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動物愛護反対論 - なぜ動物の権利は認められるべきでないのか

私は動物愛護主義に強く反対しています。

そういう人は非常に珍しいと思います。そんなこと言ったら悪い人みたいですし、なかなか言いにくいですよね。

じゃあ肉食禁止法ができるとしたら、動物実験禁止法ができるとしたら、それには強く反対だという人は多いのではないでしょうか?

動物愛護主義を認め、動物の権利というものを、もし認めるとするならば、行きつくところは肉食禁止・動物実験禁止しかありえないのです。それどころか人を喰らうクマすら射殺できないという、動物のために人が死ぬような世界が当たり前に到来します。

人間には人権というものがあります。それは当然のことです。我々は人間であり、人間の普遍的な権利を認めることには、それだけの価値があります。

もし「○○は差別してもよい」などと認めれば、いつか自分もその○○になる危険性があります。ユダヤ人は差別しても良いと言ったナチス政権を認めたドイツ人は、いつしか自分たちも加害者であると同時にナチスの犠牲者となってしまいました。

人権は最も価値があり、人間の自由と尊厳は最も大切なものです。

その人権を危うくするのが動物の権利なる概念です。動物の権利は、明らかに人間の権利と対立するものです。

新しい薬を作るには、動物実験は絶対に必要です。そこでは猿や犬が狭い檻に閉じ込められ、ときとして強いストレスを感じながら、害があるかもしれない薬を投与されています。

これは明らかな動物虐待に他なりません。もし動物に人間と同じ、虐待されない権利を認めるならば、動物実験を禁止するしかないでしょう。

しかし、もし動物実験を行わなければ、新しい薬を作ることは不可能となり、病気に苦しむ多くの患者が犠牲になります。

動物愛護論者は、動物実験がなくても薬が作れるなどと言うことがありますが、それは真っ赤な嘘です。現在の科学の水準では動物実験は必要不可欠です。それどころか動物実験のあとには人体実験(臨床試験)も必要になるのが実態です。

人間と動物のどちらを取るのか? そのとき我々は絶対に人間の権利を守らなければなりません。動物のために人間が犠牲になるとしたら本末転倒です。

動物愛護主義は、人間を犠牲にしてでも動物を守ろうという危険思想です。

最初は「かわいいペットを虐待するのはけしからんから禁止しよう」と言ってるだけかもしれません。それには賛成する人は多いでしょう。

しかし既に世界では多くの人が「動物がかわいそうだから肉食はやめよう、やめさせよう」「動物実験はやめよう」などという活動を始めています。

日本でも熊が射殺されると抗議の電話が殺到することは有名な話ですし、捕鯨反対やイルカ漁反対などで問題を起こす集団がいるのは有名でしょう。

法整備の上でも、動物愛護法のせいで迷惑な動物が駆除できないなどの実害が生じています。迷惑動物を駆除する権利は、もうすでに失われているのですよ。

動物の権利なるものは1ミリたりとも認めてはなりません。それは人権侵害に他ならないからです。Wikipediaの記事を読めば、動物愛護論がいかに危険な思想であるか、人権侵害につながるかがわかるかと思います。

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