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コントラバスを自宅で弾くには小心者には気が引ける。練習するには一工夫が必要、って話。


どうも。リーマンコントラバシストです。今回は自宅でコントラバスを弾く際のミュートのアイディアについて触れたいと思います。

困りますよね。悩みますよね。そう、アコースティック楽器の宿命としてバンドで鳴らすには音は小さいが家で弾くにはデカすぎる、というカルマ(業)があります。数世紀前の歴史的遺物なのでしょうがないのですが、この楽器を購入する最大のハードルの一つでは?少なくとも自分はそうでした。

かという私もウッドベースを始める前にエレキトリックアップライトと迷ったり、そのスケールに違いにも迷ってZeta(知ってる方はマニアック。エレキベースのスケールで弾けるエレキトリックアップライト)をうっかり買ったり。迷走にも程がある。

そんな紆余曲折を経ましたが結論で言うとコントラバス買っても以下の条件が揃えば大丈夫な可能性高いです。

・鉄筋コンクリートのマンション、もしくは一軒家に住む
・写真のようにがっつり自作ミュートを作って装備する

順に説明しましょう。そもそもウッドベースがうるさいのは空洞構造になっていて弦音が増幅されるからです。でも弦をスポンジでミュートしてはタッチがさっぱりわからず本末転倒です。なので①駒を限界まで震わさない程重くする②fホールからできるだけ音を出さない、の2点を達成すれば結構自宅練習はいけるのです。

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①は振動は重さで相殺されます。なのでお手製鉛とゴムを組み合わせた板(ラミネート組み合わせ方は適当でよし)をコマを挟みFクランプで止めます。Fクランプはたまにダイソーに、鉛やゴムはホームセンターに売っています。鉛で重みが増すので中々弦音はボディに伝わらず楽器も震えません。音に変わる振動が減るので外への音量が下がります。気をつけるのは重さです。重すぎると駒が動く心配があります。実際私の駒は動きませんでしたが精神衛生上良くありません。②Fホールのふさぎ方は毛布が一般的ですが空隙があるので難しいです。なのでモノタロウ等で防振マットを買います。それをあなたのコントラバス形状に合わせてカットし4枚くらい両面テープで固定します。最外層にはマイク吸音材を使うと凹凸があってシリコン紐の固定に便利です♪ニス変色防止のため透明シリコンチューブを買ってそれらをくるっと止めます。意外と固定できます。

まあ、そんなことをしていると音量がかなり下がります。なので自宅で弾いても大丈夫っぽいです。我がコントラバスは禿げやすいニスですが意外と変色していません。数日に1回は変色を確認していますが大丈夫。ただ複数の楽器で試していないので自己責任でお願いしますね。

駒ミュートの詳細はコチラ。

fホールミュートの詳細はコチラ。


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