見出し画像

二度目の御社最終面接大失敗談

今日は二度目の最終面接をした。去年第一志望だったところ。今年は対面で、はるばる名古屋まで行ってきた。

いじめみたいなもんだったな。第一声から、会うの2回目ですよね?って言われて。

そこから、去年採用しようかすごく悩んだんで覚えていますって言われて。理由をつらつらと述べられた。頭は良いし、部活にも一生懸命取り組んだ功績がある。急に坊主にしたり突飛な行動に出るが、働く上で上手く指導すればぐんと伸びる可能性がある。大器晩成型だと思う。しかし、話からは論理的思考が見られなかった。また、環境が合わなければ伸びない?だっけ、なんだっけ、忘れたけどダメ出しされた(自分に都合の悪いことは忘れる笑)。

あまり記憶がないけど、とにかく自分が言いたいことは全然言えなかった。なんか一方的に去年のダメ出しされて、今年一年何やってたんですか、具体的なスキルは身につけたりしたんですか、内定は持ってたんですか、なぜ辞退したんですか、とか就活の話ばっかり。自分の志望動機とか、ガクチカとか、中期経営企画とか、用意していたことは何も聞かれず言えなかった。涙ぐんで話してしまった。社員は苦笑していた。

もうダメだろうなと思った。終わってからも泣いていた。そしたらなんか社員が本社を案内してくれる機会があって、慰めてくれながらも解説してくれた。ずっと気分は落ちていた。どうせ落ちたんだろうなと思いながら社宅の良さとか聞いて、感動しているフリをしていた。今御社の良いこと聞かされたってどうしようもできねえよ。

心もズタボロで、靴もなんか壊れてて、足痛かったけどせっかくだから名古屋城を見て帰ろうと思った。500円入場料払ったのに工事中で中まで見れず、ただ工事しているところを長い道歩かされてなんの学びもなく終わった。唯一お土産屋の前にいたネコチャンはめちゃくちゃ可愛かったな。名古屋駅で矢場とんの味噌カツ丼を買って、コンビニでおにぎりと鯛焼き買って、食って、地元について、マックのチーズてりたまセット頼んで、お腹が苦しくなるまで食った。味なんてあまりわからなかった。家に帰って、寝た。

面接も失敗して、靴も壊れて、金も無駄にして、また一歩デブに近づいて、やらなきゃいけないことから逃げた1日。

人間って挫折を繰り返したら、虚無の域に達するのかもしれない。どうせ御社は私を落とすし、何もしたくない。家族にも合わせる顔がない。

辛くて悲しくて情けなくて、死にたくて消えたくて全てから解放されたくて。

相談できる相手もあまりいないから、自分で励ます言葉を考えてみる。今落ち込んでる自分を全力で励ますなら、本当に、まだまだチャンスがあるということを言いたい。御社以外に素晴らしい会社がたくさんあることは、これまで1年通して学んできた。御社なんて糞食らえだよ、就職浪人してまでも挑戦してきた就活生をあんなにボロクソいうなんて糞食らえだよ大した会社じゃない、所詮大したことない。自分はよく頑張った。逃げずにめげずに、よく頑張った。遅れずに名古屋まで行って、ちゃんと話せた。それだけで大合格だよ。

これからは、御社のことを忘れて、たくさん受けようね。まだまだ募集してる会社がたくさんあるから。大丈夫。大丈夫。私は絶対に活躍できるから。活躍できる人材だから。大丈夫。

目を瞑ったら、誰かが私を抱きしめてくれているような気がした。気がおかしくなったのかもしれないが、本当にそんな気がした。優しさに包まれて、泣いた。

ネットカフェのカウンターで、一人密かに泣く、夜。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?