Vtuberとリスナー、双方の関係性について
こんにちは、こんばんは、はじめまして!!
名古屋のデザイン会社で働く「ピクシーー!!!」といいます。
普段は、Webサイトの制作やマーケティング、休日はサッカーや旅行に出かけるアウトドア人間です!
今回は、昨日かなえ先生の配信で取り扱われたリスナーと配信者の関係の動画についての所感と新たに生まれた疑問について考えていきたいと思います。
今回書く内容につては、あくまで「個人の見解」です。様々な考え方があることも理解しています。
では、どうぞ!!
番組全体の所感
番組全体については、非常に興味深かったです。
特に「何となく」感じていた部分を言語化・図解化して話をする様は、まさに「先生」という感じで、「なるほど」と感動すら覚えました。
また、標題のリスナーと配信者の関係以外の、Vの歴史・収益モデル・現状など問題を理解するためのバックグラウンドをしっかりと説明し、本題をより理解しやすくする努力は感嘆以外ありません。本当にお疲れ様でしたといった感じです。
今回の動画で特に興味を引いた部分は下記の3点です。
・暴走するリスナーはリスナーだけが悪いわけではない。Vtuber業界特有の病理なのかもしれない。
・オンライン脱抑制効果
・同一視(同一化)、自己肯定感
この3点は「なるほど。そういった意識が働いているのか」と特に感じた点です。
今回の動画については、Vtubr当人、Vtuberを見ている人は是非見てみることをオススメします。
一度自分のスタイルというものを見直す良いキッカケになるのではないでしょうか。
今回の動画は誰かのフィルターを通すよりも、自分で見て、考えた方が良いと思うので、詳しい内容については触れるのを意図的にやめています。
芽生えた新たな疑問
今回の動画を見て、個人的には新たな疑問というものが生まれました。その疑問とは下記のとおりです。
・数字との付き合い方
・Vtuberそれぞれの意識の違い
・どうやって届けていくのか
では、それぞれについて考えていきたいと思います。
数字との付き合い方
今回の番組のキッカケの1つに「リスナーからの数字に対するプレッシャー」というものがあったと思います。例を挙げるとこういった感じです。
「先回は同接●●●人だったけど、今回は●●人だったね」
「あと●●●人で●●●●人チャンネル登録だね」
こういったリスナーからの発言で、Vtuber側が数字でしか評価されていないのか?という思いに至ってしまい、活動が辛くなってきた。たしか、このような背景があったかと思います。
これらのコメント自体はリスナーの一人としては、NGだと思っています。理由としては、「配信内容に全く関係が無い」からです。またこれらの発言の背景は、かなえ先生の動画から引用すると「同一視(同一化)、自己肯定感」という点で説明ができそうです。
要は、「推しが数字という目に見える結果を残すと、リスナー本人も認められたようで嬉しくなる。一方で数字が出ていないと自分が認められていないという感覚に陥る」ということだと思います。
このこと自体は、上記の内容で説明出来そうな事柄だと思っています。しかし、新たに生まれた疑問はここではありません。
「Vtuber自身も数字を話題に挙げること多くない?それによってリスナーに数字が増えることは素晴らしいことという意識が根付いているんじゃ無い?」ということなんです。
具体例を挙げると「チャンネル登録●●●人記念配信・活動半年(6ヶ月)記念配信・チャンネル登録●●●●人登録耐久配信・twitterフォロワー●●●●●人いった〜」といった事柄です。
これらの事柄って色々なVtuberが「ポジティブ」な話題として取り扱っていることが多いように感じています。
(Youtubeだけではなく、twitterでも)
このような情報をリスナーは沢山のVtuberから得ているわけです。つまり、「数字が増えることは、Vtuberにとって良いこと」という意識が根付いてしまっているように感じるわけです。
この結果として、最初のVtuberにプレッシャーがかかる発言に繋がっているように思うわけです。応援しているつもりが、プレッシャーになるってリアルでもありますし。。。
・・・うーん、数字って難しいっすよね。ダイレクトに出る分余計にね。結局はリスナーからの伝え方なのか、配信者が数字の話をしないときは触れないようにするのか。
最後は「リスナーから数字の話題を振るのは、やめた方が良い」という結論に繋がるのかな??
