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ザビエさんセッション:わたしの場合ー愛と関係性編 #2

昨日Upした#1に続いて書いてみたいと思う。あーまとまるかな。今から心配。苦笑 えーと、こんなランキングを作ってみたところからおさらいで。

個人セッションでザビエに伝えられた衝撃の言葉ランキングTOP3
[ 愛と関係性編 ]
第一位 あなたは、究極のファザコン。
第二位 男女間の三角関係が常にある環境で育ってきたことに気づくべし。
    a) まずは父・母・祖母の三角関係
    b) 次に父・母・わたしの三角関係
第三位 両親の間に「男女間の愛」を見出すことが間に合えば良いが・・・

今日はこの第二位と第三位のあたりについて書いてみようと思います。長編です。笑

ザビエさんから「直子は、男女間の大きな三角関係の中で育った、ということをもっと考えてみると良いね。」と言われたのは、恐らく2015年の初夏のセッションだったと思う。長年ずっと一緒に生活していた祖母が養護施設に入居し、しばらくして父が病に倒れた直後のことだったと思うから間違えない。このザビエさんの言う「男女間の大きな三角関係」というのは、わたしの場合、2種類あって、1つは、「父ー母ー祖母」という三角関係。もう1つは、「父ー母ーわたし」という三角形を指す。家族という集団単位の中に、俗に言う男女の「三角関係」を持ち込んで考える、ということ自体が、わたしにはそもそも衝撃的過ぎて面を食らった。確かに、「家族」という枠を取っ払えば、そこに男女の三角関係はあるわけだが、もっと言えば、確かに母と祖母の嫁ー姑関係は、なんとなく「父の取り合い」に見えなくもないな、とも思ったものの、いまいち腑に落ちなかった。がしかし、、、。

晒す恥ずかしさを敢えてぶっ飛ばして書くと、これまでわたしが関わった過去の男性との関係に「第三者の女性」が現れなかったことは、恐らく、一度も無い。毎回、必ずどこからか「知らない女性」が現れていたのだ。今こうして書きながら思い起こせば、このわたしにもあったセーラー服JK時代の恋愛からすでにそうだった!のだった。苦笑 そのことが必ずしも関係性を終える直接的な理由にはならなかったけれど、常に「揉める火種」には、間違えなくなっていた気がする。自分の名誉のために書いておくと、決してわたしは「修羅場好き」なわけではない。今思えば、当時関わっていたメンズ諸君を、いや、彼らと一度は同意の上でつくった関係に対して「信頼する」ことが、わたしには難しかったのかもしれない、と思ったりする。それはそれで、失礼な話なのだが。そのわたしが意識の上では気づくことなく抱え持ち続けた「信頼することの難しさ」の発端が、この「家族の三角関係スタイル(と敢えて命名)」に起因するのだ、とザビエさんは明確にわたしに説明してくれた。

補足:この話をザビエさんがしてくれた時点で、彼は、わたし・父・母の出生図(ネイタルチャート)を全て目にしていました。余計なお世話的アドバイスとして、ザビエさんのセッションを初めて受ける方は、ご両親のチャートも作成依頼されると良いと思います!自分のルーツ、よくわかります(キッパリ)。

長い話を短くすると、ザビエさんの占星学セッションのベースには、占星学と並んで「ユング心理学」なるものが存在する(他にも記号論-Symbolismや錬金術-Alchemyなど。今のわたしはそれらを語れるに及ばないので言及できないが、近い将来、いつかきっと!)。彼のプロフィールに明確に記述されているが、その「ユング心理学」を推奨することが彼のセッションの目的ではない、ということはここに書いておきたい。このわたしのケースの「家族の三角関係スタイル」も単に占星学的観点のみならずユング心理学からの知見が織り込まれている。

わたしが好んで選ぼうが選ばまいが、事実としてこの「家族の三角関係スタイル」の中で生まれ育ったわたしの無意識下には、乱暴な言い方(でもないと実は思うが)をすると、

男女とは三角関係で成り立つもの

という固定概念が存在し続けたのではないか、という理解としてわたしには落ちている。だから、わたしの人生に起きるイベントとして、もれなくそのような状況が再現される、というわけだ。このことを認知してい以降、わたしは男性との親密な関係性を築いていないので、"Before/After"の"After"なる検証ができていないのが、若干残念ではあるが、ここから、冒頭に書いた「ランキング第三位:両親の間に「男女間の愛」を見出すことが間に合えば良いが・・・」の話に入っていく。

ザビエさんがセッションの中でよく話しているのは、その人の「関係性」については、その人の両親という男女がその人に見せ続けた「関係性」が大きく影響する、ということ。わたしもその説明を受けた一人だ。わたしの両親はというと、最初の三角形に表されているように、父ー母(夫婦)に加えて、父方の祖母の存在の影響が大きかったように思う。祖母は数え歳100歳で旅立ったわけだか、98歳頃まずっと長男夫婦である父・母とともに暮らしていた。その祖母が養護施設に入居し、わたしたち親子にとって初めての3人(父ー母ー娘)の暮らしが始まって間も無く、父は慢性硬膜下血腫で入院した。この時の話も、ザビエさんの見解が非常に興味深かったので、少し話は逸れるが書いてみたいと思う。父が硬膜下血腫になった原因は、症状が現れる1か月ほど前に、近所の神社の桜の木の枝を切っていて、切り落とそうとした枝が頭部に強く当たったことによる脳内の出血だった。この話がザビエさん流に翻訳されると、

