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保育士試験に合格し、「旧姓併記」を選択しました。

令和3年度後期で、保育士試験に合格しました。

▼合格までの奮闘記は、こちらから。

わたしは、「保育士証」を発行してもらう際、日数も手数料も手間もかかるけれど、あえて、旧姓併記にしました。

それは、旧姓にアイデンティティがあることと、がんばって取得した保育士という資格を証明する証書において、旧姓併記をすることで、わたしの思いが少しでも主張できたらとも考えたからです。

保育士証への旧姓併記を考えている方のために、手続きや流れを書き残すことで参考にしてもらえたら、と思って、このnoteを書きました。

あとは、面倒臭いんだねぇ…ということの共有がしたかった気持ちもあります。
結局、今は、いろんな方面において、姓を変えた側だけが、この面倒臭さを引き受けている状況です。
面倒“だったこと”にかけた時間と手間は、泡のように消えてしまいますが、そのことを、書き残し、「面倒だ」と、主張することが大事だと考えています。

主張の先に、選択的夫婦別姓の早期実現を願って。

それでは、時系列で書いていきます。


まず、わたしは、合格通知が届くまで、保育士登録の手引きを取り寄せることはしませんでした。
SNSなどを見ていると、願掛けの意味も込めて、取り寄せることができる時期になったら、合格通知を待たずに保育士登録の手引きを取り寄せている方もいるようでしたが、わたしはそれはしませんでした。

だって…そこまでして落ちていたら悲しいからです!苦笑

※その他、後期試験の受験者で、年度開始の4月から働きたいなどの理由で、職場に早めに保育士証を提出する必要がある方などは、合格通知が届くより先に手引きを取り寄せるそうです。


2022年1月13日 保育士試験合格通知書が届いた!

やったー!!!
やっと合格できたうれしさに浸ってぼーっとしていて、いつ取り寄せの手続きをしたのか、記憶が定かではないのですが…(すみません)とにかく、書類を取り寄せる手続きをしました。

2022年1月20日 まずは戸籍に関する証明書を手元に用意するための手続き

「保育士登録の手引き」到着。思ったよりすぐに届いたな、という印象でした。
手引きを改めて読み、旧姓併記できる旨を再確認。旧姓併記を決めました。(※令和2年度から旧姓併記ができるようになったようです。まだはじまったばかりですね。)

「戸籍に関する証明書」が必要とのことで、書類をオンライン申請だ〜!っと思ったら…。
今住んでいる市町村に本籍はないため、オンライン申請ができませんでした…(涙)

まずは、戸籍に関する証明書を手元に用意するための手続きが必要となりました。

①用紙をダウンロード、コンビニ印刷、そして、記入。:10円
②交付手数料を郵便局にて納付。:450円
③返信用封筒の記入、準備。:84円
④そして、1〜3を入れて、郵送。:84円

旧姓併記をしたから余分にかかっている部分です。

2022年1月26日 やっと「戸籍に関する証明書を手元に用意するための書類」を提出

こういう手続き系がニガテなのもありますが、とにかく、ここを調べたり、聞いたり、書いたり…が面倒臭く、やっと、①〜④を経て、まずは、戸籍に関する証明書を手元に用意するための手続きを終えました。

2022年2月1日 戸籍個人事項証明、到着。

2022年2月3日 やっと保育士証発行の手続き…!

・保育士証を発行するために必要な金額、4,200円を支払う。(これはみんな共通です)
・簡易書留で送らなければならないので、+440円。

わたしは急いでいなかったため、全部を普通郵便で対応しましたが、急いでいる方は、速達のための料金が、ここで別にかかります。

旧姓併記を希望し、かつ急いでいる場合は、
・戸籍に関する証明書を希望するための書類送付
・また、戸籍に関する証明書を送ってもらうための封筒の
上記の他に2回、速達にする必要があります

【結果】

旧姓併記を希望したわたしは、旧姓併記をしない場合より、628円余計にかかり、約2週間余計にかかりました


【最後に…】

たった628円、たった2週間…と思いますか?

それは、この手続きを、あなたがすることになっても、そう思えるでしょうか?

何の必要があって、結婚をすると、片方の姓を名乗らなければならないのでしょうか。
しかも多くは、まだまだ女性に比重が寄っているし、そもそも男女しか婚姻関係になれないって……ごにょごにょ…(話長くなるので、ここでは割愛しますが)

「したい人は別姓にすればいい」だけのことが、なぜ、全然達成できずにいつのでしょうか・・・。

あああ、ホントにホントに…早期に選択的夫婦別姓が実現されることを願っています。

そして、旧姓併記をする方を心から応援しております。(その手続きの一助となれれば幸いです!)

面倒だし、余計にお金も時間もかかるけれど、せっかく手に入れた大事な資格証ですもんね。

“らしさ”が少しでも反映された証になりますように。

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