【🍏のオフ考察】《CENTRAL編》

０．今回の考察形式

一応毎回書いておきます。

１．チームとしての補強テーマ
２．FA補強について
３．トレード補強について
４．ドラフト補強
と当たり前の話だけど、この小テーマに分けて考えてみようと思います。

全体の中で何チームかで課題になるのがラグジュアリータックスの2ndエプロンの件。CBAが改定された事でここは罰則が多いのでよほど安定した状況で無い限り、避ける方向性で考察する。

1・クリーブランド・キャバリアーズ

1-1．補強テーマ「フロントコートの再編」

ガーランドなどにも放出の話は出てるけど、ほぼ確実なのはアレンの放出。
もちろんミッチェル放出もあるだろうが、ウイングやロールプレイヤーを補強して行きたい所だろう。

1-2．FA補強「長身DFの獲得」

そもそも今年のFAがあまり人材が多くなく、チーム状況を考えれば大物獲得考えにくい状況なので、ロールプレイヤーで1～3番を守れる選手が欲しい所か。

1-3.トレード補強「絶対性より汎用性」

エバン・モーブリーだけが明確なアンタッチャブルで、トレード放出が噂されたガーランドも結局残しそう。
そうなるとアレンに代わる存在でモーブリーをうまく補完できるビッグマンかビッグウイングは獲りたいし、ウイングにもサイズある選手は欲しい所。
今放出が噂されている中ではウィギンスかイングラムが理想的か。そしてガード陣でもミッチェル＆ガーランドを残すなら補完できる守備型の選手が一枚獲りたい所。

1-4．ドラフト補強

これについてはトレードの進捗などで変わる可能性があるが、基本は1巡目はビッグマンまたはビッグウイングが理想的。
ちょうど持ってる順位の人材ともうまく兼ね合うので、ただトレードで上記の獲得の目算が付き、ミッチェル・ガーランドのコンビを残すならサイズあるガードを取りに行くのもいいのかも知れない。

２．シカゴ・ブルズ

2-1．補強テーマ「ガード陣の取捨選択とロスターの大型化」

実はバックコートメンバーが多い中では決して小さくもないのだけれども、やはり純粋なフォワードというか、オーバー2m（6'7以上）が不足しているロスター陣。
特にビッグウイングについてはここの不足が上位に持っていけない要素ともなってるのでここを補強したい所。

2-2．FA補強「デロ・パトの再契約とビッグマン控えの補強」

正直ロスターバランスの悪さが目立つ中で、ラビーンを欠いたチームで一人エースを務めたデローザンはチームに厚みが出来るまでは残したい所、大成こそしてないものの生え抜きのPウィリアムスも同様。
そして、ドラモンドの再契約が困難と予想される中で控えビッグマンの獲得が必須になる。

2-3．トレード補強「ラビーン・カルーソの放出も視野に」

ロンゾの長期負傷が残る中で、台頭したコビー・ホワイト、アヨ・ドスンムは外せない。戦力的な大幅なダウンになるが、指名権などの獲得に繋げやすそうなA・カルーソはトレードで放出も視野にいれるべき。
ラビーンについては大型契約がネックで扱いが難しいが、彼についてもある程度条件が辛くても、放出した方が後々の再建に繋がるのかと思います。
指名権の偏りが顕著な今のリーグ状況を見れば2巡目複数と適材選手が獲れるのなら、カルーソについても放出は検討する方が今のブルズが進歩していくにはきっといいと思います。

2-4．ドラフト補強

1巡目11位を持っているのみで、誰を獲るのかが結構カギになるが、モックドラフトでは上記の課題についてはトレードで解決を考えるのか、PGの選出が多い。個人的には今の順位でもビッグウイングの獲得を狙うべきと考えるが、1つ思うのはオーランド・マジックのように今年の1巡目・2巡目を持っている所とのトレードダウンで補強も面白いかなと思う。
マジックの例で言えば、18位・47位と11位をトレードして、18位で上記のビッグウイング、47位でオールドルーキーのハンドラーを獲得して厚みを作りながら育てたい所、今オフはFAが薄めで、トレードで獲りやすいアセットも少な目なので、ドラフトでなるべく若手を獲れるよう、指名権の増加はありかも知れない。

３．デトロイト・ピストンズ

3-1．補強テーマ「PI・PO戦線向上の為に、2番手プレイヤーの獲得」

戦力そのものは決して悪くないと思われるピストンズ。HCとの相性など色んなポイントがあるかと思うが、ケイドと組める選手の獲得がかなり好転へのきっかけになりそう。
PT・相性問題のある燻っている若手も多い為、色んなプランは考えやすそう。

