43歳の勉強 ~複住スタイル~

 今日は、『複住スタイル』の池田君にお誘いいただいて、こちらのイベントに参加させていただきました。本日に至るまでzoomってオンライン飲み会をするためにあるものだと思っていましたが、なんと、こんな使い方ができるんですね。いや、多分この使い方が正しいのでしょうが。

 そして、今日はzoomウェビナーという仕組みを使っていましたが、すごくいいですね。zoomなのでこちらの姿が映ると思い込んでいて、早くお風呂に入って、髪の毛をセットしてからログインしましたけど、こちら側は見えないし、こちらの音声も拾われない。じゃあ、まるっきり一方通行なセミナーなのかというと、こちらから手を挙げることもできるし、チャットやQAも送ることができるんです。だから、会場でセミナーを受けるよりも参加している感があるように思います。それに、発言者の声に集中できるし、ゆったりすることもできるし、とても楽です。クーラーの効いた部屋でイチジクの乗ったケーキをほおばりながら池田君のスライドを眺めつつセミナーに参加する、この時間は贅沢だなぁって思いました。

 今日は龍神に移住されてきている女性と東京に拠点を持ちながらパラレルキャリアを実現されている女性のトークを聞かせていただいて、リアルな話を聞きながら、自分がなぜ興味深くなったのかについて考えていました。

 もともと「多拠点」や「パラレルキャリア」って興味はあったのですが、いつ頃からか振り返ってみると、初めてそういう方とお会いして影響を受けたのは水中写真家の内山りゅうさんです。内山さんは東京生まれですが、この紀南のきれいな川に惚れ込んで、白浜にお住まいをされています。いわゆる2拠点で会社は東京で、自宅兼スタジオが白浜という形がかっこ良すぎました。これも東京と白浜が飛行機で約1時間で結ばれているからできたことなのです。

 今のお家ができるまでの間、住まわれていた隣の別荘を母親が掃除に行っていたことがきっかけでお知り合いになり、空港内で行った写真展のお手伝いをさせていただきました。まだ、僕が今の仕事に就く前のことです。その間には、内山さんご夫妻にここまでやってきた昔ばなしだったり、デジタルカメラとアナログカメラの違い、そして、もっとも興味深く聞かせていただいたのは、「ただきれいな写真は誰でも撮ることができるが、それをビジネスにできる方法を知っているかどうかが一番大事なんだ」っていうことば。プロってこういうことなんやーと強くその言葉を心に刻んだのを思い出しました。

 その後も、いろんな方に出会いました。やはり白浜という土地の属性なのでしょうか、現役で2拠点の方や1つ目の仕事をリタイヤして新しい生活を始めている方などに会う機会が多かったように思います。そして、自分の血肉にしていったと思います。

 いろんな職種の方がいらして、漆器会社の方、リクルートOBの方、証券マンからの個人デイトレーダー、温泉の達人、製薬会社の方、税理士などなどとても魅力的な話をたくさん聞くことができました。僕の20代後半はほんとに環境に恵まれていましたが、その若さゆえに自分の仕事に対する迷いもあったように思います。

 今日の話でもありましたけれど、『複住スタイル』ってのは必ずしも2カ所に家を持つとか、完全に移住してしまうとかではなくて、そうしたライフスタイルを実生活に取り入れることが大事なんだということが、とてもしっくりきています。今は、畑仕事に精を出したり、勉強にいそしんだり、白良浜を走ったりして自分のライフスタイルを満喫しています。

#43歳の勉強 #複住スタイル #多拠点 #パラレルキャリア

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?