見出し画像

【チャンピオンシップ】カイドウ世界制覇

こんにちは。ロボ猫ふらみーです。
チャンピオンシップやマッチングバトルお疲れ様でした!
筆者はマッチングバトル&物販担当。並んだ!

物販!

あと、祝勝会も担当!チームメイトあーる氏の四皇祝い。お肉!戦わずして食べるお肉はおいしいのだ。

祝勝会!

宴や祭を楽しんだ僕らには、現実の日々が待っています。そう、スタンダードバトルでのフランキー狩りです。時価総額4万円。フランキーをかき集めるべく、一緒に勉強しましょう!大きいイベントでテンションが高まっているこの瞬間がもっとも力がつく時です。祭の余韻に浸っているライバルたちに差をつけよう!
さて、優勝したら4万円。優勝できなくても、じゃんけんに勝てば4万円。こんな高額がかかったじゃんけんは筆者も人生で経験したことがありません。せいぜい「負けたらハーゲンダッツを奢る」レベルです。

優勝&じゃんけん制覇

高額じゃんけんにはコツがあります。冒頭で書くには刺激が強いので、エキシビションでこっそり秘伝をお伝えします。

1 サーモン氏紫カイドウ

では、本題に入ります。
まずはチャンピオンシップを制覇したのは紫カイドウ。

サーモン氏の紫カイドウです。まず目を引くのは、ブロッカー16体と重厚な防御陣です。緑キッドの対紫奥義の1つに「7000で殴り続ける」があります。展開するのは最低限のブロッカー、ボニー、モモの助、お菊。あとは全部顔面攻撃。某進研ゼミで習っていないと困るやつです。
この7000連撃戦法を咎めるのに効果的なのがブロッカーの群れです。どんなにデカイ攻撃も2ドンで止められてはたまったものじゃない。
代わりに採用枚数を減らしたのは2000カウンターです。一時期は16枚も採用されていましたが、6000アタックをほとんどされなくなった現状では、わずか8枚にとどめられています。
次に注目されるのがうるティです。2コスの方。

いぶし銀の活躍

先手2ターン目には鬼ヶ島を配備したいものの、所詮4枚。せいぜい40%の確率でしか願いは叶いません。ブロッカーでお茶を濁して6000アタックはちょっとパワー不足。そこで白羽の矢が立ったのがうるティでした。
3000とパワー不足ではありますが、スキを見て一度でも2ドンつけて殴れれば十分です。
ドンつける余裕ある?
実は最近のカイドウはドン余りという事態が起こりがちなのです。
先手で鬼ヶ島もしくはうるていを出せた場合、
使えるドン数は、1→3→6→8or9→10となります。
後手の場合、2→4→7→9or10となります。
重要なのは、10ドン貯まる1ターン前です。10ドン貯まったターンには、10カイドウですべてをKOする選択肢があります。そのため、自分のキャラへの被害を抑えるため、展開を控え目にしたいのです。
例えば、8ドン使えるターンであれば、2ドンをリーダーにつける。うるティに2ドンをつける。ブロッカーに2ドン。雷鳴八卦に2ドン。こんな感じのドン分配が理想です。
そんな控え目な動きだと、10カイドウバレバレじゃない?
こういった疑問は、筆者もかつて抱いていました。キャラを出してこないなら、
次のターンに10カイドウ出されるんだから、展開しなければ被害が抑えられる
これが対10カイドウの答え・・・には残念ながらなりません。

10カイドウには、「能力を使わずに出す」選択肢があります。10カイドウを警戒して展開してこない相手に対しては、10コスカイドウをそのまま出すことで圧倒的優位な盤面を作ることができます。被害を抑えようとした相手の思惑が崩れ落ちます。
かと言って、展開していくと、10カイドウのKOが当然突き刺さります。
つまり、紫カイドウの強さの根源は、10カイドウをちらつかせられる点にあります。
この点に注目して、もう一度サーモン氏のレシピを見てみましょう。

こっちもとってもやっかい

3枚採用されている9カイドウ。10カイドウばかり意識してプレイしていると、とんでもない突き刺さり方をします。
10カイドウで壊滅させられるのは嫌だから、ちょっとだけ展開しよう
折衷案を選んだ相手の心をへし折るのが9カイドウです。カイドウ側が有利な盤面をさらに有利にします。

でかい!

