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「ホロライブの配信ルール変更」を読む(追記)


 こんばんは、今回カバーからホロライブのデビュー、3Dデビュー時の配信ルールについて変更のお知らせがありました。

  今後は同じグループ所属の場合のみ、デビューと初回の3Dお披露目に関しては配信を重複させることを禁止、可能であれば同時視聴をタレント達にお願いする形へとルール変更を行います。
 ※グループとは「hololive」「hololive Indonesia」「hololive English」「HOLOSTARS」「HOLOSTARS English」「hololive DEV_IS」それぞれを指します。

 まず上記のとおり、今回の決定でホロライブは配信の重複(いわゆる同時間帯の被せ配信)禁止ルールの適用を同グループ内のみの適用とすることになりました。

 従来は、新しいタレントのデビューと初回の3Dお披露目に関しては、同時視聴を除き配信を重複させることを一律禁止しておりました。

 過去はこのようにプロダクション全体にこのルールが適用されていたのを今回改正してより良いルールに変更されたんですね、素晴らしい、良かった良かった……というと少し欺瞞があるでしょう。

失われた1年

 なぜなら従来は、と書いていますがこの一律禁止ルールは約一年前に新規制定されたもので、それまではグループ内のみの重複を禁じるルールでした。つまり今回の改正後の状態が本来の状態で一律禁止ルールにより変更されていた、というべきです。

 それもホロライブ内のJP,ID,ENについてはそういった事が自主的に行われるケースもあったり、ファン層の重なりも強く、そこへの不満はほぼありませんでした。そのためルール変更は主に集客が弱いホロスターズの保護、あわよくば客層の流入を期待してのこと、というのが当時からファンダムでは囁かれていました。

 時勢の変化という点では、昨今は初期のタレントデビュー当時と比べVTuberそのものが少なかった時代から、あらゆる地域や、ニーズに応える多数のVTuberが弊社タレントのみならず存在する時代へとなりました。
ホロライブプロダクション自身も大きくなり、さまざまな地域やファンの皆様に向けて活躍するタレントが増え、それにあわせてファンの皆様の需要も多様化しています。
今回、そういった状況の変化にあわせて一つのルールを改定したいと考えております。

 なのでこの部分はかなり体の良い言い草、というと角が立ちますが、この言い分通りであれば昨年のルール変更自体がそもそも時勢に反したものだったことになってしまいます。既にホロライブにJP,ID,ENの3グループが存在して50名近くを擁しており、スターズとのニーズ差に至っては考えるまでもないほどかけ離れていましたからね。  
 
 なので今年いよいよ多様性の高まりに即してルール変更、という体裁の文章は少々……。ただやってみて失敗だったので直します、も評価されるべきことなのでなんの効果のない、むしろ恩恵を蒙れるスターズにとってさえマイナスな施策だったとはいえ余りあれこれ言うのはやめておきましょう。こうしてズレていたものが正しい場所、あるべき形に戻るというのはいいことです。

 去年の年末ライブはクソみたいな色々な思惑を感じさせる要素がありましたが、今年はかなり軽減されてあるべき形への回帰を感じさせて少し安心感が戻ってきました。最近どうしてもカバーをつつきがちですが基本は応援しているのでこれからも頑張って欲しいです。今回の変更は素直に嬉しく、いい人が舵取りしてくれているのかなと今後に期待しています。


追記

 ふとおすすめ記事に来ているのを見て、随分いいねがついてるなと思ってチェックしたのですが、配信ルール変更の記事は「YAGOO誕生日祝い」「新スタジオに伴う3D配信日程のお詫び」などを抑え、カバー史上最高のいいねを記録したようです。

 カバーの記事コメント欄はしばらく前から利用不可になっていますがこの記事のコメントが開いていたらさぞ絶賛の声で満ちていたのではないかと思います。

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