からほりまちアートepisode4
初めての実行委員会で出展者募集と同時に話し合われていたのが、空堀の地元の方からの古い写真を集めて、楽しく展示できないか?いう企画であった。最終的に「からほり昔なつかし写真」という企画になった。ここでは写真・映像系の記憶を…
なつかし写真??
「なつかし写真=空堀の古写真」のことで、からほりまちアートの関わりをきっかけに空堀に暮らしはじめた建築士のスタッフ発案企画で、からほりまちアートや空堀に暮らしてから繋がった方々から古い写真を借りたもの。
募集要項に書いたり、日ごろ知り合いの多いスタッフが声掛けを行い、それなりに見応えのある量の写真を得られた。
無茶ぶりパネル化
私が運営スタッフに関わった時点で、この写真展示企画はすでにあり、発案者は実行委員長と同じくからほりまちアート開催初期からスタッフとして関わっている建築士Uさん。建築士なんだけど、このパネルに関しては結構ばっくりしたラフ案しかなくて、ホンマにできるんかな?って思っていた。
その後、スタッフとして関わることになったwebデザイナーCちゃんが具体的に形にしてくれた。
さらに当時Cちゃんが勤めていた会社でスキャンといい紙に美しくプリントせてもらうという職権乱用(笑)
完成したパネルは、3か所のインフォメーションを中心に設置された。この「練」のパネルは、パネルのある場所とほぼ同じ場所で撮影されている。風景は少しずつ変わっているけれど、地形はほとんど変わっていないのが面白い。
私が、当日、練のインフォメーションに立っていたところ、こちらの写真に大きく写っている青年であったご本人が直接見に来られ、嬉しそうにお話をしてくれた。写真を通じたコミュニケーション!素晴らしいなと思った。
こちらは、商店街のはきもの屋さんで、写真の中に写っている赤ちゃんがご本人だそう。ちなみにこちらはきもの屋さん、この写真から15年近く経ち、現在もお元気でまだお店に立っておられる姿を見かける。(この頃よりは若干お年を召されたけれども)
大きなパネルは1回だけだった(笑)
第6回の後、ネルは別の用途で使われることになり、写真は処分されることになる。また、スタッフが転職したことで、プリントアウトできなくなった。
当時の運営スタッフ発案の企画「昔懐かしい写真があるなら昔懐かしい部屋も作りたい」と、レトロな部屋を企画した。最初に企画したうちの1人は、今や立派なアーティストとして、世界を羽ばたく人となっている!このレトロルームの企画も形に持っていくまでに時間がかかったが、図面の書ける人が新たにスタッフとして加わった時に無理やり関わってもらったり、ちゃぶ台や鏡台、扇風機などを借りれたり、畳を直置きせずにビールケースを地域から借りて土台にしたり、昔の双六をプリントしてみたり、私の母が使っていたセルロイドの筆箱を置いたり、いろんな工夫でレトロな部屋が再現できた。
また、このレトロな部屋と合わせて、モガ・モボ写真コンテストをしてみたり、結構フルモノ好き女子が多かったからか、ちょっとカワイイ企画が多かった。モガなスタイルで来てくれた来場者の方がおられ、スタッフも大満足(私は出会えなかったけど…)
で、懐かしい写真は?
そんなこんなで懐かしい写真は、預かったときにデータ化していたので、いい具合にスライドショーにしてくれて、レトロな部屋で、ゆっくり寛げるコーナーとして作られた。(私は何度か顔を出したぐらいで、まったくもってくつろいでいないので、どんだけゆっくりできたかはわからない…)
昔モノの発展か??
第7回で、ナイトクルージングが始まって、
映像の上映がしたい、それも8ミリがいいなあという考えは、北加賀屋にあるNPO remo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織]により実現された。空堀で8ミリが残っている人を探し、そのフィルムを借りて、DVD化したものを上映した。
さすがに写真ほど8ミリ残している人はほとんどおらず、会場となった高津宮に残っていた動画ともう1本ぐらいだったのではなかろうか?
誰からも持っているという声を聞かない時期が長すぎて本当にできるのか半信半疑だったけれどもw
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