サイゼリヤ おいしいから売れるのではない売れているのがおいしい料理だ:正垣泰彦 を読みました
「おいしい」ってなんだろう?
サイゼリヤの料理って、なんだかホッとする気がします。
今回読んだ本は、サイゼリヤの会長である正垣泰彦さんが創業からチェーン展開、海外進出までした経験をまとめたものです。
同業の飲食店に限らず、「お客様に喜ばれる」ことで社会に貢献することをしているすべての人に役立つ内容だと思います。
5つの章の中でそれぞれ印象が残った部分についてまとめました。
1.お客様にに喜ばれるために
・売り上げを上げることよりも経費を抑える
→今までやっていた無駄をとにかくなくすことが大切です。
・求められる「おいしさ」は店によって違う
→お店の規模、料理、用途によってさまざまです。
お値打ちな料理とは価格が安いのではなく、その品質が「この値段なら、この程度の価格が必要だ」という水準を上回っている状態のことだ。
→おいしいかどうかはお客様が決めます
2.儲かる仕組みづくり
・生産性を高めること
→仕事とは「作業」の集まりなので、時間がかかる作業を工夫して短くしたり、無くしたりすることが一番の効率化
・数値目標を持つこと
→ROIやROAなどの指標を用いて、財務戦略や設備投資についてルールを決めておくことが大切
・価格よりも品質を重視する
同じ料金を払っているのに、「以前より、おいしくない。味が落ちた」と感じてしまうと二度と店に来なくなってしまう
→食材の品質の最低ラインを死守することはとても大切。
3.変えていくもの、変えてはいけないもの
・変えていくもの
→経営手段(日常業務、ライフスタイルの変化への対応、M&A)
・変えてはいけないもの
→経営理念(ビジョンを持ち、何のために事業(お店)をしているのか?)
仕事をしていくうえで、失敗はつきものですが、多くのことを学べます。
また、多くのことを経験すればどこかで経験が生きるはず
4.物事を前向きに考える
・今あるものを最高のものだと思うこと
→その中でどうすれば良くなるかということに集中して考える
ないものねだりをしてもどうにもならないので、現状に満足せず、更なる高みを目指す
5.変化に強い組織をつくること
ダーウィンの進化論にもありますが、環境変化に対して対応できることが強さであり、生き残るカギとなります。
組織にも同じことが言えます
すみません…1か月ほど更新が止まっておりました。
がんばって時間を見つけて更新していきます
次はどんな本を読もうかな…
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