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ひとり遊びの先にエンタメ

このご時世、すべての経済やエンタメの息の根が完全に止まってしまう前に、自粛する必要のないエンタメで経済を回したい。

そしてそれが一体何であるかを、会社を休業してから絶え間なく考えています。(会社休業については別記事に書いています)

多くのアーティスト、イベント主催者、エンタメスポットの経営者が何も考えずにエンタメの"死"を待っているわけがないのに、その発信が各々、散り散りなために一体どうやったら回っていくのかを捉えにくいなぁと感じています。

相対的なエンタメの死は、ひとが貧窮しエンタメの価値を忘れることだと思っているので、ひとがエンタメの力を信じて楽しめている限りは虫の息だとしても生き続けると思っています。

ただ、外に出られない。
直接その場所に行って、五感で楽しむエンタメが次々と自粛しなければならない壁に直面している。

だったらこれまでのリアルに与えられてきたエンタメ枠で思考することをやめて、自分から生み出すバーチャルからリアルに繋げるエンタメの枠で考えていこうとシフトチェンジすることにしました。

家でできるエンタメを考える

まずは"家でできること"を白紙に羅列してみました。
1つ書けばまた1つと、なんだかんだ40個でたところで止まってしまったので、インスタのストーリーズで「この他に思いつくものがあったら教えてください」と募ったところ、(羅列が細かかったので、見落とされていたと思われる)既に項目にあるもの以外の回答が得られませんでした。

自分で羅列していく時、気をつけていたのが直接エンタメに繋がらなそうなものも挙げていくこと。
例えば、寝る、掃除をする、勉強をするなど。

中でもお風呂に入る、はプライベートの最たる行為だから、他者に向けるべきエンタメにはならないだろうと思っていました。
そう思っていた翌日、twitterでフォローしている絵描きの銭湯番頭さんが銭湯の擬似体験動画を多くの銭湯に呼びかけていました。
これには衝撃を受けました!と同時に、アドレナリンが一気に活性して興奮状態になるほど感銘を受けました。

現代、スマホの向こう側がある限り、どんなこともエンタメになり得ることを改めて目の前に見せて頂けたので、これからも40項目の先も随時考えていく価値があると強く思わせて頂いたツイートでした。

家でできること40項目

ここで、私が現時点で思いついた40項目を改めて羅列していきます。もし「これもあるよ!」と言う方がいらっしゃったら、コメント頂けますと有難いです。

・料理(作る/食べる) ・テレビ/動画/DVD ・ネサフ(SNS含む) ・読書
・音楽を聴く ・化粧/スキンケア ・掃除 ・ペット
・楽器演奏 ・写真(撮影/現像/レタッチ) ・ネット販売 ・お風呂
・アロマ/リラックス関係 ・電話(音声/動画) ・ラジオ ・睡眠
・ヨガ/エクササイズ ・ゲーム(テレビ/ボドゲ) ・日記 ・詩
・ガーデニング/農業 ・お茶 ・製本 ・お菓子(作る/食べる)
・動画作成 ・チャット ・ライブ配信 ・クラフト作り
・勉強 ・手仕事 ・絵(イラスト/漫画/絵画) ・小説を書く
・歌唱 ・ダンス ・工作(作品作り) ・アルバム本作成
・メッセージカード(作成/郵送) ・縫製 ・仮装 ・買い物

もちろん、この全てをエンタメ化するなどと言った恐れ多いことは考えていません。好きで尚且つ得意なことに絞って、そして掛け合わせてエンタメ化を進めていこうと思っていますが、これを見てくださった方で「あ、これとこれ得意だわ!」と思った方が、エンタメ化するきっかけにもなればいいなぁ…と思っています。

エンタメ化する基地を考える

プラットフォーム…いわゆる発信基地をどの媒体にするのか…YouTuberと言う職業がネサフ勢だけでなくネットに明るくない世代にも響き渡る昨今、「発信するならYouTubeかな」と思う方が多いと思います。

将来の職業として収益化を考えていた方にとっては、外出自粛要請の出ているこのご時世はYouTubeを始めるタイミングとしてはいい時かもしれません。

しかし、今回私が考えているエンタメはバーチャルからリアルへ繋ぐものです。YouTubeの中だけで完結するのではなく、最終的には五感で楽しめるものに繋げていきたいと思っているので、入り口のハードルをYouTubeまで上げる必要はないんじゃないかなと思います。

例えば、10年以上前にニコニコ動画で爆発的に流行った「歌ってみた」「踊ってみた」から進んでCD化したりと…バーチャルで発信していたはずなのに、気づけばファンの手元にはCDが届き、触って、聴くことができた…など。(ボカロPも推しておきます!)

星の数ほどあるSNSの中でも、必ず自分が居心地のいい場所があると思うし、居心地がいいと言うことは自分とフォローしてくださってる方との関係も良好な可能性が高く、最終的にリアルエンタメ化まで続けやすいんじゃないかと思っています。

エンタメを殺さない

最後になりますが…
とにかく今はエンタメを殺さないためにも、多くの人がエンタメ主になる必要があるんだと思います。

たとえ、エンタメ主になったからと言って、受ける側に回れないのでは?と言うとそうではないし、発信と受信を小さなことから始めることが、エンタメ全体の活性に繋がると強く強く信じています。

今の境遇において自分を信じられなくなることもあります。
憤り、虚しさ、情けなさで心が潰れてしまうこともあります。

それでも、エンタメの力を信じること。
それが唯一の力になると信じて…
無職の窮地に立たされている今だからこそ、旗を挙げ、荒々しく進んでいこうと思います。

一緒に、エンタメを続けましょう。

2020.4.2

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