参加者の満足度を高める はずさないカジュアル面談の準備のコツとは?
こんにちは、Pitta コンテンツチームです。
現在の採用市場は、就職氷河期世代の買い手市場から売り手市場へ変化し、会社が募集をかければいつでも採用できるなんてことは夢のまた夢...そんな状態です。
そんな中で採用に工夫を凝らし生まれた「カジュアル面談」。
今では採用手段の一つとなりつつあるカジュアル面談ですが、募集する側(または会社)と参加する側との期待がすれ違い、「聞きたいことを聞けかなかった」「カジュアル面談なのに合否結果を出された」など、満足できないカジュアル面があったという声ももちらほらと聞くようになりました。
そこで、改善したほうがいいとはわかっていても、何をどうすればいいのかわからない...カジュアル面談を募集したそんなあなたに! すぐ取り入れられるものから少し時間をかけてより質を高められるものまでお伝えしていきます。
では、何をすればいいのか?何を改善すればいいのか?カジュアル面談前の準備は、まだカジュアル面談を実施したことがない方でもできるのです...!
今回のコンテンツでは、カジュアル面談の準備として以下2点をご紹介します。
申込者が募集の何に興味を持っているのか確認する
「なぜカジュアル面談に参加するのか?」「参加して何を知りたいのか?」によってカジュアル面談の準備は変わってきます。
ここで大切なのは、カジュアル面談は一人ではなく、募集者と参加者がいて成り立つということです。
お互いに何のためにカジュアル面談を募集し参加しているのか、すなわちゴールをすり合わせる必要があります。これができていれば、「あのカジュアル面談微妙だったな」といった結果を避けられるかもしれません。
では、どこで申込者が「このカジュアル面談面白そうだな、参加してみたいな」と考えたポイントを知ることができるのでしょうか?
Pittaでは、募集したカジュアル面談のどこが気になったのか、募集に申し込む際に必ず選択されます。
管理画面のユーザー管理より、参加者からのメッセージが見られます。
ひとことメッセージが添えられている場合は、それを参考にカジュアル面談のゴールを考えることもできます◎
ただ、あくまでこの「募集したカジュアル面談の気になるところ」からゴールを設定するのは、仮です。
実際には、当日募集者と参加者が「このカジュアル面談には何を期待しているのか?どんな情報を手に入れたいと思っているか?」を 直接話しながらすり合わせることが大切です。なので、募集者は、参加者に話したい内容があるかどうか尋ねてみましょう。
以下から、それぞれのカジュアル面談の何に興味を持ったかに合わせて何を準備するかをご紹介するのですが、カジュアル面談に不慣れな方(以降、カジュアル面談初心者)向けと何度かカジュアル面談を実施して慣れてきた方(以降、カジュアル面談経験者)向けとで分けてお伝えします。
募集内容に興味がある場合:募集テーマのゴールを決める(情報交換、悩みの解消など)
もし募集テーマのゴールが定まっていなければ、募集テーマのゴールを決めましょう。具体的には、「〇〇について聞きたい」といった情報交換や、「今の業務で〇〇に困っている。解決方法を知りたい」といった悩みの解消などが挙げられます。
カジュアル面談初心者向け
(以下、noteより引用:5分でOK!カジュアル面談を盛り上げる"話すネタ"を集めよう - 自分の話したいことを考える)
もしあなたが仕事をしているとき何かに困ったりして相談したくなったのなら、どんな仕事をしていて、どんなタイミングで、何を相談したくなったのかまとめましょう。
執筆者であれば、
といった背景から、カジュアル面談時には下記のような内容を話そうと考えます。
もし自分の趣味について語りたくなったのなら、
推しのかわいさをただただ語ったり、ゲームの良さをプレゼンしたり。話したくなった背景から、どんな話をしたいかをまとめてみましょう。
カジュアル面談経験者向け
ゴールを定めた上で、カジュアル面談では一体何を話すのかを整理しましょう。
例えば、「エンジニア採用について情報交換したい!」の募集であれば、
自社のエンジニア採用について、下記項目をまとめておくと話すイメージをしやすいです。
また、相手への質問として、自分が話す内容と同じことを参加者に聞いてみたり、相手のプロフィールなどを確認し気になる点をまとめておくと、お互いに情報交換ができ、話題が広がるでしょう◎
参考:5分でOK!カジュアル面談を盛り上げる"話すネタ"を集めよう - 参加者のプロフィールを確認する
