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ドラマのような日々を終えて

東海学生アワードが一区切りした。

どんなに疲れてたって、
他にやることあったって、

今しか残せないものがあるから言葉にする。


11月3日

PJシートを提出し、福岡を出発した。

逃げてもいいけど、向き合いきる。

PJシートを前日の23時55分に提出し、

この2週間のことを考えてそう決めた。


11月5日

熊本城を歩いてたらともき君から電話。

結果が来ていたことを知らせてくれた。

自分の全力の完成品(PJシート)は

審査員には届ききらなかった…。


が、やる気は一切消えていなかった。

本当に心の炎を灯されていたみたい。

多くの人に壁打ちするために、

急遽バスキャンセルして、熊本から名古屋で

ヒッチハイクしようと決めた。

けいちゃんとの時間が良すぎて、

開始が夕方からになったのもいい思い出。


11月10日

悔しさが込み上げた。

そんな悔しさも大事にしようと日記で投稿。

どれだけ隠しても、プレゼンは怖かった。

小学校の頃の帰りの会での1分プレゼンを

使える脳みそで逃げるくらい嫌いだった。

人前に立つことも、

自己表現することも、

話すことも全部苦手な自分が、

この場に立つのはパニックゾーンだった。


11月18日

初めて人前で話してからしばらく経った。

あの日から毎日不安を抱えて過ごした。

寝る前はプレゼンの状況を思い浮かんだ。

弱音は吐かないと決めたけど、

毎日電話で不安だって感情をぶつけてた。

合宿前夜は、

けいちゃんとあとむさんに壁打ちした。

暖かい空間を作るのが上手な2人に

本番前に話せることがありがたすぎた。


11月19日

昼間のリハーサル一回目。

評価を付けられるコンテストに置いて、

間違えなく全プレゼンターで一番下だった。

また言葉が出なくて舞台を降りた。

みんなへのFBシートを書くつもりが、

自分が書く権利あるかわからずペンを置いた。

だから半日ずっと元気なかった。


夜ご飯の時、ももかさんがいた。

夢かと思った…。半年ぶりの再会。

2期のプレゼンターだったらしい。

昼間からいたけどずっと気づかなかった、

それくらい余裕がなかったみたい。


そして夜のリハーサル二回目。

もう台本は頭の中に全くなかった。

が、今までで一番すんなり言葉が出た。

終わった時、ともきくんが一番良かった。

ここからやねって言ったのが嬉しかった。

ようやく他のプレゼンターに並んだ気がした。

そうして12時からオールのプレゼン練習。

いつも通りのモチベーションに戻り、

6分プレゼンを作ると共に、1分も練習開始。

朝の4時も回れば、

いけるぞと言ってもらえる回数が増えた。

数時間で人は変われるという言葉を、

自分で証明でき、ちょっとだけ自信を持てた。



11月20日

オールなんていつぶりだ。

会場に着き、すぐに最終リハ開始。

その時ひなとふうかを見つけた。

東京から、京都から本当に来たらしい。

(航空券1ヶ月間違えていなかったけど、

りおも来てくれてるつもりだった。)


この数時間で自信を手にした自分なら。

そう思っていたが、そんな単純でなかった。

また言葉が出なかった…。

結局根本は変えられないのではないか。

そうしてまた自信を失った。



それでも、やるしかない。

なおの応援ラインを読み返した。

1か月分の日記を振り返った。

自分の1分プレゼンを聞き返した。

けいちゃんのエールの音声データを聞いた。

そうして迎えた、本番の時間。

名前を呼ばれ、話し始めた。

そして、気づけば終わっていた。


え…。


やっぱり伝えきれなかったのか。

そんな悔しさで舞台を降りた。

でも、ともきくんが真っ先に

一番良かったよって言ってくれた。

ふなくんも、わたるも、タビノリの2人も、

梶間さん夫婦も、松井さんもみんな。

だから、素直にそうなんだと思った。

1分は必死すぎてほぼ記憶がない。

でも、ちゃんと届いていたみたい。

悔しさは浄化され、嬉しさへ変わってた。


結果は、3枠には入れなかった。

でも、入れるかもと少しでも期待できた。

言葉が出なかった一日前の自分ではありえない。


松井さんの言っていたどう終わるか。

嬉しい。悔しいどっちもある。

それも、松井さんと2人で話したら、

悔しさともしっかり向き合え、

うれしい気持ちでいっぱいになった。

ここまで来て本当に良かった。

逃げてもいいけど、向き合いきる。

PJシート提出後に決めたこれのおかげだった。


2ヶ月間


人生で一番濃い、2ヶ月を過ごした。

たくさん悩んで、相談して、悔しくなって、

不安になって、絶望もして、折れかけた。

それと同じくらい笑って、感動して、

心温まって、涙して、やる気に満ち溢れて、

感謝した。



どんな感情の自分とも2ヶ月を

共にしてくれたメンバーには、

たった1分でこんなにも心を動かせた。

全力で取り組めば、全力で支えてくれる。

そんな全力の先には、自分でも人の心を

動かせるんだ。そんなことを教えてくれた。


松井ゼミ

始めの合宿でこのメンバーで集まった時、

それがどれだけ奇跡的なことかと言われた。

あれから約50日後の今日、

それをほんとに実感してる。

きっと違う人がメンターだって、

違う人がバディだって何とかはなる。

それくらい頼りになる人が溢れてた。

でも、

今のこの言葉は、この感情は、この経験は

このメンバーでしか生まれなかった。

そしてそんな経験や感情に価値を感じてる。

プレゼンのことを考え、不安になった夜に、

PJシート書ききった時のワクワクした夜も。

プレゼンターとして共に歩んだ

名人、けんてぃとあんぴこ。

せっかくならイベントまでやろっかと、

背中を押してくれたりだいさん。

どんどん良くなってると言ってくれたともきくん。

しみたかならやれると信じてくれた松井さん。

自分が悩むタイミングで一緒に悩んでくれたふなくん。

全部全部大切で忘れない。

そんな忘れられない2ヶ月の歩みを

作り出してくれたことに感謝が止まらない。


ありきたりすぎる、

でもこのゼミに、このメンバーで、

入れたことが本当に本当に良かった。

ありがとう、松井ゼミ。

ありがとう、東海学生アワード。

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