【孤独のjazz】 語れる友達がいない話
こんにちは、ユウキです。
突然ですが、私、jazzが好きです。
どのくらい好きかというと。
昔の人やマニア(大橋巨泉さんやタモリさんや村上春樹さんみたいな)ほどはもちろん深くはないけど、
「私ヘビメタが好きでそればっか聴いてるんですよー」という人くらいは好きです。
(わかりにくい!笑)
要するに、マニアではないがよく聴くのでこだわりもあるし、
たまには誰かと意見交換したいぜ!というレベルに好きです。
■jazz好きは一体どこに?
jazz。
みなさん、聞いたことありますか?
多分聞いたことくらいはありますよね。
飲食店やアパレルショップなどで良くかかっている耳障りの良い音楽。
というのが、一般的な印象でしょうか?
私の周りに「jazzが好き」という人はひとりもいません。
みんな全くもって興味が無さそうです。
そもそも周りはみんないい大人なので、
若者と違って、だれもかれもが音楽に興味があるわけではないですよね。
それに、人は基本的に若い時の音楽嗜好を引きずるものです。(今アラフォーなら、アムロちゃんやヒップホップやパンクといったように。)
しかも、さらに、
一口にjazzといっても、ジャンルも年代も様々。
ただでさえ音楽全般の中のjazz自体が不人気コンテンツ(失礼!)なのに、
自分のこだわりと合致する人なんていうのは、
実生活ではもちろん、ウェブ上ですらなかなか見つけられないという。。。
そんなストレスを抱えて早十数年。
発信されているものがないなら、自分で能動的に集めるしかないかもしれない。
そうだ、noteか、、!
ということで、
どなたかが引っかからないかな〜という期待を込めて。
jazzの話したいことをちょっと詳しく書いてみますね。
■jazzといってもなかなか幅広い件
まずはjazzの歴史ですが。
jazzという音楽は、アメリカ発祥の音楽です。
いろんな音楽が影響し合いながら1900年代序盤にかけて徐々に形作られていきました。
※補足
私の(ひとりぼっちで)調べた文献によると、諸説あるようですが、
私の総合的な認識はこういう感じです。
黒人の音楽ブルースとヨーロッパのクラシックが混ざり合って発展した、
ラグタイムやブギウギという、アメリカの売春宿の一階の酒場で弾かれていたムード音楽に、
マーチングバンドのミュージックが混ざり合って、
jazzという音楽の形ができました。
その後、第一次世界大戦、世界恐慌、第二次世界大戦、ベトナム戦争といった社会情勢のなかで、jazz musicは、アメリカ国内(たまに世界)の各地を拠点としながら、ミュージャシャンやプロデューサー達が影響し合いながら、
さまざまな形へと変化していきます。
●1900年代あたり〜
ジャズの芽「ラグタイム」「ブルース」
黒人により誕生「ニューオリンズジャズ」
白人により発展「ディキシーランドジャズ」
●1920年代〜
ダンスのためのバッグバンド「スウィング」
●1940年代〜
アドリブ主体「ビバップ」「ハードバップ」
南米の音楽と合体「ラテンジャズ」
●1950年代〜
西海岸で白人により「ウエストコーストジャズ」
●1960年代〜
コードからスケールアレンジに「モードジャズ」
全て自由なスタイル「フリージャズ」
●1970年代〜
デジタルやポップと合体「フュージョン」「ジャズファンク」「エレクトリックジャズ」「ジャズロック」「アシッドジャズ」
●2000年代〜
現代版フリースタイル「コンテンポラリー」
フュージョン以降はもう同じジャンルとは呼べないくらい変化しまくっています。
(そもそも私自身全く聴かないのでたいして知らないですが)
そうでなくても、例えばビバップとスウィングというのでもかなり違いますので、
絶対的に「好きな時代のもの」というのが存在することになります。
■人気のjazzジャンル
数少ないjazzファンの中で、
今でも最も幅広く人気のあるのが、
「ビバップ」だと思います。
代表的なミュージシャンとしては、チャーリー・パーカー(sf)、ディジー・ガレスピー(tr)、セロニアス・モンク(pf)、バド・パウエル(pf)、マイルス・デイビス(tr)など。
中でも特に特に、男性に人気が高いと感じるのが、マイルス・デイビス!
