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YoutubeやGoogleのポリシー変更によって何がどう変わるのか??

こんにちは、こんばんは、はじめまして!!

名古屋のデザイン会社で働く「ピクシーー!!!」といいます。
普段は、Webサイトの制作やマーケティング、休日はサッカーや旅行に出かけるアウトドア人間です!

本日は、先日のかなえ先生の配信内で話題にあがった「GoogleChromeの広告ブロックやYoutubeのポリシー変更」について調べてみましたので、そちらの報告を書いてみたいと思います。

雑談でもリスナーに気づきを与えてくれるので、非常にありがたいですね。

こんな風に変わるのかという意味でも非常に衝撃的でしたので、僕なりにまとめてみました。

では、どうぞ!!


収益化していないチャンネルにも広告が強制表示??

今回の話で一番衝撃だったのがこちらの内容です。まず、Youtubeのコミュニティに公式から掲載された文章を抜粋して紹介します。

We are adding this into our Terms of Service to be extremely explicit about what kind of data users cannot collect from YouTube. YouTube has never allowed the collection of personally identifiable information (including data that can be used for facial recognition) under previous versions of our Terms of Service, but we want to specifically include language around facial data to be even more clear. We take user privacy seriously and want you to feel confident that your data is never being misused.
(引用:https://support.google.com/youtube/thread/83733719)

要約すると、「YPP(ユーチューブパートナープログラム)に参加していないチャンネルの動画にも広告を徐々に展開していくよ。だけど、YPPに参加していないんだから、収益は発生しないよ。でも、YPPに参加したら収益は発生するよ」といった内容です。
ちなみにYPPは収益化っていう意味で捉えて貰っても大丈夫だと思います。

このポリシー変更はまずアメリカで行われ、2021年末までには全世界的に展開される予定とのことです。

これって皆さん的にはどのように思われますか??

そんなに影響ある??って感じる方もいれば、マジかよ、やりすぎじゃない??って思う方もいると思います。そこで、僕の所感を述べたいと思います。


動画視聴率の低下を招きかねない

Youtubeの視聴者で「広告」を楽しみにしている人ってほとんどいないと思います。

好きなVtuberが収益化している場合、広告を見ることで「支援」という形をとっている人も中にはいると思います。

今回の変更によって、収益化していないチャンネルにも広告が強制的に表示されるようになる可能性が高くなったわけです。するとどういう事が予想できるか。

視聴者が広告にストレスを感じ、動画の視聴率が落ちることが予想されるのではないでしょうか。特に、収益化を目指すクリエイターにとっては、動画の質・内容ではなく、「Youtubeから付けられた広告」によって視聴率が下がる可能性が考えられるわけです。

ある意味、これから成長していこうとするクリエイターをYoutubeが阻害する動きになる可能性が生まれると思うんです。同様に視聴者にも広告というストレスが与えられるわけです。


視聴者へYouTube Premiumへの移行を促している??

もう1つ気になることは、YouTube Premium(プレミアム)についてです。

YouTube Premiumのメリットとして、広告を非表示にできるという点があります。一方で、Youtubeでは、広告は収益化しているチャンネルにしか表示されてこなかったために、収益化していないチャンネルでは、そのメリットを感じることができない特典でもあったわけです。

しかし、全チャンネルに広告が表示されるようになれば、この「広告非表示」という価値が高まってくることが予想されます。そのため、視聴者のYouTube Premium加入は増えるかもしれません。


このポリシー変更により、Youtubeは全てのチャンネルから広告収入を得られるようにしました。

運営側としては、当然の判断だったかもしれませんが。収益の主体が広告収入であるので、広告を掲載できないチャンネルはYoutubeからしたら、場所だけ貸して、収入を得られないチャンネルと言えるわけなので。

ただし、個人の意見としては、「動画に広告付けなくてもよくない??」ということなんです。

例えば、動画の概要欄やチャット欄の上にバナー広告。これじゃダメだったのかということなんです。

個人的に思うのは、動画に広告を付けるっていうのは、作品に雑味が入ることにも繋がっていると思うわけです。それこそ、広告を入れるかどうかの判断は、その作品の持ち主であるクリエイターに委ねられるべきだと思っています。

あえてクリエイターが制作した動画に広告を付けるという、プラットフォーム側がクリエイターの成長を妨げかねない、作品に雑味を加える動きというのは、「うーん」という感じですね。。。

こちらの内容について参考にさせていただいた記事は下記のとおりです。
https://ytrsdijun.com/archives/23614
https://gigazine.net/news/20201120-youtube-hurt-creators/


Chromeによる広告ブロックにより、8分未満の動画で広告が付かなくなる??

