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サッカーのダイナミックトレーニング8 〜回復トレーニング〜

Writer

坂本 圭

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回復セッション


今回は、回復についての記事になります。ここでは、ラフェル・ポルが提唱するダイナミックトレーニングから離れ、スペインサッカーコーチングコースでの内容になります。ラフェル・ポルも当然ながら、スペインサッカーコーチングコースと同じ考え方だと思います。

後ほど、ラフェル・ポルがFCバルセロナのトップチームでフィジカルコーチをしていた際の試合前のウォームアップの動画を使って何を目的として、どのような方法でバルサがウォームアップをしているのか詳しく説明します。

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回復セッションとは、試合があった次の日や試合後のOFF明けに行うトレーニングのことです。


スペインサッカーコーチングコースでは、以下の方法を列挙しています。科学的根拠レベルや実践レベルが高い、低いなど詳しく記載されています。下の図を見てください。

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アクティブリカバリー

アクティブリカバリーには「静的ストレッチ」や「低強度で断続的に走る」等、多くのチームが実践していると思いますが、科学的根拠は乏しいのが現状です。

多くの選手やチームで一般的に行われている「静的ストレッチ」や「低強度で断続的に走る」を試合後やトレーニング後に実践すると疲労は回復されるのでしょうか。


受動的リカバリー

次に、受動的リカバリーには、「寝る」という手段があり、睡眠をしっかり7−9時間夜間に取ることの科学的根拠レベル、実践レベル共に高くなっています。下記の睡眠と運動の相関関係についての説明をお読みください。

睡眠と運動には相関関係があります。運動には睡眠を促進する効果があり、一方睡眠をとることでさらに効果的に体を動かすことができるのです。
睡眠は脳と体にかかるストレス・疲労を取り除く働きがあるため、体を健康な状態に保つことはもちろん、メンタルヘルスの向上にもつながります。


睡眠と運動の関係について詳しく知りたい方はこちらをお読みください。



クリスティアーノ・ロナウドやメッシも多くの睡眠を取る

クリスティアーノ・ロナウドとメッシはここ10年以上、世界最高峰に君臨し続けています。その理由の1つに試合後の疲労を回復するために、科学的根拠に基づいたことを実践しています。もちろん、世界トップレベルでプレーをする多くの選手も実践していることでしょう。

最初に、2人とも長時間睡眠を取っています。メッシが最近のインタビューで、子供ができたのでシエスタ(昼寝)の時間が取れないことがあると笑いながらインタビューに応えていました。どちらにしても世界最高峰の選手は最もシンプルな睡眠を重要視しています。

レアル・マドリードのエースは日によっては12時間睡眠をとることもある。ただ毎日そうしているわけではないが、昼寝をとり、就寝が早いのが彼の日常だ。
バルセロナのエースもまた、C・ロナウドのそれと似ている。メッシも長時間寝ており、さらに彼は昼寝も2~3時間と長いという。



クリスティアーノ・ロナウドには睡眠コーチがいて、彼は試合後のケアの重要性についてこのように述べています:

「僕にとって多くの試合をこなすためには、試合後のケアはトレーニングよりも大事だ。プロフェッショナルで輝き、さらにキャリアを伸ばすために、休息は毎日の自分にとってのキーワードになっている」         クリスティアーノ・ロナウド


その睡眠コーチが「すごい睡眠法」について解説していますので、詳しく知りたい方はこちらを読んでください。



理学療法の効果

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