古着屋さんやバーのような、店主の好みが色濃く出るような店舗のBGMとして、本当によく使われていますよね。
おそらくビバップの、「古ぼけた音楽を俺たちがクリエイティブするぜ、クールだろ!」といった気概が、
男性の開拓精神的本能にハマっているのかな?と推測しています。
その後ウエストコーストやハードバップに発展するにあたり、ホレス・シルバー(pf)やアート・ブレイキー(dr)、ソニー・ロリンズ(ts)、チェット・ベイカー(g)、ジェリー・マリガン(sf)などなど、、
本当にみんなが好きなjazzミュージシャンが沢山登場しました。
なので、jazzと簡単に言った場合は、結構皆さんこの辺りのジャンルの、
そこそこ規律はある中の自由なソロアドリブ(奏者に注目)
をイメージされるんじゃないかなーと勝手に思っています。
■私の好きなジャンルはマイナー?
一方、私が主に愛聴しているジャンルは、
「アーリージャズ」と呼ばれる、ハードバップ以前の音楽およびミュージシャンです。
※「ビバップ以前」と言いましたが、
1940年代にビバップが登場した後も、
アーリージャズ時代のミュージシャン達は活動を続けていました。
また、新しいミュージシャンの中でも、先端のハードバップには行かないで、
古き良きジャズジャンルを継承していたものもあるように思います。
なので、時代的には1980年代あたりまで、
私の好きな録音が存在してます。
さらに、アーリージャズの中でも、
人気に偏りがあるかなと思います。
たとえば、あまり録音が残っていないようですが、トランペットのルイ・アームストロングや、キング・オリバーなどは、初めのjazzスターとして比較的知名度が高いですよね。
またバンドでは、デュークエリントン、カウントベイシー、グレンミラー、ベニーグッドマンあたりが有名でしょうか?
もちろんそれらも場合によっては聴くのですが、
私が特に好きなのは、
サックスだとレスター・ヤング、スタン・ゲッツ。
ピアノのアート・テイタム、エロール・ガーナー、オスカー・ピーターソン、ファッツ・ウォラー。
歌手ではアニタオデイ、エラフィッツジェラルド、ビリーホリデー。
バンドではビックスベイダーバックあたりが、出番多いです。
特に哀愁おじさんが大好きな私は、
後期のレスターヤングを人生ナンバーワンミュージシャンとして認定してもいいくらい、
心の芯から好いています。
このラインナップだと、どういうジャンルなのか?アーリージャズの仲間だと思うけど、、
ぶっちゃけわかりません。(なんせ情報交換してないので誰も訂正しないので笑)
でも、これ、結構女性が好きそうなラインナップじゃないかな?と思っています。
もちろん女のjazzファンなんか知り合ったことないのでわかりませんが。
古き良き時代を感じられるもの、音や声の美しいもの、哀愁おじさん、優しいおじさん、愉快なおじさん。
ね、男より女が好きそうでしょ?(笑)
女性私が唯一知っている女のジャズ好き(というか世界的ジャズミュージシャンの上原ひろみさんですが)も、小さい頃にエロールガーナーが好きだったそうです。
それに、例えば、レスターヤングが好きという男性の殆どが初期を評価していて、
後期のカスカス演奏を「残念だが終わった」とみなしているように見えますが、
私はダントツ後期!
心も体もボロボロになった中年のレスターヤングの演奏が吐くほど好きです。
逆に初期のバリバリ感は、、「なんか若くてうるさいな、、(や、それでも好きですけど!)」と感じてしまいます。
それって多分、
優しすぎる男を守ってあげたい母性本能?
ていうかダメ男好き精神??
やっぱり男性はこういう感じ方してない気がします。
で、
女ジャズファンが少なすぎるというのが、
まずもって問題なんじゃないの?
と、思っているわけです。
いや、違うのかな、、?わからん。
別に男でも女でもなんでもいいんです。
どこかに共感してくれる人を求めてます!!
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