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普段テレビは見ないのに、これだけは夢中になる「世界ネコ歩き」


ご本人Xより拝借。これが彼の撮影スタイル

岩合光昭さんという方をご存知だろうか。

岩合さんは世界中を飛び回る動物写真家で、展示会を催したりしている。
イワゴウという名字、ちょっとボクサーっぽい。

彼は、もっぱらの猫好きで自宅でも飼っているほか
『岩合光昭の世界ネコ歩き』という冠番組まで持っている。名前の通り、世界中のネコが生き歩く様子をただただ記録し、そのままテレビに映される。


しかし、彼の名前が入っている番組にも関わらず、彼が画面に映る時間は1時間につき30秒もない。出演時間のわずか120分の1…。彼の目線越しに映るネコたちが主体なのだ。

そんな番組に、私は数年前から惹かれている。


岩合さんにしか撮れない「我慢撮り」


・BGMは少なめ。流してもリコーダーとかカントリー調
・ネコの目のドアップが4Kで見れる
・岩合さんの撮影ポーズがすごい

とにかくこの番組は、ネコのありのままの姿を映すことにこだわりが凄い。


岩合さんご本人のX投稿画像から拝借しました。猫ちゃん達はカメラのマイク用スポンジに興味があるようで、よくかじられています(笑)毎回新調しているのかしら


猫の目線にあわせて撮る時はカメラ用の座布団を敷いてるのに岩合さん本人は這いつくばって撮影している。一方、彼のズボンは擦れまくってて穴が空いていることもある。カメラマン魂だ。


そして岩合さんの顔立ちも少しネコっぽいあざと可愛さがあって、猫じゃなく岩合さんにもキュンとさせられる(笑)

岩合さんの猫語(ねこに話しかける言葉)は「良い子だよ」「美しいね」「かっこいいヒゲだね」。
率直にそう伝えながら撮ってる。それが伝わるのか、猫ちゃんも岩合さんに警戒することなくのびのびとしてる。



たとえネコちゃんが画面からフレームアウトした後も、カメラは猫を追わない。そこにネコちゃんがいた、という存在の余韻を感じるのだ。
この空白の時間の良いこと良いこと。


私は番組を録画しておいて、一息つきたい時にコーヒーを飲みながら見るのが大好き。
この番組を見る時間だけは、生き急いでいた心がフッとリセットされるのだ。


『ネコ歩き』は、1時間版と15分のミニ版があり、主にBSプレミアムで放送される。(NHKでもたまにやっているかも?)

HPにも掲載されているので、よかったら。


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