からほりまちアートepisode番外編1
番外編〜もう一度 7days diary walking KARAHORI〜
2006年にからほりまちアートスタッフが作ったオーディオアートウォーク「7days diary walking KARAHORI」
録音された物語(音声)の入ったCDをポータブルCDプレイヤーを聴きながら空掘のまちを歩くというアート作品であった。
作者はスタッフの1人とその友人であるイギリス人の方による。実際に空堀のまちを歩き、まちをぐるりと周りながらも、歴史を知ることができるプログラムとして良くできている物語であった。
2年後の2010年に、スタッフではなくなった作者の方の許可を得て、再び実施することにした。
その時はMP3プレイヤーで。
(このたった2年でポータブルCDプレイヤーが廃れてしまい、MP3の方が安くなっていた時代の変化にも驚きである)
そして、作られてからちょうど10年後の2018年春、からほりまちアートで出会った仲間たちと再び10年後の今の空堀でオーディオアートウォークをやってみることになった
(さらにこうなるとスマホに読み込んでもらうシステム)
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事前に、下見がてらひとりスマホにデータ入れて試してみた
声を聞いた瞬間、頭の中に忘れかけていた10年くらい前の風景がよみがえる。改めて同じルートを辿ってみると、知らぬ間に失われた路地奥の空き地や長屋や改修されている長屋、こないだ解体してたと思ったところがマンションや駐車場になっている。知っていたはずだけど、この物語の中にはこの風景はない。
じわじわと、でもある意味スピーディーに空堀はアップデートされて(しまって?)いることを感じる1時間。
地図を持たず、音声を頼りにまちを歩くのは、違う観察眼で歩けておもしろい。
今の空堀の風景でもこんなふうに物語ができたらいいな、と思った。
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