次は、GoogleChromeによる動画広告ブロックの話です。

こちらは、2020年8月5日にGoolgeが発表しており、Googleが提供しているChromeブラウザにおいて8分未満の動画に表示される下記3種類の動画広告をブロックするというものです。その3種類とは下記のとおりです。

①動画の前に表示され最初の5秒以内でスキップできない31秒以上の広告(プレロール広告)
②動画の途中に入るミッドロール広告
③動画再生画面中央1/3に表示される広告または画面20%を覆う大型広告

Googleは以前より優良な広告の標準を定めたBetter Ads Standardsを採用しているため、今回の実施に踏み切ったと思われます。

これらのブロック対象には、Youtubeも対象に含まれているようです。また、ほぼ同時期にYotubeでも広告ポリシーの変更があったので、こちらもご紹介します。

①6ヶ月間投稿がないと収益化の権利が失われる
②ミッドロール広告が10分以上から8分以上に変更

ここまで読んでいただいて、勘の良い人はある疑問を持つのではないでしょうか。

「もしかして、8分未満の動画に広告って付かなくなるの??」

ここについて、すこし説明させてもらいます。まず、Youtubeの広告フォーマットを見てみましょう。

これを見てみると最初のプレロール広告に該当しそうなのは、スキップ不可の動画広告、バンパー広告です。

しかし、ここで注目すべきは、各広告の時間です。スキップ不可の動画広告は「地域の標準に応じて15秒または20秒」、バンパー広告は最長6秒と明記されています。つまり、①のブロック対象である「31秒以上の広告」には該当しないと考えられます。

次に、②のミッドロール広告です。Youtubeでは、8分以上の動画でないとミッドロール広告は掲載されないため、今回のブロック対象には該当しません。

最後の③についてがちょっと微妙かもしれませんね。オーバーレイ広告は「動画の再生画面の下部20%に表示」と記載されていますし、対象にかかっているといえばそうかもしれません。ただし、先に述べたBetter Ads Standardsを見てみると、画面中央とも記載されています。うーん、ここは様子を見る必要があるかもしれません。。。

調査してみた結果、Youtubeの広告は、ほぼChromeのブロック対象からは外れているようにも見えました。つまりは、現段階では、Chromeでも8分未満の動画に広告は引き続き付けられるのではないか?と感じています。

こちらは、次の記事を参考にさせていただきました。
https://gigazine.net/news/20200206-google-chrome-adblock-video/


どこか一箇所に依存する危険性は常にあるのかも

今回の調査で感じたことは、やはりYoutubeに依存する危険性です。つまりは「収益の仕組みや活動の部分をYoutubeに委ねられている」ということです。

極端な話ですが、Youtubeが収益化の条件を1万人に引き上げたら、多くのVtuberは収益を剥がされる可能性があるわけです。さすがに無いとは思いますが、100%無いと言えないです。

このことから考えられるのが、Youtube以外の収益を確保しておく、Youtube以外の活動場所を確保しておくという点が非常に大切だと感じたわけです。

例えば、ゲーム実況で言えばtwitchです。twitchの場合、Youtubeよりも収益化の条件は、はるかに低いわけですし、ゲーム実況に特化したプラットフォームでもあります。

また、そのほかのプラットフォーム(ツイキャスなど)を試してみたり、Boothの活用ということも良いかもしれません。活動の主体はYoutubeに置きつつも、そのほかの収益や活動場所を他にも確保しておく。Vtuberとして安定的に活動していうためには、マネタイズ・リスクヘッジが本当に必要になっているのかもしれません。

ハッキリ言って、GoogleとかYoutubeって急に規約変えちゃうからね。僕たちWeb業界の人間も何度も振り回されていますから 笑。


今回はちょっと趣向を変えて、YoutubeやChromeについて調査してみました。Vtuberの記事ではないですが、Vtuberが活動している場所という意味では、今回のような記事もありだと思っています 笑。


今後もこのような感想や紹介、たまに分析・考察記事を書いていきますので、宜しかったらnoteやtwitterのフォローをお願いします!フォローしてくれるとモチベーションが上がります!!

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