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【日曜版】ルアンパバーン - いま行くべき観光地(1)

みなさまお待ちかねの日曜版です。今日は本当の日曜日に発行いたします。今回から連載でお届けするのは「いま行くべき観光地」編です。

世界には無数の観光地がありますが、そのなかでも本当のお勧めはわずかなもの。そのなかでもいま旬な観光地をお伝えしようと思います。

第一回はラオスのルアンパバーンです。


ルアンパバーンとは

ラオスは、東南アジアのタイとベトナムの間にある国で、ルアンパバーンはラオス北部で、国境から離れた場所にある村です。

ルアンパバーンは、ラオスにかつてあった王国であるラーンサーン王国やルアンパバーン王国の首都であった古都であり、世界遺産に指定されています。

人口が数万人しかいない、小さな小さな村なのですが、ラオスのなかでは人口が第四位の大都市です。

ルアンパバーンの魅力は、なんといっても街並みが美しいこと、自動車が多すぎないこと、ゆっくりできる素敵なカフェやバーなどが多数あることです。

そして治安がよく、清潔で、交通もわりと便利で、日本から遠くなく、物価も安いです。田舎なので、飯は美味いというほどでもないですが、美味しい珈琲に、美味しいサンドイッチ、美味しいフランスパン、美味しいカクテルなどがあり、田舎の観光地としてはたいへん上出来です。

ラオスという国全体がとても良いところなのですが、いかんせんルアンパバーン以外は田舎すぎて見どころに欠けます。

ルアンパバーンは、ある意味で、タイの数百年前の姿(タイ原風景)のようでもあり、フランス領インドシナや西洋植民地の理想形でもあり、タイ人やアジア人やフランス人を惹きつけてやみません。

ルアンパバーンの楽しみ方としてお勧めなのは、ひたすらカフェでぼーっとすることです。

ちょっと散歩して、カフェで読書でもしてサンドイッチでも食べて、ちょっと散歩して、伝統工芸品でもショッピングして、カフェ行って、マッサージでもいって、晩御飯たべて、バーにいって美味しいカクテルでも飲んで寝る。そんなゆったりした過ごし方が最高です。

そのなにが魅力的なの? と思われるかもしれません。

しかし逆に考えてみてください。散歩してカフェに行くだけで最高に楽しめるほど美しくて平和な場所というのが、世界にどれほどあるでしょうか?

あとタイと違って、エッチなお姉さんの店とか、下品なバーとかなく、清潔なので、家族連れやカップルにもぴったりです。

ルアンパバーンへの行き方

ルアンパバーンへは、日本から直行便がありませんので、タイかベトナムを経由していくのが便利です。乗り継ぎが利便性悪いですが、ベトジェットエア+ラオ航空のハノイ経由で別々に予約してゆっくりいくのが安いかとは思います。

一番安く行く方法は、周辺国周遊とセットにすることです。バンコクからウドンタニまで国内線で行き、そっからバスで国境を越えてビエンチャン、さらに国内線か鉄道でルアンパバーンという方法が安いです。

注意点としては、ルアンパバーンにはまともな病院がないことです。最近は中国人が作った病院ができましたが、まだ発展途上らしく、あまり良い評判は聞きません。もし心臓発作でもおこしたらヘリコプターで搬送になってしまうので、旅行保険はがっつり入れてきてください。重病持ちにはお勧めしません。

ルアンパバーンの飲食店

ルアンパバーンでは、基本的に飲食は西洋風のカフェやバーが中心になります。

はい、がっかりしましたね?

でも、それは違います。西洋人がオーナーになっているようなカフェやバーが多く、非常に魅力的な店が多いんです。それも単なる西洋のコピーではなく、ルアンパバーンに溶け込むように努力している店が多く、独特の魅力を作り出しています。

ラオス料理の店もいろいろあるにはあるのですが、営業時間がまちまちだったり、いつも閉まってたり、メニューが頻繁にかわったりと、お勧めしにくいのが実情です。自分の足で開拓してみてください。

または私の友人の奥さんが現地でガイドをしていますので、その方に連絡してみてもいいでしょう。メッセージいただければ、たぶんご紹介できると思います。

ルアンパバーンのカフェ

こだわりのラオス産コーヒーを飲むならここ! 日本人のオーナーさんがラオスで生産した珈琲豆を使っています。席はざっくりした腰掛けみたいなのしかなく、食べ物もほとんどないので、ガチ珈琲愛好家にお薦めです。ゆっくりするために行く場所ではありません。

他のカフェも、こちらの目抜き通り沿いに位置していますので、このあたりを散策してお気に入りのカフェを見つけるのがお勧めです。

ルアンパバーンのバー

Icon Klubは、バーに詳しい人だけ行ってほしい店なのですが、ハンガリー人の女性オーナーがバーテンダーをしているお店で、カクテルにこだわりがあり、最高のバーを経営しています。アジアでも最高のバーの一つです。

観光客がギャアギャア騒ぐ店ではありませんので、お店の雰囲気に貢献できない人はお断りです。

Tangorは普通のバーなのですが、ひっそりと二階席があり、夕暮れにそこにすわって景色を眺めるのが最高なのです。みんなには秘密ですよ!

ルアンパバーンの買い物

伝統工芸品の店をいくつか並べておきます。どこも品物は素晴らしいですが、その分お値段は結構します。

素晴らしいシルクの店です。フランス語が上手で気難しいラオス人の店主がいて、フランス人の客とたまに喧嘩しています。最高のシルクを探すなら、ここが一つの選択肢です。

路地裏に入ったところで、目立たない店ですが、素晴らしい織物の専門店です。ルアンパバーン近郊の職人さんと直接契約をして、超高品質の織物を作って販売しています。ぜひ立ち寄るべきです。

高級な工芸品を多数販売しています。最高品質ですが、さすがに最近はちょっと値上がりしすぎた気もします。訪問はぜひすべきです。お金がある人以外は購入は大変かもしれませんが。

ルアンパバーンのホテル

このホテルの二階の部屋が断固お勧めです。すでに予約とりにくいので、あまり教えたくはないのですが、マジ最高です。

いずれにせよ、ルアンパバーン中心地の半島部分にあるホテルがお勧めです。ルアンパバーンでも、もっとも美しい地域なので。

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