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断捨離のススメ


お盆は暑いし人が多いから外に出ませんでした。


心がモヤモヤすると断捨離をしたくなる。


おもむろに本棚やクローゼットに向かい、ざっと眺めて「ワクワクしない、ときめかない」物を一気に取り出して床に広げる。
そこからさらに、もう要らないなという物をゴミ袋に入れる、もしくは紐でくくる。ちょっと悩むな、というものは元の場所に戻す。

その上で、所定のゴミの日までの約1、2週間、静かに置いておく。その期間でやっぱり思い直した物は元の場所に戻す。思い直さなかったらそのままゴミに出す。内容を確認はしない。


こうして一時的にでもぽっかりできた空きスペースを眺めると、ぎゅうぎゅうに詰まって苦しくなってた心に余裕が出来たみたいでホッとする。また新しい物に出逢いに行きたいな、という前向きな気持ちになる(そしてすぐスペースは埋まる)。


一つのものを大切にずっと使うとか、勿体無いから物を捨てずに取っておくということに向いてない。変わらずいるというのは停滞すること。鬱屈してしまう。


時には痛みも伴う断捨離だけど(実際やっぱり捨てなきゃ良かったなとか、あれどこやったっけ、捨てちゃったんだっけ?とかは多い)、悪いことだけじゃなくて、定期的に物と本気で向き合うことは、自分が今何を大事にしたいのか、何が要らないのかという自分自身との対話にもなると思ってる。


あとは、単純にまたこの本読もうかな、とか、この服意外と着れるかも?という再発見もあるので。

何回も衝動的な断捨離を繰り返すうちに、慣れたというか上手くなってきた部分はある。

最初の頃は、自分という存在を少しでも世界から減らしたいので手当たり次第に所有物を減らす→その時はスッキリするけど後から虚無…が多かった。ただただ後ろ向きで破壊的な行為だったなと思う。若かったな…。

今は大分落ち着いてきたというか、物はただ物であって、別に物の有無で自分の存在に影響はないということに気付いたし、物を捨てたところで過去をなかったことには出来ないし。


逆に、物を買う時やもらった時感じた感動や興奮で、既にその物は役割の大半を果たしている、と思う。昔価値を感じた物でも、断捨離の時「もう要らないかな」と感じた物は、役割を無事終えたということなんじゃないかしら。
心のどこかでもう要らない、と思ってるのになお捨てられないでいるのは物ではなく当時の感情に対する未練や執着なので、そういうは積極的に整理して行きたいなと思ってる。無理に断ち切るのではなく、どうして執着するんだろう、と客観的に自分を見つめ直すいい機会にしたい。別に無理やり前に進む必要はないけど、今や未来をしっかり見つめたいので。


と、自分の中のうんちくを書いてはみたものの、基本「これは大事!」ばかりだし、「やっぱりあれは必要!」と思い返すことも多いので、断捨離というよりはただの大掃除に帰結していくのであった……。


生きていると、自分が思っている以上に捨てられない大切な物が増えていく。多分それは幸せなことなんだと思う。


物を整理しながらそういう大事なことに改めて気付けたお盆休みでした。

世間がお盆休み明けたらお買い物行きたいな!!あと温泉行きたいな!!

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