百余家皆病即消滅して不老不死の上寿を保てり、其後時代推し移りて八百余年まで慈童猶少年の貌ありて更に衰老の姿なし、魏の文帝の時彭祖と名をかへて此術を文帝に授け奉る、文帝是を受けて菊花の盃を伝ヘて万年の寿をなさる、今の重陽の宴是なり。

嵐山の法輪寺では、菊慈童にちなんだ法要が行われるそうだ。

画像2

Ce lien avec les tombes ancestrales et le fait que le chiffre neuf (九, pinyin : jiǔ), homonyme de longtemps (久, pinyin : jiǔ), soit un symbole de longévité ont fait désigner officiellement la Fête du double neuf comme ≪ Journée de la personne âgée ≫.

九は久と発音が一緒であるため、長生きのシンボルであり、重陽は敬老の祭りでもある。

私は長生きしたいと思っているので、菊茶でも飲んで茱萸でも喰もう。

------------------------------------------------
<来年の宿題>
・菊の効能
------------------------------------------------


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?