募集している人に興味がある場合:募集者自身の自己紹介がゴールになる
この場合、参加者は募集者自身のことを知りたくて参加しているため、あなたの何が知りたいか把握した上で、あなたについてお話することがゴールになります。
カジュアル面談初心者向け
Pittaにある、自身の基本情報を埋めてみましょう。これを記入してカジュアル面談当日画面を開いておけば、カジュアル面談の準備できてなかった...なんてときでも、最悪読み上げるだけで自己紹介ができます◎
カジュアル面談経験者向け
Pittaの基本情報とは別に自己紹介をカスタマイズして作成してみましょう。これまでに聞かれたことが多かった内容や話のネタになりやすい項目を記載しておくとよいです(例:職歴、個人的な活動、趣味、ニックネームの由来など)。
また、参加者ごとへのカスタマイズをするなら、参加者との共通点を書き出したり(職種、趣味など)、気になる点(ニックネームの由来はなんですか?など)をまとめてみましょう。
どのようなツールや形式でも大丈夫ですし、画面共有を使いながら共有するのも良いと思います。また、共有URLを発行しておくのも便利です。エンジニアでGitHubで職務経歴書を作成されている方も見かけますね。私はScrapboxにまとめてURLを共有することが多いです◎
この会社で働くことに興味がある場合:参加者があなたの会社についてわからないことを明白にする
その面談は、(もしかすると近い将来選考に進んでくれる可能性のある)選考応募に最も近いカジュアル面談となります。
なぜあなたの会社に興味を持ってくれたのか、あなたの会社でチャレンジしてみたいことがあるのかなどを聞き、参加者があなたの会社に対する理解を深めたり、より興味を持ってもらうように促すことがゴールです。
カジュアル面談初心者向け
テンプレートの会社説明資料を準備しましょう。自組織や自チームについての説明資料があれば、併せて用意しましょう。スライドみたいな会社説明資料はない...なんてときは、会社HPをメインに会社を紹介してみましょう。
例えばPittaであれば、会社情報ページを参考に
などの情報を、HPを見せながら説明するといった具合です。これなら説明用の会社資料がなくても会社紹介ができます。
もちろん、ただ読み上げるだけでは自分で話す意味が薄くなってしまうので、プラスアルファの情報を伝えることも大事です。
例えば、チームメンバーの紹介として、チームの役割(サービスの〇〇を開発しています)、人数、特徴(フロント開発に強い人が集まってます、記事はこれです)などの情報を追加でお伝えできるよう準備してみてください!
カジュアル面談経験者向け
自分専用の会社説明資料を作成してみましょう。テンプレートを作成して、参加者によってカスタマイズするのもよいと思います◎
また、会社説明をした際、質疑応答をすることがあると思います。そのときに質問された内容をまとめておき、質問の回答を補足する資料(ブログやプレスリリースなど)を準備しておくと、次回以降のカジュアル面談にも活かせます。
加えて、参加者が転職時に気にすることや転職軸などをまとめておくのもおすすめです。
気にすることや転職軸はWantedlyなどの採用媒体にわかりやすく記載されているかもしれませんし、Twitterでひっそり呟かれているかもしれません。参加者のプロフィールから拾える情報を事前に集めてみましょう。
ほんの少しの準備でカジュアル面談はもっと良くなる!
「カジュアル面談の質を上げる」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、実際にはほんの少しの準備で面談当日の満足度が大きく変わります。
カジュアル面談は、あなたと参加者の関係性を築く大切な時間です。「カジュアル面談の体験をより良くしたい! けど、なにから始めればすればいいかわからない」という方は、時間の許す限り思いつく準備をしてみてください。
また、本記事はカジュアル面談の募集者に向けて執筆しましたが、参加者にも準備は必要だと考えています。
自己紹介や申し込みしたきっかけ、質問事項など、事前にまとめておきましょう。募集者と参加者の両者が準備をして当日を迎えることで、カジュアル面談は初めて質が高まるのです。
この記事がカジュアル面談を募集するみなさんの役に少しでも立てば嬉しいです◎
みなさんにとってカジュアル面談が素敵な場になりますように!
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