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中学3年生の勉強 ~最後の夏を終えて~

県大会への出場をかけた郡総体が7月9日の土曜日、スポーツパークにて行われた。息子は800m予選から出場。
エントリーメンバーの中では、タイムはランキング3位だったので、実力通りの走りができればまったくもってOK。1週間前の通信陸上で紀三井寺の競技場でも800mを走って、県内の同レベルの選手たちとも負けない走りをしてきたので、期待はどんどん高まります。

タイムで言うと、前の2人は飛びぬけてて、息子とその次の子のタイムが1秒無いくらい。なので、ここが勝負所になるから、予選は余裕をもって走るけれど、決勝は前の2人にどこまでくらいつけるかで勝負が決まるからと父親からのアドバイス。

父親の分析によれば、息子は3000mから800mへの転向組。次の子ってのは、800mよりも400mが得意と言う感じだったので、800m決勝前に行われる400m決勝でその子が県大会出場を決めたら、800mでは勝負に挑まないと予想。なので、ほぼ、息子の県大会出場は確定的だとほくそ笑んでおりました。

案の定、予想通りの展開となり、予選は2組を余裕の2位通過。予選タイムも全体の3位につけ、父親のテンションも上がってきます。何を隠そう、私もこれだけ競技会のこととか書きながら、一度も郡大会を突破できたことがないんです。最後の夏の大会は800mを2分12秒で走りましたけれども、胸板の厚さ位の差で4位となり、県大会には行くことができませんでした。

なので、今回息子が最後の夏の大会で行ってくれるのなら、ほんと嬉しいと感慨深かったわけです。

決勝は午後3時00分スタート。仕事の合間に休憩時間をいただいて、父親はコースに向かいます。第4コーナーの辺りに陣取って、撮影を始めます。

選手が1人ずつ紹介され、息子も手を挙げて礼をします。世界陸上みたいな感じです。めちゃテンションあがりまくる~

そして、3時になると同時にスタートのピストルが放たれます。

息子は好スタート。一気に前2人にくっつきます。

400mをまわったあたりから実力差が出ます。前2人はさらにスピードアップ。息子は1週目ほどの速さはもうありませんが、4位と50mくらいの差をつけている。「もう大丈夫。」安定の3位だと思いました…

走り終わったところまで見て、急いで職場に戻ります。
最後の結果を見ることなく…

夕方 妻からのLINE「失格だったらしい。」

800mは最初のコーナー部分は自分のコースしか走ってはダメで、そんなこと800mをやってりゃ嫌って程知ってる話。それでも、最後の試合、気合を入れ過ぎて隣のレーンを踏んでしまったみたいで。

帰ってきてから息子は「失格だった」と言うてから2階に上がってしまったという。仕事を終えて帰ってくると、1階のリビングで息子はボーっとしている。

「悔しかったろう。いい走りだったよ。よく頑張った。」と話かけると、「うん。」としょげている。
「次どうするん。まだ走りを続けるん?」と訊くと、
「どうしようかな。」と悩み顔。
「駅伝まで頑張れよ。このまま終われやんやろ。」と言うと、
「まだ、走ってもいいんか?」と顔が少し明るくなる。
「もちろんや。駅伝大会が終わるまでは、クラブ優先でいい。」と言うと
「じゃあ、がんばる。」と言うて、
それでもまだなかなか眠りにつけなかったようだけど、彼の中で少しは整理がついたようです。

中学3年生の夏はクラブの総結集となり、それから受験に向かうというのが王道です。僕は自分の中学生時代は12月にあった県駅伝までは走ることを選択しました。むろん、勉強もやりながらだったけれども。僕は、できる限りは両立をさせていく方が、その後の自分の生き様にとって良い結果をもたらしていると思っています。

さて、夏休みに何を勉強するのかは、次のNOTEへまとめようと思います。

#中学3年生 #陸上部長距離 #最後の夏 #勉強

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