10カイドウを叩きつけるまでの中堅どころとして採用されているのが福ロクジュです。とにかくでかい。後手なら何事もなく3ターン目に登場します。先手なら鬼ヶ島&うるティのサポートから3ターン目にやってきます。
福ロクジュが暴れまわり、やっとの思いで処理したところで、もう10カイドウの出番。処理しないと、延々と8000が攻撃し続け、ライフが持たない。理不尽な選択肢を押し付ける強みがあります。

まとめると、
・10カイドウの存在感で相手に選択を迷わせる。
・ドン加速からキングや福ロクジュが暴れまわる。
・余ったドンで雷鳴八卦を構えて、10カイドウの巻き添えを控え目にする
これらが紫カイドウの勝ちパターンとなります。
これからのスタバで間違いなく何度も出会うことになるデッキなので、使う側に回るとしても、使われる側になるとしても、しっかり中身を覚えて戦いに備えましょう。

2 まーぼー氏赤ルフィ

惜しくも優勝を逃したものの、準優勝と強さを遺憾なく見せつけたのが、まーぼー氏の赤ルフィです。

ブロッカーで速攻キャラを守り、殴り続けることで素早く勝利にたどり着きます。

注目すべき採用カードはトラファルガー・ロー。相手の5000以下キャラをニコ・ロビンの射程圏内にします。それだけでなく、7キッドや8キッドをジェットピストルで撃ち落せるようにする技もあります。
従来のどすこいレッドや赤系統のデッキは、「お玉ピストル」と呼ばれる大技で7-8キッドを落としていました。でも、2000カウンターと除去合計2枚を支払うので、決して勝利貢献度が高い組み合わせではありませんでした。2枚失うことで、そのまま押し込まれる試合展開も多々あったのです。
7-8キッドに対して、新たに「ローピストル」が組み込まれることで、緑キッドへの殺意がさらに高まりました。お玉は盤面に出ても脅威になりませんが、このローはキッドを蹴散らした後に相手リーダーに襲い掛かります。
キッドの牙城を崩したカードなので、まだ持っていない方はひっそり集めていきましょう。筆者もこれから集めます!

ついに抜けた

そして、赤いデッキの定番が見当たりません。ついにレッドホークが抜けたのです。
2ドン構えるくらいなら2ドンつけて殴った方がいい
赤ルフィはそもそもドンが余らない。かつかつ!
構えることを諦め、攻撃力を増しています。

このデッキも間違いなく流行るので、レシピはしっかり覚えましょう。
レッドホークが入っていない!」というのは超重要情報です。あなたのブロッカーがちゃんと仕事してくれます。もちろんエアホークにビビらされる局面はあるでしょうし、そもそもデッキリスト非公開の戦いばかりなので、確信をもって殴れる場面は限られます。
しかし、
2位のデッキにレッドホークはない
優秀なデッキはそのまま完コピされる
これらを覚えておけば、勝負所で一気に勝利を手繰り寄せることになります。

まとめ
・7-8キッドにはお玉ピストルに加えてローピストルまで突き刺さる
・ロー&ロビンコンボも強烈!
・6ルフィ→3ゾロ(筆者的には悲しいけど、勝ってるレシピは大正義!)

3 あーる氏緑キッド

ベスト4は我らがチームメイトあーる氏の緑キッドです。
ふらみどりを進化させた後継機で、四皇まで駆け抜けました。

シャチが相方のペンギン抜きで採用されています。ペンギンだけ引いたら弱すぎて発狂するけど、シャチならブロッカーとして最低限仕事はするし、いざとなれば1ドンついて殴り込みに行けます。

ミラーマッチ最強兵器

ふらみどりでは2枚程度の採用にとどまっていましたが、環境は確実に変化していました。世界はあまりにもグリーンオーシャンだったのです。
グリーンオーシャンを泳ぎきる上で必須パーツとなったのがバジル・ホーキンスです。
・寝転んでいる8キッドを2回殴りに行く
・ブロッカーを実質貫通
8キッドの天下に待ったをかけた彼はいつしか4枚フル装備となりました。
ちなみに、出して次のターンに雑に殴りに行くかは慎重に判断しましょう。ほとんどの場合、「立ったまま相手ににらみを利かせる」ことがメインの仕事になります。バジル・ホーキンスが相手の攻撃をけん制して、その間にリーダーがどんどん殴る。もし相手が我慢できずに殴ってきたら、ホーキンスの虐殺劇を始めましょう。

