【フラッグシップ直前】真夏のどすこいレッド講習
こんにちは。ロボ猫ふらみーです。
先日はどすこいレッドの記事をご覧いただきありがとうございます。
自分で読み返して気づいたけど、デッキの使い方、各デッキへの立ち回り方、後手でのキープ基準、どすこいレッドを相手にしたときの考え方等々、「どうやったらもっとうまく使えるのか」という点にほとんど触れていませんでした。
というわけで、今回はそのあたりを盛り込んだ専門的な内容になります。
この記事を特にオススメするのは、
1「シャンクス4枚買った!どすこいレッドからもう後戻りできない!」と、値上がり出したシャンクス株に手を出した方
2「もうちょっとどすこいで勝てる気がするのにどうして負けたのだろう?」と伸び悩んでいる方
3「どすこいレッドを倒して優勝したい」と週末に向けて練習している方
です。
1 基本的な立ち回り
まずは基本的な先手の動きと後手の動きをお伝えします。
1-1 先手の動き
じゃんけんの練習を積み重ね、幸運にも先手をとったあなた。もう安心してください。先手は考えることはほとんどありません。
まずは理想の動きを覚えましょう。
1ターン目チョッパー(なければナミで足りないカードを連れてくる)
2ターン目ルフィがアタックしてからニコ・ロビン(なければバルトロメオ、レッドホーク構えなどで妥協)
3ターン目5コスルフィ
4ターン目6コスルフィ(ジェットピストルで盤面処理+αでもOK)
5ターン目シャンクス
2ターン目にニコ・ロビンを出す前にアタックするのは、どのデッキ相手でも約8%の確率でトリガーを踏んづけて大惨事になるのを防ぐためです。
赤のジェットピストル、緑のレスト、青のバウンス、紫のフーズ・フー。先行2ターン目にこれらが突き刺さると、挽回するのは厳しくなります。
「たった8%にビビるの?」
交流会みたいに3試合しかなければいいですが、あなたが優勝を目指すフラッグシップでは最長5回戦。5連続でトリガーを踏まずにすむ確率となると、約65%にまで下がります。
危ない橋を渡るとしたら、格上相手、苦手デッキ対面、直感を感じ取ったとき、おばあちゃんを三人助けた後などに絞った方がいいでしょう。
さて、手札選択で理想の動きすべてができるものは稀ですが、
「3ターン目にルフィが出せる」
「序盤ちゃんと動けて5ターン目にシャンクスが出せる」
「ナミで探しに行ける」
このあたりが現実的なキープ基準になります。
先手では、こちらから攻撃を仕掛けていき、速攻キャラを叩きつけていって、相手に「処理できますか?」と難題を出し続ける流れになるのです。
がむしゃらに殴るだけなく、タメを作ることも覚えましょう。コツコツ殴って各個撃破されるのは最悪の展開です。タメて足並みを揃えて殴れるようになればあなたも手練れです。
ブロッカーやカウンターが十分になり先手3ターン目に5コスルフィを殴らせるのは危険なので慎重に。相手が緑キッドならば、後手3ターン目には8000アタック×2。もしくは、11000パワーでルフィを殴り飛ばすことができます。
あなたがチョッパー→バルトロメオとブロッカーを2体出しているなら問答無用で殴れます。チョッパーたちを身代わりに次のターンもアタック。ブロッカーが1体だけなら行くかどうかは五分五分です。イゾウでブロッカーを寝かせて、8000パンチ。猫マムシなら9000パンチ。これに耐えられる2000カウンターを2枚握りしめているなら突っ込ませましょう。
これらの条件を満たせずに殴るのは、「対戦相手が下手くそなのに50万円賭けている」のと同じです。金持ちの道楽だね。一方で、シャンクスなら何も考えずにアタックに行かせましょう。終盤の緑キッドだと12000点アタック2回でシャンクスが落とされることもよくありますが、相手は終盤の貴重な10ドンすべてを処理に使ってくれるのです。つまり、シャンクスは仮に除去されたとしても、
「追加のターンを得る。相手に1ダメージorトラファルガーロー破壊or手札から6000カウンター分使用」
というとんでもない仕事をしてくれることになります。試合終盤ともなれば、出し切れずに抱えている他の速攻なり、2枚目以降のシャンクスなどもいるでしょう。いなければ、ナミやシャボンディで探しに行きましょう。それでも引けなければ、場のナミやブロッカーにドンをいっぱいつけて殴れば事足ります。
1-2 後手の立ち回り
上から順番に叩きつけていくだけで勝てていることがある先手に対して、後手ではちゃんとワンピースカードゲームを考えないといけなくなります。
理想の動きを一緒に考えてみましょう。
1ターン目バルトロメオ(なければナミ&チョッパー、もしくはどちらか一方。どちらもなければレッドホークもしくはエアホーク)
2ターン目ニコ・ロビン&チョッパーかナミ(なければ2ドン使いつつレッドホーク。お菊やニコロビンを相手が出してきた場合はジェットピストルで処理)
3ターン目5コスルフィ
4ターン目6コスルフィ
5ターン目シャンクス
こんな動きができたらいいな、というものですが、後手では往々にして処理が求められるので、やりたいことが後回しになりがちです。ただし、相手が毎ターン脅威を押し込み続けるのに付き合っているだけでは絶対に勝てなくなります。どこかで反撃しないといけません。
後手で大事な考え方は、「2ターン目はジェットピストルで捌くとして、それ以降はなるべく速攻キャラで殴って処理する」です。
具体的に言うと、5コスルフィで相手のトラファルガーローなりお菊を倒して、相手にはこちらの5ルフィの処理を要求する。そして、相手の攻撃をチョッパーやカウンターで守り切る。こういった動きをどこかで一回でも決められるか。これが勝敗を分けるポイントとなります。
序盤は淡々とブロッカーを並べるだけでも、逆転への布石となります。
もっともバルトロメオをプレイするときに何度も対戦相手にカードテキストを確認されたり、「なんでサンジやビビじゃないんだ?」と心の声が聞こえたりしたことには一度や二度ではありません。
ここから9月末追記内容です。ジェットピストルを当てたい的ナンバーワンに躍り出たのがバジルホーキンスです。後手2でお菊に当てるのが最善手ではないことも出てきました。つまり、お菊くらいなら一呼吸置いて、殴って倒せないかを考えることが大事なプレイングになりました。
2 どすこいレッド最新版
どすこいレッド最新形態をお伝えします(8月時点)。もし自分が今週末どすこいレッドで出るならこのレシピで行きます!(筆者注:9/29時点でオススメのアップデート版は末尾で紹介しています!)
