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好きなジャンルはエッセイです


本は紙派か?デジタル派か?


というのは永遠のテーマの気がするのだけれど、私の回答としては、「漫画はデジタル、それ以外(小説や雑誌)は紙」派です。



デジタルの良さは、手軽にいつでもどこでも読める所。漫画はとにかく冊数が多いので、推しの出てくるシーンをいつでも読める安心感は大きい。
反面、前後の分厚さでどれくらい読んだかな、という感覚や達成感が得にくいのがデメリット。


それに、小説はなんというか紙の香りを感じながら、本を開いてページを手で捲ることに一種の満足感というか、本を読んでる格好の自分が好き、な部分があるので、どこか出かけるにもできるだけ文庫本は一冊カバンに忍ばせておきたい…と常に思ってる。

雑誌に関しても、あの大判の、柔らかいツルツルした紙を、背表紙を反らせながら、なんとなくけだるーい感じで膝の上に開いておきたいので、そういうのはタブレットでは得られない感覚だなと常々思う。ので初めて行った美容室の雑誌がタブレット端末だともう行かない。美容室で美容師さんが選んで置いてくれた雑誌の種類で、美容師さんにどんな人だと思われてるのかが分かってちょっと面白い。


さて表題。



ここまで書いてなんだけど、私はあまり本を読みません。

学生の頃はよく読んでだけど、今では集中力も持たないし、テレビ、ゲーム、映画、SNSと、他にもたくさん魅力的な娯楽が溢れてるから、わざわざ空き時間を使って、お金も使って、本なんて読まんがな、と。


でもエッセイだけは今でもすごく好き。
むしろ昔よりも好き。



どちらかと言うと自分は人間好きな方だと思う。


でもいかんせん、会話というのが苦手で仕方ない。
会話しなくても、面と向かってとか、目と目が合うとか、それだけで緊張してしまう。


人の話を聞いて、理解して、適切な言葉を選んで、適切なタイミングで、適切な言い方で返し、それに対する相手の反応を見て、また返し、それの繰り返し・・・・。

辛い。いや、楽しいんだけど、短時間でへとへとになってしまう。

話を聞く分にはまだマシで、自分の話を促されるとたまったものじゃない。

「お盆どこかに行きましたか?」
社交辞令だとは分かっていても、聞かれた瞬間に、(面白い話なんて何もできないんです、ああ許して)という気持ちになり、慌てて何か言わなくちゃと思えば思うほど、肩に力が入って聞かれてもいないことまで話しちゃう。最悪。穴があったら入りたい。自意識過剰が人の姿を得たのが私ってぐらい自意識過剰。


会話へのハードルが高すぎる。


もちろん、気が知れてて、どんな変なこと言っても大丈夫な友達とか、よっぽど聞き上手で話を盛り上げてくれる人相手だったらリラックスして話せるんだけど、そんな人、片手で数えるほどしかいないし、それで十分だと思ってる。

今まで仲良くなる子は皆どちらかというと「自分の好きな話を延々楽しそうに話してくれる子」達だったし、逆に「⚪︎⚪︎ちゃんはどう?」とやたら話を振ってきたり、「えー!」とか「分かるー!」とか「そうなんだー!」の共感で仲間意識を深める女子組とは全く仲良くならなかった。間が持たないし、なんなら彼女たちが共感できるエピソードを私は持っていなかったから・・・・。エピソードを持っていたとしても、興味がないので取るに足らないこととして忘却されてしまうので・・・。


大体、女の子にありがちな、「同じ話題を何度も何度も何度も何度も繰り返しては共感!共感!共感!建設的な会話は全くなし!」みたいなのが本当に苦痛で、その話前もしてたよね!?という状況が地獄。私も人並みに共感はするけれど、どちらかというとアドバイスしちゃうほうなので噛み合わない。彼女たちは、「⚪︎⚪︎なんだけど、どうしよう・・・(泣)」と言ってくるので、ついこっちも頭を悩ませてアドバイスするけど、何言っても手応えがなく、「それはひどいね、辛かったね・・!(大袈裟に大きく頷く)」が大正解と知った時、あーやってらんねーなマジで!と空を仰いじゃったことも少なくない。なんで女の子って、アドバイス求めてもいないくせに「どうしよう・・」って言うんですかね?「マジで辛い。共感して」ってわかりやすく言って欲しい。
ついでに「どうしよう」って悩んでる自分が好きなんだよねきっと。それで周りに優しくしてもらえる自分が好きなんだよね。解決なんて求めてないんだよね。そう言うのは10代までにしておこうね(怒)


追記すると、LINEでの会話も苦手。むしろ直接話すよりも苦手かも。言葉を選ぶので何度も何度も何度も推敲して長文になっちゃう。切り上げ方が分からずストレスを感じる。




……話がかなり逸れてしまったのだけれど、そんなこんなで、会話というものは私が介在するには?ハード過ぎる。でも他人というものが何を考えてどう生きてるのかにはとても興味がある。ので、できれば壁ポジションで人を眺めていたい。



ので、エッセイが好きです。
自分を介在させずに、他人の考えていることを知れるって最高じゃん・・!



内容というよりも、そのテーマにかける熱量というか、人が何かに一生懸命だったり夢中になっている姿がすごく好きなので。
友人との会話でも、内容に興味がなくても、そのテーマについて楽しそうに話している友人の姿が好きなんだと思う。



※ちなみに、雑誌も、インタビュー記事を読んで、クリエイターの作品作りへのこだわりに垣間見える職人性に心惹かれる。



最近流行りの推し活についても、できれば「最高!」「尊い!」「好きすぎでマジ無理!」みたいなSNS向け短め脳死感想じゃなくて、「いつどこでどういう出会い方をしてそれが自分にどんな影響を与えて好きになって日常生活にどんな影響を与えているのか」を早口長文で文章にしてくれないかなと思う。推しじゃなくて推してる本人に興味があるので。



ので、ブログを書くのも、それ以上に読むのも好きだよ。

※見ての通り自分語りが大好きだけど、聞く話す能力<<<越えられない壁<<<読む書く能力なので話すより書く方が断然得意。


相手の話に反応するのも、自分の話に反応されるのも勇気がいる。




一方通行前提のコミュニケーションに安心感を覚える・・・。

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