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【エッセイ】小説を書きたい人へ 初心者編

はじめに

前回のスキ♡が10行きませんでしたが、別媒体で続きが見たいという要望をいただきまして、書くことになりました。前回を読んでくださった方、ありがとうございます。

さて、今回はステップアップして、自分のキャラクターを使うこと、オリジナルの話を作ることをメインに書いていきます。


オリジナルのストーリーを作ろう

 まず、どんな話を作りたいかテーマを決めましょう。ラブコメなど複数が組み合わさったものをいきなり考えるより、「恋愛」なのか「コメディ」なのか分けておきます。

 話を展開させるうえで書きたくなったらもう片方の要素を追加してしまえばいいんです。最初は伏線を気にせずやってみましょう。

 これは私のストーリーの作り方ですが、どのタイミングでもいいので描写してみたいワンシーンを思い浮かべます。今回は有料投稿した作品を参考に引き出して説明していきます。


 例えば、筆者が暑い日に見上げた空を鬱陶しく感じて「夏の空は嫌いだよ」という言葉を登場人物に言わせてみたいとか、それだけでいいんです。この作品もその一言から執筆が始まりました。

 そこから、逆に冬は好きという設定にしてみよう。じゃあどうして好きなのか?このキャラはどんな行動理念で動いているのか など、名前も付ける前のキャラクターの背景を考え始めました。

 しかしそれは作中の「私」の視点ではなく「光也」の視点での話です。「私」はその人物背景のうちの一部しか知らないのですから、どういう理由で光也が行動しているのかわからずいつも一緒にいたはずの光也が急にいなくなって慌てふためくのは、読者にとっても納得できることでしょう。

 このように使いたいワンシーンと登場するキャラクターの性格からストーリーを作り上げていくという方法があります。ラブストーリーやコメディ、サスペンス、異世界に馴染んでから展開されるファンタジーなどに向いているやり方です。

 逆にミステリーにおいてはキャラの行動する動機にはなっても肝心の読者をスッキリさせる謎解きなどには向かず、フレーバー的要素にしかなりません。そのフレーバーからトリックを思いつけるのなら、紹介したやり方で始めても構いません。

 とはいえ私自身がご都合主義な作品しか書けないので、謎解きをメインにした話は書けません。そうしたものを書きたかった方には申し訳ないです。

 地の文を考えるのが難しければ、入門に立ち返ってまずは会話文だけ作り、後から隙間に地の文を埋め込んでいきましょう。

 最終的に物語がどう終わるのか考えて会話を成立させていけばそれでストーリーは完成します。ファンタジーを書こうとすると、もうちょっとだけ細かいルールのようなものがあるので要望があればまた別で書こうと思います。


自分のキャラクターを登場させよう

 せっかくなら自分のキャラクターを使いたいですよね。キャラの起用は大まかに2つに分けられると考えています。初めから見た目や性格など設定を決めて作ってから使うパターンと、見た目などの特徴を決めず、概念的に存在として使ってから細かく決めるパターンです。

 今回の参考に使った「私」は例外ですが、光也は後者の作り方をしています。それどころか今でも見た目は決めていません(笑)

 見た目に関しては、自分で絵を描ける人なら何となく作りやすいかもしれませんが、初めはキャラ作成サイトなどで何となく決めてから本当はこうしたかったんだけどというイメージに変更するとやりやすいです。

 私の友人たちは自分で絵が描けることもあってたくさんのオリジナルキャラがいますが、私はせいぜい別のアニメやゲームのキャラを擬人化させたりする程度です。なので、今でもこちらの作成サイトで大まかにイメージを作って細かい違いを伝えて友人に書いてもらっています。

(アイコンにもなっている猫妹は完全オリジナルを友人が仕上げてくれました)

 後者のやり方は、とりあえず話に盛り込んでからそれっぽい見た目を作り、地の文でこんな見た目ですよという描写で作ります。

 名前の付け方に関しては本当に人それぞれです。

 例えば、今回の「光也」は空に向かって手を伸ばし、太陽をつかむような情景を思い浮かべたことから名づけました。

 別の作品に登場する「雪乃」という女の子は、ゲームに出てくるお喋りなネコがこんな名前が似合いそうと名付けたものをそのまま流用しています。こうして考えると、ちゃんと大切に扱ってあげられる名前を付けたいと思いながら、結局は雰囲気で決めちゃうものです。


終わりの言葉

 今回は私流オリジナルストーリーの作り方と、オリジナルキャラクターの作り方を紹介しました。

 次回は中級編ということで、描写のやり方など地の文に関連した内容を書いていこうと思います。

 本当は有料記事にしようかと思ったのですが、参考作品も有料だし、何でもかんでもはマズいと思って初級までは完全無料にしようとなりました。

 次の中級からは人に見せ始められる段階になるためのことを書く予定なので、そこからは有料にしていこうと思います(とはいっても中級と上級くらいしかないけど)


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