見出し画像

2019AW祝福旅Review清書Ver. Vol.4

↑の続きです。引き続き、Sydneyで参加したMark Wollyn氏のトレーニングで体験したことを書いています。この記事で完結すると思います。

画像1

実は、トレーニング初日の午後、すでにこのフットプリント(足形・画像右側のもの)の上に立つことの効果を体験するデモンストレーションで被験者として選ばれたわたしは、全体のグループの前で、そのフットプリントなるものの上に立つ、という実験を体験していた。しかも、そのフットプリントはわたしの母のものという前提において立つ、ということだった。

実際に立ってみると、妙に身体が後方へ引っ張られるのを感じだした。その力動はどんどん強くなり、はたから見てもわかりやすくわたしの身体は後方に向けて何度も倒れていく動きをした。その動きを確認したマークに、母の名前を聞かれたので、"She's Tamiko." と伝えると、"Tamiko is ..... ." とか、"Naoko is ..... ." といった具合に、ザ・アメリカ英語発音でわたしと母の名前を交互に連呼しながら、グループに対して説明をしていた。このフットプリントの上に立つデモで体験した感覚は、コンステレーションで代理人をする時に体感するあの感覚とほぼ同じようなものだとわたしには思えた。つまり、体が自分の意志とは裏腹に力動を感じるのだ。

身体が揺れている状態で、"What do you think that is behind your mom?(お母さんの背後には何があると思う?)"と聞かれたので、"What she used to tell me was... her mother was quite a controlling type for her.(母から聞いているのは、母の母がコントロールをするタイプの人だったということです。)”と答えたのだが、正直、体感した力動の強さがか・な・り・強かったことに動揺してしまった為、マークがその時にしたグループへの説明に意識を向けることがほぼできなかったのが残念。そして、この初日の体験が、実は2日目以降にパートナーと行った実践練習に繋がっていったのである。

画像2

画像:ある夜の食卓!JJのhubby・Thesingが前日から仕込んでくれていたチキンのドラムスティック煮込みとサラダ。ものすごくたくさん作ってくれたので、ものすごくたくさん食べた!航空会社で技術職をしている彼の話を毎晩聞くのが楽しかった。いろんな安全基準が各社で違う話とか。それを聞いてたからか、帰りのdelayはさほど気にならなかったなあ。ちゃんと安全第一で対応してくれてるんだなと思えたから。

話を戻し、実戦練習では、全員が自分の母親をワークする対象として設定し、そのセッションのリードを交互に行った。その手順をさすがにここに書くわけにはいかないと思うので割愛するけれど、Markの本には実際に彼のワークでどんなことをするのかが書いてあるので、興味のある人には参考になるはず。すべての人があの場で自分の母親とのワークを行ったわけで、たくさんのヒーリングが起きていたのは、会場の雰囲気からして明らかだった。事実、トレーニングの最後のフィードバックセッション(感想を言いたい人が言う時間)は、話したい人からの挙手が止まらなかったほど。実際に自分がセラピスト役をしていて、相手にも繊細なヒーリングが起きているのがよくわかったし、それはまたとても美しい瞬間でもあった。わたしも自分が再度、母のフットプリントに立った時に受けた身体の力動と感情のインパクトには、今振り返っても驚くだけでなく、母の生きてきた道をこれまでとは違った視点から見るきっかけとなった。コンステレーションで代理人の動きをすべてのレーダーとするように、このセッションもクライアントから発せられることがすべてレーダーとなる。だからこそ、このセッションにおけるセラピストは、ファシリテーター(促進者)なんだ、ということも体験を通して理解できたことが、わたしには大きな収穫だった!(ヘルパーでありオーガナイザーのJonineに大感謝!!)

画像3

3日間のトレーニングがとうとう終わりに近づいた頃、トレーニングの続編であるLevel 2が来年4月に行われるとアナウンスされたのだった。それを聞いて、実はとても安心した。このたった3日間でマークのワークをなんとか表面的にだけでも習得するのは、あまりにも心もとな過ぎたのである。自分を題材にして学んでいくため、自分のプロセスも加速する中で常に客観的な視点に自分を置いてこのワークを習得していくのは、わたしにとってはなかなかの難度の高さだった!次のステップへ続いていく課題として、4月のLevel 2トレーニングまでに、基本の10セッションを行って記録を取らなければならない。真剣に取り組もうと思っている。どんな人にクライアントを頼めるかも考えてみようと思う。

今回学んだマークの提唱しているセッションは、コンステレーションに興味のある人や好きなひとは当然親和性が高いし、生きづらさを抱えている人はさることながら、自分のパターンには気づいていたとしてもその起因がわからなくて困惑している人や、自分と誰かの関係性を見つめてみたい人などににも試す価値のあるものだと思う。1対1のセッションとして形成されているけれど、グループのワークの中でも取り入れられるものでもあると思う。なんとなくアイデアがふわっと浮かんでは消えていくようなことが、帰国後ずっと起きているのだけれど、一先ずはセッションの練習からかな、、、。4月にLevel 2を終えたら本格的にこのワークを紹介する場も作っていけたらいいなあ、と思いつつ。まずは目の前のことを!!!

もし読んでくださって、興味のある方はinfo@power-in-u.com までご連絡ください。練習セッションの相手を募集するご案内をお届けできることになったら、ご連絡させていただきます!

一先ずこの秋の豪への旅日記はこれにて〆たいと思います。お付き合いくださりありがとうございました!祝福旅と名付けた2019年自分の人生の毎日、今年はたくさんの国内外の移動に恵まれて、常に動いていたいわたしとしてはいつもにも増した充実感でした。来年は、行ったことがない土地に行けたりする予感も・・・!わたしの祝福旅はまだまだ続いてまいります。またよかったらそんな旅の記録にお付き合いくださるとうれしいです!

感謝を込めて
持田直子 Power in U, Inc.

画像4

画像:集合写真に登場することのなかったJJの次男・Kristopher・4歳。滞在中は彼のベッドを寝床として借りておりました。ありがとう、Kris!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?