だからこそ数字って残酷なんすよね。リアルでもヴァーチャルでも。
Vtuberそれぞれの意識の違い
これも先ほどの数字の話にちょっとだけ触れる内容です。Vtuberそれぞれで意識が違うため、リスナーもVtuber毎に変化が求められているんじゃないかという点です。
例えば、「同接の少なさをネタとして使っているVtuber」もいるんですね。そこに良く通っているリスナーは他のVtuberでも同じような振る舞いをしてしまう可能性が高くなると思っているんです。これは、オンライン脱抑制効果で説明ができるのかもしれません。
結局のところ、「リアルの人付き合いと同じだよね」という話に落ち着くのかな(笑)。
リアルな人付き合いでも触れて欲しくない事柄って人それぞれ違うじゃないですか?だからこそ、違うVtuberの配信に行ったら、そのVtuberに合わせた付き合い方を求められているんだろうと思います。
ガチ恋についても同じように感じています。実際に「ガチ恋NG」と明記しているVtuberも居れば、「ガチ恋OK」のVtuberもいるわけです。
そこを、リスナーが「Vtuberという大きな枠組み」として無意識に行動してしまっているために、各々の個性との間で摩擦が起きているのかもしれません。
よく考えれば当たり前の話なんですけどね(笑)。
だからこそ、いちリスナーとしてVtuber側にお願いしたいことは「NG行為は明記して欲しい」という点なんです。
「私はこれが嫌なんです」と明記しておいてもられば、リスナーは気をつけることができるし、NG行為についてVtuber側から警告・ブロックができるようになると思うんですよね。
あとは、リスナー側もその場の空気を読む、自分だけのVtuberじゃないというところをしっかりと理解する必要があるでしょうね。
どうやって届けていくのか
自分に危機感を持っている人は、こういう話を自分の事として受け止められる一方、既に暴走・暴走未満のリスナーは気付くことができなくなっている(耳を貸さない状態)可能性を感じるわけです。
ぶっちゃけ、昨日のかなえ先生の番組を見にくるようなリスナーは「危機感をもっている・自制が効く」人たちだと思っています。要は問題無いリスナーなわけです。
暴走・暴走未満になっているリスナーってこういう話って届かないと思うんです。
リアルでも同じですよね。NG行動を指摘されると逆上したり、耳を貸さなくなるっていうアレです。だからこそ、「どうやってこのような人たち、ひいてはリスナーに届けていくのか」というのは大切な問題なのかなとも感じています。
個人的な見解を述べると、Vtuberという業界全体で行うというのはまず不可能だと思っています。
ここで、企業勢が旗頭になったとしても、泥沼・地獄絵図しか思い浮かばないです。
では、どうするのか。
Vtuber個々のチャンネルを自制するしか無いと僕は思っています。自分の嫌な行動は嫌という。ひどい場合は、追放を考える。これらって悪い行為じゃないと思うんですよね。
だって、少数のリスナーのために、Vtuber本人や他のリスナーが我慢する必要って全くないと思うし、ひいては自分やリスナーを守る行為に当たるわけです。
自分のチャンネルは自分がルールっていう意識でいいんじゃないかな??その分、Vtuber側の意識の自制というものがより求められるのかもしれませんが。。。
自分にとって都合の良い人だけを残すというアレですね。
Vとかリアルとか関係無い。大切なのはお互いをリスペクトすること
個人的な結論としては、みんな違うからこそ、対応が難しいということです。
Vtuberという存在を見始めて1年未満ですが、これまで見てきたVtuberやリスナーの行動って「そんなことで炎上するの?そんなことまで気にするの?」っていうことがめちゃくちゃ多いんですよね。
これって、バーチャルの世界独特の文化、風潮という気がします。
それこそ気にしすぎだったり、こうあるべきという意見だったり。。。
ものすごくメタの話をしますが、ヴァーチャルってあくまで「仮想現実」なわけです。だからこそ、色々な可能性がそこにはあるわけです。
ヴァーチャルだから世の中に発信できたって人も沢山いると思うんですよね。
そこに、「Vはこうしなければいけない、Vはこうあるべきだ〜」って可能性を自ら閉じていく行為に見えるんです。
だからこそ、お互いの行動をもっとリスペクトする必要があるんじゃないでしょうか?
変にルールを決めるのではなく、だれもが自由に好きな活動ができる。それが、ヴァーチャルの本当の魅力なんじゃないかな??
最後に。
僕個人としては、リアルよりもヴァーチャルの方が付き合い方が難しいって感じています。
何気無い一言が多くの人を傷つける可能性があるわけですし、今書いているnoteも、もしかしたら誰かを傷つけている可能性もあります。
だからこそ、僕はヴァーチャルに依存しないように気をつけているんです。僕の気持ち・感情というものがそこに引っ張られないように。より正確に伝えられるように。そして、一歩距離を取って見ているようにしているんです。
そう、Vtuber・リスナー双方にもっと心の余裕が出来ればもっと良い文化が出来るのかな〜って感じた今日このごろです(笑)。
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