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ルーティンすら知らなかった素人があきばっか〜のvol.24を観に行った話〜解説編〜


1月16日(日)川崎クラブチッタにて「あきばっか~の」vol.24が開催されました!!オクトさんが参戦されるとのことで、はしもさんと現地で観戦してきました✌
その感想を書きたいのですが、そもそも私自身ストリートダンスもダンスバトルもよくわかっていないど素人なので、まずは「あきばっか~の」ってどんなイベントなのか?ストリートダンスとは?というお話からしたいと思います!
タイトルの「ルーティン」ってなんだろう?と思った同志のあなたにぜひ読んでいただきたいです、よろしくお願いします❕


「あきばっか~の」とは、涼宮あつきが主催する国内最大規模のA-POPダンスバトルイベントである。

以前の私は、涼宮あつき?A-POP??ダンスバトル???と、この一行すら理解できていなかった。そのため、この記事は一単語ずつ解説を入れながら私が現地で目撃した「あきばっか~の」を語っていこうと思う。

まずは「あきばっか~の」はどんなイベントなのか、というところから説明していきたい。一単語ずつ見ていく。

涼宮あつき(@atsuki_suzumiya)…ブレイクダンスを基調としたダンスパフォーマンスチーム「R.A.B」(リアルアキバボーイズ)のメンバーで、アニメ・漫画・フィギュアオタク。「もってけセーラー服」を踊る女の子たちに乱入しキレキレダンスを披露している動画が有名すぎるので名前と一致していなくても知っている人は多いはず。

A-POP…アキバのA、アニメのAをとった音楽カテゴリー、いわゆるアニメソング。

ダンスバトル…DJが選曲した曲で、対峙するダンサーが即興で交互に踊り、どちらがより音に合っていたかジャッジし、勝敗を決する競技。

つまりこれらを踏まえて先ほどの一行を読むと、
アニヲタでありブレイクダンサーである涼宮あつきが主催の、DJがかけるアニソンに合わせて即興で踊り勝敗を決める、アニソンダンスバトルイベントが「あきばっか~の」
である、となる。
さらに「あきばっか~の」は2人1組同士がバトルする2on2方式で、エントリーできるのは120組。240人のダンサーが参戦できるということだけでも桁違いではあるが、それでも毎回キャンセル待ちするダンサーがいることからも、国内最大規模のA-POPダンスバトルイベントと言われる理由が私にも伝わってきた。


次に、「あきばっか~の」のHPから引用する。

「『あきばっか~の』は、涼宮あつきが主催するダンスバトルイベントです。バトルでかかる曲はアニソンなどのAPOP限定。参加ジャンルは問いません!ストリートダンス、アイテム使い、踊ってみた、ヲタ芸、コスプレ、ネタ系など…、とにかく何でもありの祭典です!」

このように「あきばっか~の」ではどんなダンスのジャンルでも何でもあり!と書かれているが、やはり一番多いのはストリートダンサーである。ストリートダンスとは、ロッキングダンスやブレイクダンス等のダンスジャンルの総称である。ロボットのような動きも逆立ちをする動きも“ストリートダンス”と認識することは間違いではないのだが、ジャンルとして分けられそれぞれに名前があるということも私はまったく知らなかった。しかし、そんなことも知らないど素人の私でも「あきばっか~の」で様々なダンススタイルを見るうちに、この人とこの人は動きや音の取り方が似てるなあ、と感じるようになり、そのスタイルの名前を知りたいと思うようになった。そこで、私が「あきばっか~の」で目撃したストリートダンスの主なジャンルを解説したいと思う。

ブレイクダンス…背中や肩を使って身体全体でぐるんぐるん回ったり、逆立ち状態でポーズを決めたりと、私でもこれは“ブレイクダンス”の動きだ、とわかるくらいメジャーなストリートダンスのひとつ。ギャングたちが「殺し合いをせずに音楽で勝負する」ために生まれたスタイルで、そもそもが踊りを見せ合い戦うことが主な表現方法。「あきばっか~の」でも多くのB-ボーイ、B-ガールが参戦していた。身体を大きくバウンドさせたり片腕だけで跳ねたりと大技に次ぐ大技でとにかく派手!とくに逆立ち状態でグッと動きを止めるフリーズという技が音にバシッと合うと決まった!とワッと盛り上がる。ただ細かい音ハメや音楽の世界観を表現するには向かないスタイルなのかなと感じた。
例:keatsくん 
Twitter→@Ki_tu0512 Tiktok→@ki_tu0512

ポップダンス…腕・胸・お腹・背中・足など全身の筋肉を弾くように動かす“ヒット”という技が特徴的かつ基本。“ウェーブ”という腕や体を波が通っていくように見せる技や“タット”という手首や指先、肘などを使って細かな動きをパズルのように組み合わせていく技もある。アニメーションダンスもポップダンスの中のひとつのジャンルであり、“スローモーション”や“ヴァイブレーション”といった技を使いながら複雑で繊細な人間離れしたダンスのことを指す。ポップのみアニメーションのみというよりは、ある人はポップ80%+アニメーション20%くらい、ある人はアニメーション65%+ポップ35%くらい、と人それぞれ違うパーセンテージで融合されていて、同じジャンルでも別のスタイルに見えるくらい独自の色の出し方があるように感じた。ブレイクダンスのような大技の派手さはないものの、細かいビートや歌詞などを表現することができ、繊細な動きに引き込まれた。
例:HIDEさん 
Twitter→@ELECTRIC4s Tiktok→@hidenodance
オクトさん 
Twitter→@OctO_uneune Tiktok→@octo_uneune

ワッキングダンス…主に腕を鞭のように振り回したり、胸の前後のしなりやツイスト、腕を巻きつけるような動きが特徴的。1970年代初期のゲイクラブで生まれたとされるこのダンス。立ち姿で腕を大きく頭の上を通りながら体に巻き付けながら振り続け、上半身や腰をウェーブさせる“キレのあるセクシーさ”は他のジャンルにはない美しさだ。ポップダンスが融合型なのであればワッキングは特化型と言えるだろう。名前も知らなかった私だが、“腕を振る”というシンプルな動作だけで、切なくしなやかにもビシッと力強く決めることもでき、こんなにも音楽を表現できるんだ、と感動した。歌のメロディやビートにバシバシとハメていけるスタイルだが、ワッキングダンスの中で自分の個性を出すのは難しいのではないかと感じた。
例:ゆーちゃんさん 
Twitter→@waackyuuta Tiktok→@waackyuuta

もちろんこの他にもストリートダンスのジャンルはあるのだが、とりあえずわたしが語りたいダンサーさんたちのジャンルのみ取り上げさせていただいた。ここからは「あきばっか〜の」で目撃したダンサーの方々の素晴らしさを紹介したいのだが長くなってしまったので次の記事で語りたいと思います、よければ次も読んでみてください!


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