フラッグシップからの変更は6枚。シャボンディを2枚減らしてチュートリアルのコビーとベックマンを1枚ずつ。2000カウンターがゴードン→Vジャンプルフィ(なければウソップでもゴードンのままでもOK)
2000カウンターの面々はなるべく場に出したくないのですが、いざというときにはためらわず出しましょう。
・お玉は通称「お玉ピストル」を決めなきゃいけない場面。
・サンジは手札が死んでいる場面。
・Vジャンルフィは消耗戦の果てに最後の1点を狙う場面。あとは先手2ターン目やむを得ないとき。
お玉ピストルは本当に仕方ないとしても、できればこんな非常事態は来てほしくない。特にサンジを盤面に出した時の勝率は25%下がります。こうならないように、試合前には神社に行くなり、部屋のお掃除なりで念には念を入れましょう。
チュートリアルから新しく採用された方々を紹介します。
・コビー
先手2ターン目に出すのは弱いけど、ブロッカーを並べて速攻で殴るコンセプトにはあっているから及第点。トリガーからうっかりめくれた時に、相手の詰み計算を狂わせます。レッドホーク2枚だけじゃ足りなかったので、大会当日が「あなたの日」であれば当然ご都合主義で駆けつけてくれます。
・ベン・ベックマン
ミラーマッチ最終兵器。でかいのは倒せないんだ。一緒に大きなお体でどすこい!
「もっと劇的に変わると思ったのに!」
と、残念がる声も聞こえますが、そんなあなたに大事なことをお伝えしましょう。実績のあるデッキを調整するときには1-2枚ずつの変更から試していきます。「一気に10枚変えた!」というのはとても危険です。どすこいレッドの最初の記事でも触れましたが、DNAで言うと、10枚の変更は一致率80%。つまり、人間と犬の差になります。1-2枚の変更でも一致率は96-98%。人間とゴリラくらいの差になっているんだと理解しましょう。
この程度の最低限の変更にとどまったのは、大きく入れ替えると、すでに勝てる相手に対しての勝率が下がったからです。既存顧客を失うのはビジネスでもっともやってはいけないことの一つです。お客様は勝たせてくれる大事な神様です。
Vジャンルフィとコビーで、ニコ・ロビンしかいなかった先手2ターン目の動きを埋めつつ、ベックマンでミラーに差をつけるというのが今週末どすこいで勝ちに行く回答となりました。
もし引きや徳に自信があるならば、シャボンディをさらに減らして思い思いのカードを入れる構築もありです。
ここからは有料エキシビジョン。各マッチアップ用の、もっと細かくて眼鏡をクイクイさせるオタクトークコーナーになります。
「シャンクス株高値で掴んだからさらにアゲにいかないと」
「シリアルルフィに1%でも近づきたい」
こんな方々にオススメします。
シャンクス株は筆者も仕込めませんでした。シャンクスを追加で買う前に優勝記事出しちゃったからね!「ゾロを600円で売ってた人やお店はボランティア」と言いましたが、何なら1000円で売りさばいたのでボランティア精神にあまり変わりはありません。
シャンクスをさらに爆アゲさせるためなら500円の投資は微々たる経費。
シリアルルフィをガチで取りに行く方にとっても、500円はケチったらダメなところになります。筆者も他の方の有料noteは全力で喜んで買い込んでました。500円が50万になったら株やってる人たちもびっくり。仮に決勝で負けてチョッパーだったとしても約80倍の投資効率です。そこらの機関投資家なんて目じゃないレベルです。
3 どすこいレッドマッチアップガイド
ここからはどすこいレッドで後手を渡されたときの、各マッチアップごとの流れを書きます。先手は無料部分でお伝えしたように、誰相手でも脅威を叩きつけて、目の前の人が力尽きるのを見届ける流れになります。
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