3-2．FA補強「インサイドプレイヤーの獲得とフォンテッキオ・ワイズマンの再契約」

トバイアス・ハリスやヨナス・バランチュナス、アイザイア・ハーテンシュタインなど、ベテランのインサイドプレイヤーがFAには出てきて、今のチーム状況を打開しうる要素は持っている。かなりキャップスペースがある為、獲得してロスターの中核を作りたい所。
デュレンもいる為、ベテランが取れれば状況は変わるが、難しいならワイズマンは残したい所、またウイングの質の維持のためにフォンテッキオは残したい所か。ちなみに後述するペイサーズのJ・スミスがPO破棄をするらしいので、彼の獲得もいいかも知れない。

3-3．トレード補強

出来るだけ残したい若手勢であるが、ジェイデン・アイビーについてはケイド中心のチームのスタイルと噛み合いにくく、シックスマン起用などで組んでいく発想を組み上げる意思がないのなら、トレードに出して他のポジションの補強に充てる事も手段かも知れない。
アイザイア・スチュワートについては、本来のCとしての考え方かPFとしての起用かで難しい要素もある。ほぼ残す事を考えつつもアセットによっては対応する事も考えてもいいかも知れない。

3-4．ドラフト補強

まずは5位で将来のエース候補、悪くても3番手クラスになりうるケイドのパートナー候補が欲しい所、ここについては流れ次第で悩む必要はないだろう。
54位については普通にビッグウイングあたりの若手補強に充ててもいいし、今オフで言えばセカンドエプロンチームから調整選手の獲得の材料に使うのも手かも知れない。

４．インディアナ・ペイサーズ

4-1．補強テーマ「大枠の現状維持と底上げ」

3番手プレイヤーの獲得なども噂されているが、今季のペイサーズの躍進の理由にはセカンドユニットチームの厚さもあって、うかつに大物獲得に動いてセカンドユニットの層を薄くするのは健全ではないという見方が強い。
3番手獲得の検討は来オフ、今オフはシアカム・トッピンの再契約をして、ドラフトでトータルの底上げがベターだと思います。

4-2．FA補強「シアカム・トッピンの再契約」

先に書いた通り大きく動く必要はなく、パスカル・シアカムとオビ・トッピンの再契約が優先事項。パスカル・シアカムはチーム二人目のオールスタープレイヤーでインサイドの軸、オビ・トッピンはセカンドユニットのスコアラーとして欠かせない。ここに来て、J・スミスのPO破棄が濃厚となったが、スモールマーケットのペイサーズがタックス回避を考えるなら再契約は難しい。あとはチームとしてドラフト・内部昇格などで確保しきれない部分の獲得かとも思うが、そこもTDL付近まではそこまで動かないと考えられる。

4-3．トレード補強

上記の通り、今オフで大きく動くことはまずないと思われる。
3番手のビッグプレイヤーに向くなら、かなりの動きになると思うが、手前味噌ながらいい選手が多い為、人的アセットには事欠かない。どういう動きになるかでその時はかなり出そう。

4-4．ドラフト補強

今オフは2巡目を三つ持っている。36位はワークアウトの様子を見てもサイズあるウイングか、サイズあるコンボガードの獲得になりそうだ。
49位はロスター当落ラインでもう一人ハンドラーか、36位の選手次第ではサイズあるウイング。50位はJ・スミスの放出に備えて、シブエを昇格させつつ、素材になる2way獲得用のビッグマンを楽しみにしている。ビッグウイングでもいいが、49位か50位はトレード放出もあり得るかも。

５．ミルウォーキー・バックス

5-1．補強テーマ「2ndエプロンを避けつつも底上げ」

POファーストラウンドでペイサーズに敗れたものの、負傷者の多さもあったり、大枠のチーム作りで誤っていた部分があったとは言い難い。とは言えCBAの改定で現状主力メンバーだけで、2ndエプロンに到達する見込み。
ミドルトンを放出して、そこを補填できる選手の獲得が出来るかどうかというのは正直難問なので、いかに大きな動きなくバランスを整えられるかがカギになるか。

5-2．FA補強

はっきり言ってミニマム契約のみ。
あくまで脇を固められるかどうかという所か。

5-3．トレード補強

再建に走る事は考えにくいので、ヤニス＆デイムはもちろん、ミドルトン・ロペスは残すだろうし、シックスマンとして活躍したポーティスも出せないだろう。放出候補としては比較的若手の突き上げのあるウイングで、パット・コナートンか。
もちろん、ミドルトンやポーティスに万が一が無い訳でもないと思われる。

5-4．ドラフト補強

今オフで純粋な補強と言えるのはドラフトのみになるか。
今回大物もいないが、2巡目でも拾い物が獲れる可能性が高い為、27位と33位は悪くない順位。
27位ではミニマムで取れそうな人材も少ないビッグマンにある程度絞って、33位はハンドラーを取れたらいいかと。もちろん、27位でハンドラーも可。
物凄く特化した話になると、ペイサーズの49位・50位とトレードして、オールドルーキーを二人獲得するのも、現状を考えればいいかも知れない。