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幼稚園と保育園の働き方の違いについての就活イベントを開催しました

学生からの質問も多かった知っている様でわかりづらい、幼稚園と保育園の働き方の違いをテーマにしたイベントを開催しました。

制度上の違い

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もともと保育園は福祉施設、幼稚園は教育機関として運営されてきました。

そもそもの成り立ちが違うので、その流れから少しずつ違いが出ていると思います。

時間の使い方

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まず保育園の保護者の方が共働きで、勤務時間が長い傾向があります。それに対して幼稚園の保護者の方が専業主婦(主夫)のケースが多いです。

当然保育園の方が子どもを預かる時間が多くなり、子どもと過ごす時間も多くなります。

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そのため、他の職員との関わり方も変わってきます。

保育園では常に子どもがいる状態なので、保育をしながら他の職員ともコミュニケーションをとります。

一方幼稚園では14時以降は子どもがいないので、職員との関わりが多くなります。ただし、最近では預かり保育をしている幼稚園も多いので、以前ほどの差はなくなってきている様です。


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意外と見落とされがちですが、保護者と関わる時間にも違いがあります。

保育園は保護者が送り迎えをするので毎日顔を合わせますが、幼稚園では園バスを利用することも多いのであまり保護者と顔を合わさないこともあります。

日頃のちょっとした出来事の報告が保育園の方がしやすく、幼稚園では電話などで報告するようになります。

そのため、コミュニケーション不足になりやすい幼稚園の方が保護者とのトラブルが多い傾向があるとの意見もありました。

やりがい

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次にやりがいについて考えてみましょう。

こちらも成り立ちの違いからから違いが出ているようです。

保育園では、早ければ1歳になる前から小学校入学するまでの約6年間もの間子どもを保育し続けることになります。

まさに親の代わりのような思いで保育をしている現場の方も多く、長い期間子どもの成長に携わります。

一方幼稚園では保護者からの教育の期待値が高く、現場も1人担任で「私の生徒たち」と言う思いで日々を過ごしています。

子どもたちが降園した後は、翌日の保育の準備を一生懸命する日々です。

準備が大変な分やりがいを感じる、と言う言葉が印象的でした。

その他の特徴・傾向

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保育園では複数担任なので仕事を分担しやすいと言う意見もありました。

また行政が補助金や手当を出して、保育士の賃金改善に取り組んでいるので給与も良くなっていると言われています。

ただし、こちらもエリアや保育施設ごとに違いはあるので確認しましょう。


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また休みの撮り方にも違いがあり、幼稚園は夏休みなどで長期休みが取りやすくなっています。

ここで注意が必要なのが、確かに長期休みの取りやすさには違いがありますが、休みの日数はそこまで差はないと言うこと。

長期休みが取りやすい=休みが多い

と勘違いしている学生も多かったので、こちらも事前に確認しましょう。


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色々と意見を聞きましたが、最終的には「そうは言っても園ごとに全然に違うよね・・・」と言う話になりました。

最近では実習で声をかけてもらって、そのまま就職するケースが多いようですが、できたらそれ以外にも気になる保育園や幼稚園に訪問し、見学やインターンなどを行うと自分が納得する就職ができるはずです。

ぴたカフェでも定期的にそのような機会を設けていきます。

ご興味あれば気軽にご参加ください。


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