頭部すなわち人間の肉体で最も高い場所 = 父にとっての「権威」
そこに木の枝が当たった = 父にとっての「権威」が変わるというサイン

ということだと言うのだ。それまで父にとっての「権威」は、紛れもなく彼の母である「祖母」だったと思う。父の父(わたしの祖父)は、父が生まれる前に戦地へ赴き戦死した為、父は一度も自分の父に会ったことがない。その祖母が、施設に入居する形で離れて暮らすことになった。そして、父にとっての「権威」が「父自身」へと移行することへのイニシエーション的な出来事とも受け取れる、と、当時ザビエさんは説明してくれたのだった。この出来事は、当然ながら「父と母との関係」にも大きく影響するわけで、それが間接的に「娘」であるわたしにも影響が及ぶというもの。この時、ザビエさんの話を聞いていて、変なドキドキする緊張感が自分を襲っていたことを今もハッキリと思い出せる。そして、ついにそこで、ランキング三位に入った「両親の間に『男女間の愛』を(わたしが)見出すことが間に合えば良いが・・・」というくだりを耳にしたのだった。

このザビエさんからの示唆は、それまでわたしが「娘」というポジションにいて本来見れるはずであった両親の間にある「男女の愛情関係」の観察ができる環境にいなかった、ということを暗に示すものだった。これも、前回の「究極のファザコン説」に負けず劣らず、衝撃的だった。聞いた時は、「そんなはずはナイ!!!」とわたしの思考が叫んでいた。だって、わたしの眼に映る父と母は、仲も良いし、お互いを思いやっているようにずっと映っていたと思っていたから。彼らが対立する時は、決まって「祖母」のことが原因だったと思うし、それは彼ら二人だけの関係が直接的な要因ではなかった、とわたしが「娘視点」で理解していたからである。そして、同時にザビエさんは、

「彼ら(わたしの両親)にはあまり時間が残っていないから(※これは単に彼らが70代に突入しているという意味で、彼らの生命の長さを示唆していることではない)、生きている間に彼らが夫婦としてこれから向き合えるかどうかは、彼らにかかっているんだよ。直子が、一緒に生活している間にその様子を見れるといいのだけど。」

とわたしに言ったのだった。衝撃過ぎて、その時はどう受け止めてよいものかもさっぱりわからなかったが、時間が経てば経つほど、このザビエさんが放った言葉がリアリティを帯びてきたのも結果、事実となった。

祖母が旅立って1年半ほどが経った後であり、今から約半年前のある週末のこと。わたしは「家族の座」という心理療法のグループワークを主催するために、新潟に行っていた。2泊3日のワークを終えて帰宅した翌日の朝、母が、起きて朝食を食べようとキッチンに来たわたしの顔を見るなり言い放った言葉がこれまた衝撃的で、ハッキリ覚えているのだが、それは、

わたし、お父さんとようやく夫婦になれた気がする。

という言葉だったのだ。「ようやく夫婦になれた」とこの時点で感じている母に驚いたのだった。それも、なんで朝イチでわたしは聞かされているんだろう?と。ということは、それまでは「夫婦じゃない」と感じていたということ?!と瞬間的に思ってしまったので、「そうなんだ、よかったね。」としか返せなかった。

そして実は今、わたしは人生で初めてくらいに猛烈にこの家を出たいと思っている。そのためにどうしたらいいのかを少しずつ考え始めているが、この#ザビエ祭りに突入してしまったため、少し横に置いてはいるものの、近い将来、真剣に考えて何かしら行動に移そうと思っている。家を出たいと思う理由は、ここ最近ずっと父と母が猛烈に仲が良く、最早毎日イチャイチャしているくらいに見えることで、「自分の居場所は、ここではないのではないか」と感じられるからだ。まるで新婚夫婦と同居しているお邪魔虫のような気分に日々なっている。先日、オンラインでザビエさんとミーティングをした時、このことを少し話したら、ザビエさんは、わたしのMacbookの画面の向こうから、ちょっと悪ガキのような笑顔で「ようやくそう感じられる時がきたんだね。おめでとう。」と言っていた。そして、どうやら、わたしが両親の間に「男女の愛」を垣間見ることに、ザビエさんの心配をよそに間に合ったような気がしている。

わたし主観で書き連ねたので、非常に伝わりづらいかもしれないが、この三代に渡る「親子・夫婦の愛情ドラマ一連のプロセス」は、わたし一個人にとって非常に意味のあることだったし、人間の力学や心理を理解する上でもまた、非常に意味のあることだった。その「意味」を更に強く実感する日がそのうち来るだろうと思っている。そして、生年月日・時間・生まれた場所で描かれる「出生図」を基に、ここまでのプロセスが展開されていったということに対して、たった今のわたしは、ザビエさんのセッションで受けた数々の示唆抜きには、考えられないのだ。

こんな体験もまた、わたしがPower in Uという会社として、ザビエさんの「ザビエ・ベトコート・ジャパン」の運営サポートをしようと決めた理由の一部でもある。まだまだザビエさんに、日本に来続けて欲しい。まだまだザビエさんから教えてもらいたいことがたくさんあるのだ。

というわけで、ここまでの長編大作に最後までお付き合いくださりありがとうございました。そして、またもや最後に宣伝活動をさせていただきます。90分間のザビエさんとのマンツーマンのセッションが、今年5月名古屋で受けられます。また、2日間の占星学ワークショップも開催されます(明日 2.23に情報解禁します!)。これを読んで興味を持ってくださった方は、一連の情報が掲載されている、ザビエ・ベトコート・ジャパンのwebサイトを見てくださると嬉しいです。わたしは、今回全てのイベントでザビエさんの通訳を務めさせていただきます。ザビエさんと一緒に、たくさんの方々と濃密な時間を共に過ごすことができたら嬉しいです。

この記事を書いて時間が経過したのち、続編を書きました。

感謝を込めて。
持田直子 Power in U/ザビエ・ベトコートジャパン事務局


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