見出し画像

水風呂で「ととのう」話

最近、日帰り温泉ブームがまた来ている(自分の中で)。


いいよね、日帰り温泉。
(画像はととのってるイメージのハムスターです)


昔は温泉に行くとなると、近場でも旅館に一泊二日が普通だと思っていたのだけど、宿泊は着替えとか化粧道具とか準備が要るし、しっかり出された料理を食べなくちゃいけないし、夜は大体枕が違って一睡も出来ない。その点日帰り温泉は、思い立ったら気軽に行けるし、何よりおひとり様でも全然OKなのが素晴らしい。(もちろん、家族や友達と温泉旅行に行くのもとても楽しい)


片道1時間ぐらいのドライブで、目的地の温泉に1〜2時間滞在し、まったりしてから帰る、半日弱のショートトリップを味わえる。


こんなこと書くと温泉好き、お風呂好きと思われそうだけど、実際は日々風呂に入るのが面倒で、基本自宅では湯船は張らず、シャワー10分で済ませるカラスの行水です。


そもそも、暑いのが苦手なので、お湯に5分も入っていられない。
温泉で気持ちよさそうに目を閉じてずっと浸かってる人、本当にすごいと思う。


じゃあ何しに日帰り温泉に行くのか。という話なのだけれど、私は温泉ではなく、水風呂に入りに行ってる。もっと言えば、サウナ後の水風呂に入りに行ってる。



水風呂はずっと入ってられるし、「ととのう」感じがする。


なんかこう、苦しみながらサウナに入って、そのあとブルブル震えながら水風呂に入って、末梢血管が収縮すると、目の前がぐわんぐわんしたあとに、頭が冴えた感じになる。いやサウナととのいを求める人は皆通じると思う。

で、そのあとに熱い温泉に入ると、今度は末梢血管が開いて、さーっと頭の血が退く感じがして、頭がぼんやりしてくる。これも気持ちいい。日々何かしら頭の中でごちゃごちゃ考えて休まらないのが、この瞬間まさに「思考停止」できてひかえめに言って最高。


おすすめは、浴槽に座って浸かるんじゃなくて、水風呂のふちに頭を乗せて体を無重力状態にする?のがいい。脱力して、閉眼しながら流れる水の音とか、桶の響く音とか、永遠に聴いていられる。


ので、個人的には、泉質よりも、サウナと水風呂の温度及び水風呂の浴槽の深さの方が重要ですね。



あと温泉の好きなところは、デジタルデトックスができるところ。


ぼんやり空を眺めながら、文字どおり身一つで、自分の頭だけで色々考え事ができるって、最高に贅沢だなって思う。スマホあると、すぐあれ調べよ、とか、これ呟こ、とか思っちゃうし。


加えて、今日温泉入っていて「いいな」と思ったのが、男女別というところ。
そりゃ温泉なんだから、男女別が当然なんだけど。


異性の目を気にせず、おしゃれも化粧も全てオフして、ありのままの姿で寛げる。
そういう心から寛いだ他人の姿を見るのが好きなのかもしれない。(もちろんジロジロ見たら怪しいので、視界の隅に写す程度で・・・)


それに、そういう見知らぬ寛いでる人々と、会話するでもなく、「気持ちいいな〜ほっとするな〜」を共有している感じがとても好き。よく、湯船に入ってきた人が「ああ・・・気持ちいい・・」とぼそっと呟くのを聞くと、心の中で(分かる・・・)と私も呟いてます。


会話しなくていいのがいいよね、本当。

マッサージとかエステは、店員さんに話しかけられると必死で返答しちゃって全然リラックスできないので・・・・。話しかけられないとそれはそれで(何か話したほうがいいのかな・・・?)ってやきもきしちゃうし。


しばらく空いた日には温泉巡りをしていそうな気がする。

なんなら仕事帰りに温泉寄るのもありかもね。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?