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頭の片隅シリーズ ToSTNeT-3

ゆうちょ銀行のToSTNeT-3があったためか質問がいくつかきました。

2/27 ゆうちょ銀行開示抜粋

ToSTNeT-3自体は調べれば幾らでもでてくるので、プロ投資家はどうトレードしてるのか紹介します。

★ToSTNeT-3の基本

・前日引値で約定
・8時注文受付開始8時45分終了
・委託優先
・信用貸借取引不可
・投資家は売り注文のみ

ToSTNeT-3は自社株買いに使うので買いて(事業法人)は全部買いたい❗️

しかし前日引値基準なので

1) NYや日経先物夜間が⤴️
売り案件ある投資家は参加するが参加者少ない

→買い長:買い一部出来、売り全約定

地合いが良ければザラ場で売った方が高く売れる可能性があるので参加者は少ない傾向

予定していた自社株買い数量未達だと残りをどうするかに思惑→開示待ち

2) NYや日経先物夜間が⤵️
売り案件ある投資家は参加するが参加者は多い

→売り長:買い全出来、売り配分ルールで証券毎に配分

HFはチャンスと見ればショート

信用貸借取引不可なのでは?

海外口座のショートは空売りではあるが国内口座の信用取引ではない!→ルールの抜け穴⁉️

⚠️あくまでも一般論なので戦略は銘柄や裏のストーリー、もちろん投資家毎様々です。

★ToSTNeT-3の注文と東証板の関係

・注文状況は東証端末で会員証券会社は見られる(ベンダー経由で見られるか不明)
・東証の当該株式寄前板状況にも影響受ける(HFの思惑トレードやLOが参加株数減らしてザラ場で売る量増やす等) →売り買いが事前にアレンジされている場合有
・8時45分終了なのでその後東証板が変わる

★個人投資家はどうトレードする?

・個人投資家は対面取引なら参加可能(お取引証券会社にご確認ください!)
・対面取引手数料を払う必要有(通常旧手数料テーブルに準ずる高い手数料率)

ならばザラ場で取引したほうがコスパが高いのでは?

狙い目は8時45分以降寄り付き気配が前日引値を上回る銘柄の押し目買い

HFのショートは短期狙いが多い
寄りは損切りカバーが入るかもなのでスルーして最初の押し目を待つ

★おまけ(自社株買いトレード)

なにがなんでもショートしたい方は自社株買いが立会内で執行されている銘柄の開示確認(進捗)しながら最終局面を地道にショート
HFが良くやる手法

因みに自社株買いも証券会社経由で注文が出ています。

その証券会社の社員はフローが見えて不公平だ!なんて事はありません。

完全に情報隔離された部隊が秘密裏に市場で相場感関係なしに粛々とアルゴ使って買っています。手数料も払われますが強烈に安い💦

最近ではいろいろな手法を使うケースがあるようです。例えば期間VWAP保証取引で証券会社自己が儲かった時利益シェア

以上

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