うまい人に効かない

新しいカードを入れると、何かを抜かなければいけません。
強い相手にはまず効かない
必須パーツと思われていたドレークにメスが入りました。少しずつ数を減らしていき、いつしか0枚採用となりました。「お菊で寝かせてドレークで打ち取る」こんなコンボもありましたが、悠長過ぎました。
強い人と何回も当たる大会では、「相手の習熟度で強さが左右されるカードは望ましくない」と判断されたのです。上級者同士の戦いでは、お菊がすぐに殴ってくることがないし、4コストでちょうどいい感じに寝てる獲物なんていないのです。道に迷っているおばあちゃん並みにレアなのです。
もちろんこのあたりの判断は地域差や普段の大会参加者のレベルや対戦数にも左右されます。強い奴らが待っている大会では減らして、そうでなければ増やすといった微調整が物を言うことになります。

エキシビジョン

今回のエキシビジョンで取り上げる内容は2つあります。
1つ目は、じゃんけん大会攻略法です。20人以上のじゃんけん大会を乗り越えた筆者の体験談をもとに、これから一週間程度のメタを読み切ります。
4万円がかかっている。じゃんけんの練習を侮ってはいけません。

2つ目は、コミュニティについてです。最初はトップ32から面白いデッキを取り上げていこうと思ったけど、最先端のデッキを追いかけるよりももっと大事なことがある。それは普段の練習環境。学習環境
ワンピカードはとっても面白くて素敵なコンテンツだけど、365日24時間を注ぎ込めるものではないんだ。
僕たちには仕事がある。人によっては家庭もあるし、家事や子育てもある。
たかがゲームや趣味でしかないかもしれないし、大事なイベントかもしれない。
あなたにとってワンピカードがどんな位置づけであったとしても、せっかくやるからには「効率よく成果を出す」方がうれしいことに違いはないのです。
あなたが「プロワンピプレイヤー」とか、「ワンピカードでご飯を食べている」というなら話は違うけど、趣味としてやっているなら、余計な遠回りはほどほどにしてほしい。
人の力を借りよう。人に頼ろう。海賊団の話から僕たちが学ぶことはいっぱいある。「コミュニティの力」がそのまま大規模大会でも勝敗に直結する。
というわけで、筆者が属する「Zの一族」を事例に挙げながら、コミュニティ論を一緒に考えていこう。
幸いにも大規模な大会や次のフラッグシップまで時間はある。普段の環境やコミュニティに意識を向けるのにもちょうどいい時間だ。

エキシビジョン1 じゃんけん大会攻略

じゃんけんは何を出しても勝率33%
数学の確率論を覚えている人はそう言うだろう。そんなアホなことはない。「学者とか先生という類の人の話を真に受けない」。これだけであなたの人生は150倍豊かになる。約束しよう。
得てして学者や先生といった人種はほとんどお金を賭けたことがない。
お金や高額な物がかかった瞬間、確率は無意味と化す
この原則を覚えてほしい。もし疑問に思うなら、友達や家族とハーゲンダッツをかけてじゃんけんしてみよう。当然負けた方が相手の分もおごる。
このルールでいつもどおり迷わずじゃんけんできるだろうか。

何かがかかって緊張すると、人の手の動きは極端に悪くなる。簡単に言うと、右手を左手で思い切り握られた状態でじゃんけんするイメージになる。右手を縛られたり、握られていたりすると思い通りに手を動かせない。
そう、手が固まってしまうんだ。つまり、緊張感のあるじゃんけんの場でもっとも出される手はグー。次点がパー。もっとも出しにくいのがチョキ。これが基本原則となる。
ただし、ハーゲンダッツで緊張しない相手には当てはまらないし、時価総額4万円のフランキーに動じない猛者やお金持ち相手にもこの法則は効かない。

さて、店舗のじゃんけん大会というレギュレーションに目を向けよう。多くの店舗では、主催者さんとの多人数じゃんけんという形がとられる。初手に関しては、見た目が左右する。
・おおらかな人であれば、パーが最多。次点がグー。
・緊張して不慣れな人であれば、手の動きが悪くなってグー。
・頭よさそうでキレキレ系の人なら、緊張に動じずチョキ。
これらだけで先生たちが言う33%の壁は超えられる。筆者の多人数じゃんけん勝率は44%程度ある。毎回初戦で負けてる人はよく店員さんを見るところから始めてほしい。

次に大事なのは2手目。

ここから先は

5,101字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?